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#13 在英、懐事情。

突然ですが、Graduate VISAの有効期限を1年半残して、8月末に日本に帰国することに決めました。大学院で学んだ開発分野で仕事のオファーを頂き、9月1日から働き始めます。私は、イギリスでIT分野の仕事を続けるよりは、ITを使って開発分野で働くことに興味・関心があります。ここらへんは、また別のブログに残したいと思っています。

今回は、残り4か月と限られたイギリス生活を楽しむため(国内・海外旅行とか)に、どれくらい金銭的な余裕があるのか確認すべく、大学院時代と現在の懐事情を月ベースで記録・比較したいと思います!結構、赤裸々に記録してみました。
※マンチェスター以外の都市(特に、ロンドン)だと状況は全く異なるのでご注意ください!

大学院(2021/9-2022/9)

収入:£0

残念ながら奨学金を貰えなかったので、収入はゼロでした。アルバイトをする同級生も多かったのですが、私は勉強と睡眠(こっちのほうが大事)を疎かにしたくなかったので、働かず。社会人生活4年半でケチケチ・コツコツ貯めた貯金と親からの軍資金(感謝!)、そして休職中のボーナスで食い繋ぎました。

支出:£922

毎月の支出をエクセル管理していたので、以下にまとめてみました!年間で払うモノは月割りに、それ以外は月によって振れ幅が大きく、平均値を取っています。これらに加えて、イギリス生活が始まる前に学費(£22,500)やVISA代(£1,053)、片道航空券(£320)を支払っています…

家賃:£503(£6,038/年)
水道光熱費:家賃に含む

 マンチェスター大学の学生寮である”Woolton Hall’に住んでいました。入居申請時は、学生寮の中で一番安かったはずです。私の部屋には洗面台がついており、キッチンやトイレ、シャワーは6人くらいと共有していました。Private Accommodaton(普通の賃貸)に住む友達からは「高いっ!」と頻繁に突っ込まれていました。

交通費(Stagecoach Annual Pass):£28(£280/10か月)
 寮から大学キャンパスまで徒歩通学する寮生もいますが、マンチェスターは雨がとってもよく降るので、私はバスを利用することに。往復で£4なので、月7回のバス利用で元が取れます。年間パスは、シティ・センターや隣町、マンチェスター空港に行くときにも使えるので重宝しました。

ジム:£19(£169/9か月)
 住んでいた寮の隣にあるジム”Armitage Sports Centre”に格安のお値段で通っていました。24時間空いているわけでも、設備が整っているわけでもなく、必要最低限という感じでした。夏季休暇中(修論期間中)は、大学のジムが閉まっていたので、近くの”The Gym”というジムに、£20で通っていました。

医薬品・健康(薬・プロテイン):£22
 イギリスでは無料で診察を受けることができます。そして、そこで処方された薬は(どの薬でも?)£9.5で購入可能です。さらに、友達がマイプロテインで働いていたので、割引や試供品を貰っていました。

食費:£138
日用品・服:£66
 不要なモノは買わない!安い店で買う!を意識して今も生活しています。基本は、食材はLidlで買って、自炊もしていました。服など高価なモノは、「課題が終わった!」「資格に合格した!」などの記念に買うようにしていました。

交際費(外食・パブ・映画など):£130
 自炊を心掛けながら、友達との時間も大切にしていました。外食すると最低でも£10はかかります。お酒は強くないので、そこまで飲まず、そこまでお金もかからず。

勉強関連:£6
 基本は、日本から持ってきたMacBookとiPadを使っていたので、筆記用具類を買う必要はないのですが、時々紙のノートを買ったり。加えて、Grammarlyやオンライン英会話”Cambly”の年会費が発生しているので、本当はもう少しかかるかも。

携帯・通信費(Three):£10

収支:-£922

っということで、毎月£1,000弱の赤字だったんですね… 生きてこれて良かった。これらに加えて、月1回は国内や欧州を旅行していたので、£1,200-1,500程度は、毎月口座から消えていた気がします!

インターン(2022/11-現在)

修士論文提出後(9月上旬)、一度日本に帰国して、10月末にマンチェスターに戻ってきました。最初の数か月は、友達の家(家賃£700)やAirBnBに借り暮らししていたのですが、仕事が見つかってからは、以下のような懐事情に落ち着いています。

収入↑:£1,530

過去のブログ(#6 28歳給与交渉中。  #8 仕事探し終結。  #9 契約あれこれ。)でもご紹介したフルタイム・インターンが唯一の収入源です。契約上は、年間給与が£20,134で、これを月割で毎月支払われます。前年度末までは税金の支払いが不要で£1,600程度でしたが、4月から新しいTax Yearが始まり、毎月£140が給与から控除されるようになりました…(世知辛い)

支出↑:£1,206

家賃:£430
水道光熱費:£60(一番高い冬の時期)
 現在住むフラットは、#7 家探し、一旦完了。でご紹介しています。一軒家を4人でシェアしており、キッチンやシャワー、トイレは共用です。

交通費:£37(バスとレンタル自転車)
 職場の大学までは徒歩で20分なので、運動がてら歩くようにしています。なので、バスを使うのは、シティ・センターに行くときぐらいで済んでいます。

ジム:£19(大学スタッフ割引)
 
今は、大学生もよく使う”Sugden Sports Centre”を利用しています。

医薬品(薬・プロテイン):£100
食費:£100
日用品・服:£100
交際費(外食・パブ・映画など):£300
 友達に申し訳なく、プロテインを定価で買うようになりました。それ以外は、あまり大学院時代と変わらず。っと思ったら、交際費が結構増えている…収入ができてからは、財布の紐が少し緩いかもしれません...!

趣味(ボルダリング、動画サブスクなど):£50
 最近はまっているボルダリングについては、#10 在英、友達作り。で触れました。修士での勉強が終わり、収入ができて、ようやく趣味に充てる資金的・時間的な余裕ができました。£8.5/回×毎週1-2回なので、お得な趣味かも!?お勧めです。

携帯料金(Three):£10

収支↑:+£324

体感£500ぐらい余るかと思ったのですが、意外と少ない。しかし、国内旅行1回に£100又は、海外旅行1回に£300(足りる?)とすると、毎月どこかしらに行けそうです!知れてよかった!


財布のゆとりは、心のゆとり

大学院に通っていたり、移住したばかりで仕事がなくて、お金の心配が尽きない方もいるかもしれません。私も、収入がない大学院時代は、スーパーに行くにも、友達と遊びに行くにも、口座残高が心配で、結構なストレスを感じていました。一方で、”Parental Scholarship(冗談での「親からの仕送り」の英訳)”で優雅な生活を送る友達にイライラしてしまったり…

だからこそ、奨学金って本当に大事。そして、奨学金を得るには、ゆとりを持った準備が大事です。さらに今なら、オンライン・プラットフォームを活用した仕事で収入を得ることもできます(例えば、Youtuberや日本語の先生など)。また、円安が気になるのであれば、現地でアルバイトをして、£で給与を得ることで、不安も減るかもしれません。みなさんも財布と心のゆとりを保てますように!

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