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#10 在英、友達作り。

再渡英から早くも、5か月(3月末現在は、日本に一時帰国中)。大学のIT部門での仕事にも慣れてきました。今回は、海外での友達作りについて。「社会人になると新しい友達を作るのは難しい。」とよく言いますが、イギリスでも強く実感中です。大学院のコースメイトの多くは母国に帰り、唯一の日本人の友達も仕事が見つかり日本に帰国… 街中で友達に偶然遭遇して、マンチェスターをホームのように感じていた半年前からすると、少し寂しい日々。そこで、今回は絶賛友達募集中の私が、どうやって現地で友達作りに励んでいるかの記録を残したいと思います。海外移住で友達作りに悩む人の参考にもなるはず…?

「友達がいなくたって、海外移住の楽しみ方はたくさんある!」っというご意見もごもっともです。ただ、これから天気が良くなって、日も長くなるイギリス。私は、そんなイギリスで、友達と楽しい時間を過ごしたいと思ってます。

International Societyは肩身が狭い。

International Societyは、学部生・大学院生にとって、一番友達が作りやすい場所だと思います。多くの大学には、International Students(主に、非イギリス人)向けに、International Society(国際サークル)があります。こういったサークルでは、交流イベントが頻繁に開催され、マンチェスター大学のInternational Societyは、毎週水・金曜日に交流会を開催しています。私が良く遊ぶ友達も大学院初期に参加した交流会で、知り合いました。バックグラウンドは様々で、大学勤務(中国人)、修士卒業生(中国人)、PhD(シンガポール人)、学部生(ラトビア人)など。しかし…

毎週のように遊んでいた友達のうち、1人は大学院修了後に仕事が見つからず中国へ帰国、2人は別の都市で仕事が見つかり4月中に引っ越しと、人数が半数に。そこで、友達作りを再開したのですが、さすがに、大学院卒業後にInternational Societyに入り浸るのも気が引けるし、比較的若い学部生(20歳前後)が多かったりで、肩身が狭いので、別の方法を模索することに。

職場は同年代がほぼいない。

まず期待したのは、職場。具体的には、大学のIT部門の同僚です。日本で勤めていた会社でも同期や後輩、同じ部署の先輩には仲良くしてもらっていました。しかし、さすがイギリス。そもそも、在宅勤務を前提にしているので、マンチェスターに住んでいなかったり、同じ部署の職員は、インターン生(私含めて3人)以外は、結構シニア層だったり… プライベートで遊ぶという感じでは無さそう。

一方で、別の会社のGraduate Programmeで働く友達は、同じプログラムの同僚が同年代で、よく仕事終わりに遊んでいるらしいです。うらやましい。

出会い系アプリは長く続かない。

次によく使われるのが、Tinderを始めとする出会い系アプリですよね。ゲイ用のアプリもたくさんあります。「出会い」といっても、恋愛に限らず友達を探している人も多いはず…っと思いましたが、やはりゲイ界隈は、体の関係を求める人が多いです。やだやだ。

Meetupコミュニティは良い感じ!

そして、良い感じなのが、Meetupアプリ経由で参加しているローカル・ボルダリングコミュニティ!Meetupアプリとは…

Meetup は世界中で2,700万人以上が参加している、共通の地域や興味に関するコミュニティを簡単に始め、運営することを可能にするプラットフォームサービス。

https://www.meetup.com/ja-JP/

元々、オレゴン大学での交換留学時にボルダリングの授業を取っていて、日本でも数回挑戦したことがありました。大学院中は、ボルダリング・サークルに入ろうか悩みつつも、節約したくて断念。再渡英を機会に参加してみました。お昼頃からボルダリングして、そのあとはパブで交流会。昨年11月からほぼ毎週参加しつつも「ボルダリング以外では遊ばない友達」みたいな関係性なので、一歩先に進みたいところ。ボルダリングってみんなで助言しあいながら、共通の課題をクリアしていくので、必然的に話す必要があるし、自然に仲良くなれる気がします。おすすめです。

ゲイ・コミュニティのボルダリング挑戦中。

そして、最後はOutdoorladsというオンラインコミュニティ。イギリス国内のゲイ・バイ・トランス向けにボルダリングだけでなく、サイクリングやハイキングを企画しているらしいです。アプリで出会ったゲイの友達に紹介されて、先週の水曜日に初めて行ってみました!っというのも、週1回のボルダリングでは、なかなか上達しないな…と思っていたところなので、タイミングもよく。

日本では、カミングアウトを大々的にしていないこともあり、「ゲイ」であることを理由に友達を作ることに、(なぜか)抵抗があるのですが、海外では、せっかくの個性。使わない手はない。退勤後にMeetUpコミュニティと同じ施設でボルダリングをして、そのあとはパブへ。アジア人は、私1人だけだった気もしますが、みんなフレンドリーでした。再渡航後も参加しようと思っています。

非ネイティブ・マイノリティであるということ。

こうやってローカルな人が集まるコミュニティに参加していると常々感じるのが、自分自身が非英語ネイティブのアジア人であるという周りとの違い。そんな違いをわざわざ気にする必要もないけど、自然と話しかけてしまうのは、インド・東アジア系といった人達だったりするんですよね。なかなか、THE イギリス人に声を掛けられない臆病者。それでも、少しずつ活動の幅を広げて、マンチェスターをホームだとまた認識できるようになってきた気がします。


イギリスで友達作りとなると、パブでの出会い!っなんてのを期待されるかもしれません。確かに、お酒が入ると英語が饒舌に話せるようになりますしね。しかし、そんな勇気がない日本人の方も多いのでは?私もそんな勇気のない日本人の1人です。引き続き、自分なりの方法で、信頼できて、一緒にいて安心できる友達を海外でも作っていきたいです。


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