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プロダンサーから絵描きに転身!アートで周りの人を巻き込みながらシナジーを生み出していくMaruさんってどんなひと?

こんにちは、Life Plus*編集部です。つくるひとシリーズでは衣食住を彩るイイもの・ことを創り出す人々をご紹介。日々の生活の中でクリエイティビティを発揮する人ってどんなひと?
今回はプロのダンサーであり、グラフィックアーティストのMaruさんをご紹介します!

Maru

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出身:神奈川県
現在の職業:プロダンサー / グラフィックアーティスト
すきなこと:おいしく楽しくお酒を飲むこと、創作活動、ダンス、
コラボレーション
挑戦したいこと:ニューヨークとロンドンでの個展開催

夢のニューヨークの舞台デビューを勝ち取ったダンサー時代

―Maruさんの現在の活動について教えてください。

1週間のうちほぼ同等の時間をダンスと絵に割いています。ダンスは子供たちを教えることが中心です。幼稚園から中学生まで幅広い年齢層の生徒がいます。皆とても素直で、一生懸命頑張っている姿はとても素敵です。今見ている生徒たちが巣立っていくのをちゃんと見守っていきたいですね。

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一方で絵は毎日創作の時間を確保するようにしています。学校で学んだことは無くすべて自己流です。日々の積み重ねが自分の幅を広げていくことになると思うので、継続することを大切にしています。

―ダンスと絵という全く違うフィールドで活動することになった背景を教えてください。

ダンスがすべての発端です。そもそも私がダンスを始めたのは3歳のころ、母親が私をダンススクールに通わせてくれたことがきっかけでした。もともと通っていた音楽教室の発表会で、私だけ音楽に合わせてぴょんぴょん飛び跳ねていたそうです。それを見た母がダンスに才能があるのではないかと考え、スクールを探してくれました。

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その後私はヒップホップに魅せられ、毎日夢中に踊るようになりました。ショーで表彰される機会も多くなり、高校生時代ではすでに学生とダンサーの2軸で活動するようになりました。ダンサーは業界的に髪型が少し奇抜の方がよいとされやすく、学生時代から赤色のメッシュ入れたり、金髪にしたりしていました。高校は私立だったので校則もそこそこ厳しかったのですが、ウィッグを被るなどして「学校の自分」と「ダンサーの自分」の2つを完全に切り離していました。高校を卒業した後もダンス中心の生活を続け、ついに23歳で本場のニューヨークに旅立ちました。

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ニューヨークに降り立つとすぐに、Hip Hop界のレジェンドである「Elite Force」のレッスンに参加しました。ダンサーとして、本場の空気感を全身で味わいたかったのと、実力を試したかったからです。夢のような話ですが、参加をきっかけに私の踊りを彼の目にとめてくれました。初めての渡航だったにもかかわらず、思いにもよらないチャンスを手に入れ、プロのダンサーとしてビザが切れるギリギリまでニューヨークのショーで踊り続ける日々を送っていました。

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ニューヨーク滞在中も毎日全力で駆け抜けてきましたが、その滞在可能期間が終わりに近づいてきたころ、自分の生き方やダンスに対する感覚が変わってきました。
具体的に何か出来事が起きたわけではないけれど、長年ダンスを夢中に踊り続けていく中で考えが変わってきたのだと思います。
自然と段ボールに絵を描き始めていました。

絵を描くことで今までとは違う世界が見えてきた

描き上げた作品はSNSにあげていきました。
実際に描き始めると無我夢中で時間を忘れて没頭している自分がいることに気づきました。そんなある日、ダンススタジオの社長がSNSに上げた私の絵を見て展示会への出展を持ち掛けてくれました。
初めての展示会は無事成功。その後もダンス繋がりの友人から声がかかるようになっていき、絵をきっかけに自分と友人の間にダンサーだった当時とは違った化学反応が起き始めるようになっていきました。
プロジェクトの一部を紹介すると、自分が描いた絵を布にして販売したり、アクセサリーブランドと共に商品制作したり。ダンサーへの衣装提供や、ダンススタジオのTシャツロゴ作成、歌手のCDのカバーの制作などがあります。

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今の私が存在するのは全ての経験と出会いがあってこそ。そして何よりも大好きなダンスをいままでずっと続けてこれた事に感謝してます。

自分が描いた絵が誰かのためになる、そして喜んでもらえるという連鎖を見てきて、もっともっと自分の絵を通してよい連鎖を生み出していきたいと思うようになりました。

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―毎日制作する時間をとって幅を広げようとされているMaruさん。アイディアや作品のインスピレーションはどこから生まれてくるのですか?


