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書き出し用__アステリアの鎖

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休載してしまった小説をぼちぼちとかきあげるマガジン。 最終的には加筆修正バージョンをのこして、作業用の小話は消す予定です。
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記事一覧

アステリアの鎖_あとがき(書き出し用)

 ここまで、アステリアの鎖を読んでいただいてありがとうございます。  この話を書くきっか…

書き出し_休載小説の話をなんとか終わらせよう_アステリアの鎖 500

「それでは、今後もごひいきに!」  護衛として観光業者に変装した、ファウストとプルートス…

書き出し_休載小説の話をなんとか終わらせよう_アステリアの鎖 499

 第二世界に新たな秩序されるも、人々はそれを忘却していた。  世界を生み直した少女は、友…

書き出し_休載小説の話をなんとか終わらせよう_アステリアの鎖 498

「――」  黒い翼を広げて、ティアは空を飛ぶ。  暗黒種である同胞たちは、かわいらしい末…

書き出し_休載小説の話をなんとか終わらせよう_アステリアの鎖 497

「これにて殺世界事件は一件落着だな」  上位世界でプルートスが満足げにつぶやいた。  滝…

【マルチ投稿】アステリアの鎖_第四十話【繰糸】

――数時間前。  あぁ、世界が燃える。  バルコニーから平和な街を一望していた男が、燃え…

書き出し_休載小説の話をなんとか終わらせよう_アステリアの鎖 496

――王家の墓、オリーブ園にて。  デオンは墓場を歩き、今日まで積み上げてきた失敗作たちの棺に黙祷する。 「なぜ、遺髪をオリーブの枝に括り付ける弔い方にしたのですか?」 「因果律の調整みたいなものだよ。新天地で俺達では手に負えない、未知の生物や植物が発生しないように、この場所のこの位置で生きた証という名の情報を保管していたんだ。それがようやく花開く――」  デオンは隠し持っていたナイフで自身の髪を切り、地面にばらまいた。 【マスターコード認証。転移魔法陣を起動します】

書き出し_休載小説の話をなんとか終わらせよう_アステリアの鎖 495

――あぁ、救わなければ。  神に浸透するのは呪い。二つの次元を継ぎはぎして、人類が移住を…

書き出し_休載小説の話をなんとか終わらせよう_アステリアの鎖 494

 種神が悲鳴をあげた。痛みの悲鳴ではなく、怨嗟の悲鳴でもなく、歓喜の、ようやく終わること…

書き出し_休載小説の話をなんとか終わらせよう_アステリアの鎖 493

「唸れ! 【次元刀(じげんとう)】――白光千波(リュミエール・ブランシュ・ミル・ヴァーグ…

書き出し_休載小説の話をなんとか終わらせよう_アステリアの鎖 492

 デオンの言い回しには、諦めと嫌悪がにじみ出ていた。彼がここまで生きてこれたのは、意固地…

書き出し_休載小説の話をなんとか終わらせよう_アステリアの鎖 491

「たぶん、僕たちはこの世界で生まれたわけじゃないから、君たちのように種神に対して、絶対的…

書き出し_休載小説の話をなんとか終わらせよう_アステリアの鎖 490

「…………」  頭上に影が差すが、三人は気づかない振りをする。  振り返ったら最後、まと…

書き出し_休載小説の話をなんとか終わらせよう_アステリアの鎖 489

「おい! 話が脱線しているぞ」  ファウストが鋭い声で指摘すると、ジンはぼりぼりと頭を掻いた。「あぁ、ごめん、千年近くも一人だったから、会話のテンポがおかしくなっているんだ」と詫び「結論から言うと、暗黒種は進化ではなく【退化】を望んでいるんだ。わざと弱体化して進化の伸びしろを無理矢理作ろうとしている……種神は、そんな暗黒種の事情なんて感知していない、自分を楽しませるためにぶち込んだ凶悪生物が、自分の望んだとおりに暴れてくれないって感じさ」 「あー、なんだ? 種神はガキなのか