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#9 契約あれこれ。

早いもので、マンチェスターに戻ってきて1ヶ月が経ちました。家を3カ所も渡り歩きつつ、仕事を探し、4日前に大学での仕事が始まるなど目まぐるしい日々。来週からの家も決まり、ようやく生活が落ち着きそうで、安心しています。この(いっときの?)安定を手に入れるにも、様々苦労がありました… っということで、今回は契約について、記録を残していきたいと思います。

大家と契約!

過去ブログでも家探しの近況を報告しましたが、今住む家の退去日(11月28日)に余裕を持って家を決めることができました。大家さんはマンチェスター内で複数の家を管理する香港人。家族や親戚が家を持っているらしい… 中華系の経済力強すぎ… イギリスで家貸し出している日本人っているのだろうか?

さて、以下が契約の際に求められた書類になります。通常のエージェントだと、BRPカード(VISA)のシェアコード(=イギリスに滞在許可があるか?)、ポンド建の残高証明書(=家賃を支払う十分な経済力があるか?)、バックグラウンドチェック(=犯罪歴など無いか)の提出を求められることも。しかし、私の場合は個人の大家さんだったので、厳しく書類も求められず、融通を効かせてくれました。

賃貸契約の提出書類
1. パスポートの写し
2. 仕事の契約書:まだ大学と契約を結んでいなかったので、大学からのオファーメールでOKにしてもらいました。
3. 残高証明書:マイナンバーカードと免許証を日本に置いてきたので、正式な証明書は発行できず… 残高をパソコンで見せるだけでOKでした。

内見して2日後に大家さんに「住みたい」旨を連絡。次の日に改めて家を訪問し、契約書にサインしました。サインするにあたって、最初から最後まで(難しい単語多い!)目を通し、納得できない内容が無いかをしっかり確認。いたって普通の内容でした。そして、契約途中で退去したい場合は、3ヶ月経過していて、契約を肩代わりしてくれる人が見つかれば、デポジット返却ありで退去できるとのこと。

っということで、その場で家賃1ヶ月分(£430)を銀行送金し、11月25日から1年間の契約完了です!その後、政府が認める銀行(?)にデポジットが入金された通知も来ました。このように、大家が勝手にデポジットを使って返金できないようなことがないよう法律で定められているようです。

大学と契約!

4日前(11月17日)にスタッフカードとノートパソコンを入手し始まったイギリス初仕事!実は10月26日にオファーメールを貰っていたんです。結局、働き始めるまでに3週間かかったことに… その間に残りの就活を終わらせたり、病院に行けたからよかったんですが、もっと家探し続けられたじゃん!っと後悔したり。

オファー受領の返信をしてから、人事部門から返信がなく、電話をすることに。案の定たらい回しにされるのですが、伝えられた電話番号がまず違う… 埒が開かないので、以下の書類1~2を持って、朝早くから、人事部門に突撃。そこで、「(私が働くことになる)IT部門から契約書をもらう必要がある」と言われる… 上司に確認すると「そんなわけあるか!」と言われ、IT部門と人事部門でやりとりをしてもらえることに。やはり人事部門の間違いが判明しつつ、既に提出した書類2を再提出。そこで、学生VISAの身分なので、フルタイムで働けることを証明する書類3が必要だと言われました(学生VISAは、ホリデー期間又は、授業が修了するまで、基本週20時間しか働けません)。ただ、9月1日に修士論文を提出後、まだ成績が出ておらず、学部からは何の書類も貰っていない。っということで、修士論文を提出した証明として、オンラインで提出した画面をPDFで提出しました。

大学との就労契約の提出書類
1. パスポート
2. BRPカード(VISA)のシェアコード
3. 大学院修了の証明

なぜ最初のメールで提出が必要な書類とプロセスを教えてくれないの…?仕事できない奴らの集まりか…?と、ここまで本当にストレスフルでした…。まぁそもそもスムーズに行くなんて期待していませんでしたが、家と大学を無駄に行き来したバス代を返して欲しいです。

そんなこんなで、人事部門からメールで「仕事開始は11月10日から」と書かれた契約書が11月15日に届き(確認したところ「日付に関しては問題ない」とのこと… 本当か?)、賃貸契約同様に、目がしょぼしょぼするぐらい、隅々まで内容を確認。一応、1ヶ月前までに申請すれば、契約途中での退職も可能とのこと。来年9月からの民間企業の仕事にいくつか応募しているので、安心です。

契約書と同時に、給料振り込み銀行(私はRevolutを使ってます)や健康状態に関する情報、そしてパスポートとBRPカードの写しを再度提出し、次の日にスタッフカードを受け取ることができました!

インターン 初日…

スタッフカードを受け取ったものの、オフィスのドアが開かない… IT部門の担当者に連絡し、登録をしてもらいました。ここらへんもなぜかスムーズじゃない感じ。そして、私はまだ大学院生でもあるので学生メールアドレスを持ちつつ、スタッフアドレスをメインで使うことになります。なのに、スタッフアドレスにログインできない… ということで、オフィス隣のITサポートデスクに。ここらへんもなぜかスムーズじゃない感じ。私以外にもインターン受け入れているのだから、ここらへんは事前に対応しておいて欲しい… なんて愚痴も。

最初の2日間は、コンプライアンス遵守やサイバーセキュリティ、ダイバーシティ・インクルージョンなどがカバーされたオンライン講義を見て過ごしました。特に、ダイバーシティ・インクルージョンについては、性別や人種、宗教、LGBTQなどに関して、教育機関として力を入れているように感じられ、クオリティも高かったです。例えば、「産休・育休を理由に、上司が、休暇を取った職員への相談無しに、同職員の業務を別の人に振ったり、責任の軽い仕事に就かせることは差別に当たる。」っというのが印象でした。これらの差別が、どのように法律と関連しているのかもわかりやすく説明されていました。

オンライン講義だけで光の如く過ぎ去った2日間。明日は朝からInductionと呼ばれる初回MTGがあります。ここから各プロジェクトに加わることになります。今までの経験をどう還元できるのか楽しみです!

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