【本音で語る】 子育てと介護の仕事を両立するには、どうすれば良い?
介護の仕事をしていると「子育てしながら仕事を続けることができるのか」と考えること、ありますよね。
この記事では、子育てと介護の仕事を両立することは可能なのか。またその方法についてお伝えしていきます。
結論。 両立は難しい。
どの職種でもそうですが、子育てと仕事の両立は難しいです。その中でも、介護の仕事と子育てを両立するというのは、特に大変です。
理由として「他の職員よりも休みが優遇されるので、他の職員の不満が溜まり、職場に居づらくなる」からです。
子育て職員は
子どもが小さい場合、日勤固定で土日祝日は休み。
行事等の突発的な用事も、休む。
というパターンが多いです。何より大きいのは「子どもが体調不良になった場合、たとえ人手不足であっても、休みを申し出なければいけない」ということです。
となれば、他の介護職員にしわ寄せがきます。「何で私達ばっかりフォローしなければいけないの。」、「私達だって、たまには土日祝日休みたいのに。」と不満を募らせ、離職に繋がったり、厳しく当たられる可能性もあります。
子育てと介護の仕事を両立する方法って、あるの?
ここまで、子育てと介護の仕事の両立が難しい理由についてお伝えしてきました。ここからは、この現状を踏まえて、子育てと介護の仕事を両立する方法について紹介していきます。
方法としては、下記の3つがあります。
フォローしてくれることを「当たり前」に思わない
子育てでも働きやすい職場や、日勤固定の雇用形態になる
家族の協力を得る
それぞれ、下記で詳しく説明していきますね。
1. フォローしてくれることを「当たり前」に思わない
最初に厳しいことを申し上げます。
子どもが体調不良になり、休むことは仕方のないことです。しかし、他の職員がいつでもフォローしてくれることは「当たり前」ではない、ということを心に留めておいてください。
フォローする職員だって、忙しいのに休んだ職員の分まで仕事をしなければいけないのです。時には希望休も返上して勤務しなければいけない、ということだってあるのです。その優しさに甘えていると、いつかフォローする職員の怒りは爆発します。
休んだ時は「フォローしてくれて、ありがとうございます」と、必ずお礼を言いましょう。
2. 子育てでも働きやすい職場や、日勤固定の雇用形態になる
子育てでも働きやすい職場の例としては「デイサービス」があります。
デイサービスは土曜日出勤することもありますが、日勤固定です。ただし、送迎等で早番や遅番がある場合があるので、注意しましょう。
また、子どもが小さい場合、正社員からパートへ雇用形態を変更してもらえるかどうか、職場に相談してみましょう。職場側としても「慣れている職員に残ってもらいたい」というのが本音です。
例えば、子どもが小さい内はパート等の短時間勤務で働いてもらい、手がかからなくなった頃に、契約社員や正社員としてフルタイムで働く、ということができるかどうか、話をするのも1つの手です。
そのほかにも、「夜勤専門で働く」という方法もあります。
介護施設での夜勤といえば、16時間夜勤が主ですが、最近では8時間夜勤を導入している施設も増えてきました。
8時間夜勤は主に22時から7時、もしくは21時から6時の勤務です。
業務内容としては
巡視やナースコール対応
トイレ誘導やオムツ交換
朝食の飲み物の準備
数名の離床介助
8時間夜勤のメリットとしては
16時間夜勤に比べて、身体の負担が少ない
日中の時間を有効に活用できる
子育てしている職員であれば、夜家族に子どもをお願いして働くことができる
デメリットとしては
夜勤明けが公休扱いになるので、毎日職場にいる感覚になる
日中子どもの世話をしたり用事をこなす場合、疲れが取れない
勤務形態に関しては、家族の生活スタイルや職場の状況等も考慮して、無理のない働き方を選びましょう。
3. 家族の協力を得る
子育てと介護の仕事を両立する為には、家族の協力は必要不可欠です。
例えば
土日は他の家族が子どもの面倒を見て、可能な限り出勤できるようにする
急に子どもの体調不良などで休まなければ行けなくなったとき、フォローしてくれた職員の代わりに出勤する為、家族の了解を得る
ということが挙げられます。
可能であれば「実家に頼る」というのも1つの方法です。子育ては、自分1人もしくは夫婦だけで行うのは難しいものです。実家や義理の両親にお願いすることで、仕事がしやすくなるだけでなく、自分自身の精神的な負担軽減にも繋がりますよ。
まとめ
いかがでしょうか。この記事では、以下のことについてお伝えしてきました。
・子育てと介護の仕事の両立は難しい。なぜなら、他の職員より休みが優遇されるので、厳しく当たられるから。
・子育てと介護の仕事を両立する方法として、まず前提として「フォローしてくれることを当たり前に思わない」こと。その上で、子育てしながらでも働きやすい職場や雇用形態を選ぶ。
・時には家族の協力を得る。
ワークライフバランスが重要視される現代、子育てと仕事の両立をどうするかというのは、介護の仕事でも中々難しい問題ですよね。フォローしてくれる職員も、子育てする職員も、よりよく働けるように、お互いの状況を理解し合うことから、始めてみましょう。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?