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ServiceNowは導入したけど…Part2

「ServiceNowを導入したけど・・・うまく活用できていないんだよね」

こういったご相談が最近多いなぁと感じています。

もちろん、お客様によって状況は全くことなるのですが、共通点が1つだけあります・・・ということで以下のNoteを先日書きました。

・・・すみません。実はもう1つあります。笑

それは、「サイロが打破できていない」ことです。

以前、ServiceNow World Forun Tokyoの感想で紹介したこちらのスライドですが、ServiceNowを活用する目的の1つにサイロの打破があります。

サイロといっても、ServiceNowで扱うシステム(データ)だけではダメで、業務と人・組織のサイロを打破して初めて価値共創が可能となります。(それを束ねるのが戦略なわけですが、それは前回のNotesで書きましたので省略)

特に、不足しているのが「人・組織」の視点で、組織横断的に部門を繋ぐようなサービス統合を担う組織(サービスインテグレータ―)が不在(または役割が曖昧)であったり、各部門のカルチャーをそのまま引きずって相変わらず壁を作っているような状況が該当します。

ServiceNowがDX推進におけるPlatform of Platformであると宣言している通り、その成功には、組織変革や業務変革が必須となります。ただ、どうしても(単なる)ツール導入のような文脈から入るケースが多く、プロセスが標準化され、ツールが統一され・・・だけど本質的な行動は変わらず、協力もされず、サイロはサイロのまま・・・という状況に陥りがちです。

ただ、現状を悲観する必要はありません。

私の個人的な考えとしては、前提としてまずサイロは必要だし、なくすことはできないと考えています。

なぜなら、VUCA時代において、専門性を持つことは必須だし、むしろ世の中の流れとしてサイロ化が加速化していると思っています。実際、ServiceNowでもローコード開発できたりしますし、専門モジュールも追加されていますしね。

その一方で、価値の共創もこれまでになく重要となっていて、サイロ化を許容しつつ、サイロ化を打破する(共創できる仕組み作り)ことが求められているのです。

なので、結局はどうそのバランスを取るか、その最適解を探っていく(テーラーメイドする)しかありません。

それを今からやれば良いのです。

そのアプローチについては、各組織で最適なやり方を試行する必要がありますが、ゼロから考える必要はありません。

例えば、文化のサイロを打ち破るために、ITIL4の従うべき原則が参考になります。また、組織横断的な仕組みを作るには、SIAMのSI(サービスインテグレータ)という考え方が参考なります。また、デジタル時代に対する向き合い方をコンセプトとして全体俯瞰的に捉えたい場合は、VeriSMが参考になります。

ぜひお時間ある時に、以下についてもご参照頂ければ幸いです。

本日は以上です。ありがとうございます。

以下はおまけです。笑


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