蛇9年 趙燕軍→蛮国24番領攻略戦
~時代背景~
趙燕国は本格的に蛮国の掃討に乗り出した。ほぼ全軍を興し、総大将に筆頭将軍の白蓮大将軍を任命した。白蓮大将軍はご存じ、一度蛮国に囚われの身になっていたため、蛮国への憎悪はすさまじいものであった。
同時に無所属領の開拓も将校の長である、厳瞬に命じて将校のみで編成された開拓軍も派遣された。
一方、この知らせに対して蛮国は本来、大蛇国掃討戦にて援軍として派遣する予定であった筆頭将軍の馬豹大将軍一行をこの防衛戦に充てる事にした。
これは大蛇国に侵攻しに行った総大将厳介大将軍を見捨てる形にはなるが、本国首都近辺が落とされる危険と天秤にかけたら仕方のない事であった。
趙燕軍もかなり本気の攻勢に出る模様なので、馬豹大将軍率いる一行も国内のほとんど全軍を用いた軍を編成した。
以下、蛇9年に起こった各国の侵攻図である。
☯1日目
先に侵攻した趙燕軍から紹介する。
・総大将:白蓮 (13)
・副将:袁仁 (13)
・第一軍長:趙楽 (12)
・第二軍長:廉破 (12)
・第三軍長:覇桜花 (11)
以下、大将軍2名、将軍17名の計24将で構成される軍。
次に防衛する蛮軍を紹介する。
・総大将:馬豹 (14)
・副将:南郷政君 (13)
・第一軍長:屯諒銀 (13)
・第二軍長:趙偉龍 (13)
・第三軍長:片韓 (11)
以下、大将軍3名、将軍8名、将校5名の計21将で構成される軍。
開戦初日、両軍共に第一軍を最前線に布陣させ、総大将同士は自軍本陣近くに立っていた。
蛇年史上最大人数の大将軍が参戦する戦で、大蛇国もこの戦の行く末を注目していた。なにせ、大蛇国より大きい勢力を持つ両国の筆頭将軍同士の本気の激突は、滅多に起こるものでは無いからである。
両大国の筆頭将軍が総大将となり、互いにその姿を確認した後、開戦の号令を下したことにより激しく両軍はぶつかり合った。
以下当時の布陣図である。
先に敵陣に大きく踏み入れたのは趙燕軍だった。
第一軍長、趙楽が真っ先に突撃するかと思いきや、両側に布陣していた袁仁と覇桜花が共に突撃し、屯諒銀を包囲しようとした。
しかし、やはり蛮軍も精鋭将で編成されているだけあって、すぐこれに対応した。
即座に蛮軍左翼の趙偉龍が回り込んで、敵軍総大将の首を狙いに走った。
そのため、袁仁は包囲網を解き、これを止めに行かなければならなかった。
しかし、それでも屯諒銀への猛攻は止まらず、開戦初日から深手を負いながら奮闘していた。まさに戦局はめまぐるしく動き回っていて、初日から両軍は好戦的であった。
以下、当時の布陣図である。
ここで屯諒銀に代わって、蛮軍総大将の馬豹自ら趙燕軍の対応を請け負った。
一見屯諒銀が撤退するための一手かと思われたが、なんとわずかな白蓮への経路が開いたことで、ここに突撃していった。
開戦初日から趙燕軍と蛮軍共にかなり激しい攻防を繰り広げていた。
以下当時の布陣図である。
☯2日目
趙燕軍総大将、白蓮は何とか蛮軍からの猛攻を退けた。そして、これを反省し、開戦二日目以降の作戦を大きく変更した。
趙燕軍は各軍長始め、指揮官級の将をすべて内側に置き、此度の戦での末席将を最前線に敷いた。軍長らの無駄な消耗を避け、機を見て確実に蛮軍をしとめる為であった。
しかし、末席といえど、彼らはすべて将軍格以上であった為、この防壁陣が簡単に崩れることは無かった。
この趙燕軍の対応の為、着実に最前線の趙燕軍将軍らに被害を与えていたが、蛮軍は中々攻めあぐねていた。
一方趙燕軍は蛮軍の軍長らが少し深追いしてきたら、これを迎撃する方法で少しずつ着実に蛮軍に痛手を負わせていった。
特に被害を受けたのは蛮軍第二軍であった。
しかし、蛮軍の中でも唯一趙燕の防衛陣を抜けた者がいた。
それは、副将の南郷政君であった。
流石は蛮軍の中で最も高い武力を持つ、南郷政君であって、彼は昨日最前線で張っていた趙楽を狙い、見事一太刀加えた。
この攻撃で趙楽軍の被害も拡大した。
しかし、守りが固くこれ以上は踏み込めなかった。
むしろ次に大きく動いたのは趙燕軍だった。
南郷が前進した隙を突いて、副将の袁仁が蛮軍総大将の手前まで迫った。
更に大きく旋回し、趙燕軍の脇腹を突こうとした屯諒銀だったが、それもまた廉破に見破られ、足止めを食らってしまった。
以下、当時の布陣図である。
一見、趙燕軍は蛮軍の攻撃を的確に止めて、圧倒しているように見えるが、最初に最前線にしいた将軍らの犠牲はかなり大きかった。
既に、趙燕国内の名家である袁氏から出た将軍、袁秀が馬豹総大将自らの手で討たれたり、他にも岳苑や修羅将軍もこの日犠牲になった。
特に修羅は昨年の戦で対大蛇軍に対し、唯一生還した将であった。彼はやはり最後まで不運であったみたいだ。
☯3日目
このように趙燕軍で犠牲は伴ったものの、軍長格以上の犠牲は両軍無かった。
しかし、開戦初日より馬豹はかなりの負傷をしていたが、意地でなんとか最前線に立っていた。
そしてこの日、いよいよ両軍総大将同士が顔を合わせる事になった。
以下当時の布陣図である。
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