オンオフ限らず多くの人と関わりあいながら過ごしているので、その方々との会話の中から生まれることが多いです。特に飲みの席は恰好のコミュニケーションの場だと思います。初見の人でも仲良くなれることもあるし、友人からさらにその友人へ繋がりの輪が広がっていくこともあります。みんなリラックスしていて思考が柔軟になっているから、とってもいいアイディアが浮かんできやすいのだと思います。今企画中のイベントがあるのですが、それはもともと飲みの席で上がってきたアイディアだったんですよ。

―様々な人と会う中で、意見が対立したり自分の考えと違う人と会うことは無いのですか?

自分と異なる意見を持つ方とお会いすることはたくさんあります。絵もダンスも表現することなので、自分の考えをしっかり持っているクリエイティビティあふれる方がとても多くいらっしゃいます。しかし、敢えて対立しに行こうとは思いません。皆、性格や今まで歩んできた人生が違うように考え方が違って当たり前だと思うのです。自分とは違う意見が出てきたときは「そうなのか~」、とまずは受け止めるようにしています。また、様々な方と会う機会に恵まれているからこそ、人を見下すような態度や、誰かの意見を真っ向から否定するようなことはしないように常に意識しています。

―Maruさんの今後の展望について聞かせてください。


今まで自分が歩んできた道を振り返ってみて思うのは、波はありながらも総じてとてもラッキーであるということです。間違いなく人に恵まれてきた人生だったと思います。そして今もたくさんのカッコイイ、素敵な方々に囲まれて過ごすことができています。私の思うカッコイイ人というのは、周りを尊重し、自分の軸をもって前向きに突き進む人のこと。私自身もそんな人でありたいです。

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絵を描くという活動はすぐすぐにお金に結びつかないことも多いです。人それぞれ感性や、好みは違いますし、アートって言葉や数字ではすべて表現しきれないものについては、なかなかすぐに目に見える形で成果に現れずらかったりします。しかし、自分の情熱に対して忠実になって、その時々のベストを尽くしていると断言できます。

そして私の今の活動を応援してくれている人、サポートしてくれるマネージャー、旦那、仲間、アートワークを楽しんでくれている人もいるので不安も焦りもありません。自分の絵の活動と周りにいてくれる人を巻き込んで、もっとたくさんの化学反応を起こしていきたいです。ゆくゆくはロンドンやニューヨークで個展をする予定です。

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最後に、何をするにも一人で完結することはできません。何か面白いことも、つらい時に応援してくれるのもすべて自分の周りにいてくれる人です。感謝の気持ちを忘れずに、ダンスでの経験を活かしつつ、さらに絵の方面でも活動の幅を広げていきたいですね。

↓↓Maruさんのお仕事詳細は下記からチェック!↓↓

【myAr.japan(マイエールジャパン)~アートを人生の一部に~】
アートワークのLPです!アクセサリーなどもここから確認いただけます。
サイト:https://yotemaru17.wixsite.com/myarjapan
Instagram:https://www.instagram.com/myar.jpn/?igshid=1lraotkprv0r7

【恋は魔物】
実力派バンド「恋は魔物」、フライヤージャケット/衣装のデザイン提供してます。
次回の作品:artwork by myAr.jpn &mimi(from London)
https://koihamamono.tumblr.com/

【吾輩は山羊である】
高円寺にある人気喫茶店にて個展を実施しました。今後もこのようなコラボを拡大していきたいですね!
https://instagram.com/wagayagi?utm_source=ig_profile_share&igshid=v2s6r0540x4a

【Hunky Dory dance studio】
九州にある人気ダンススタジオのTシャツロゴや衣装デザインをさせて頂いてます。
Hunky Dory dance studio(ハンキードーリーダンススタジオ)
https://www.hunkydory.dance


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