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尾道で民間が移住メディア「ANCHER」を立ち上げる理由

広島県尾道市でウェブマーケティングの会社をやっている松崎(@atsuGK12)です。

少し先になりますが2022年11月、尾道を中心とした備後エリアを対象とした移住ウェブメディア「ANCHER/アンカー」をオープンします。

移住メディアはふつう自治体がやるものなので、民間の僕らがやると言うと「なんで?」と言われることがあります。

しかも、尾道にはすでに市が運営する移住メディアがあります(2つも!)。

なのにあえて僕らが尾道で移住メディアをやる理由を書いてみたいと思います。

株式会社世界新聞について

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本題に入る前にすこし僕らについて紹介させてください。

株式会社世界新聞は尾道のウェブマーケティング会社で、尾道の事業者さんのホームページを作ったり、SNS運用のお手伝いをしたりしています。

もともと関東で活動していたのですが、2021年に家族ごと移住(Iターン)してきました。

ちなみに、僕らは今回が2度目の尾道移住になります。

2018年に尾道に移住して一度は尾道を離れたのですが、尾道が忘れられず戻ってきました。

つまりは尾道LOVEです。

移住メディアは自治体がやるもの

冒頭でも書きましたが本来、移住メディアは自治体がやるものです。

なぜなら移住メディアは移住者を増やすためにやるので、主体は自治体だからです。民間が移住メディアをやるケースも増えてきていますがまだ少数です。

ただ、僕らとしてはこの1年尾道で活動してみて、「(移住メディアを)僕らがやらないで誰がやる?」くらいの気持ちを持っています。

尾道で事業をして感じたこと

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弊社は尾道にきてから、大きな方向転換を行いました。

ネット完結できるインターネット広告事業から、尾道の企業のウェブマーケティング支援事業に軸足を移しました。

その中で尾道の企業を回って感じたのが、(尾道には)魅力的な企業がたくさんある。

ということでした。


ある社長さんはtwitterで連絡をくれて「面白そうだから」と会って数分で発注を決めてくれました。

海のものとも山のものとも分からない余所者に対して、器量の大きさを感じずにはいられませんでした。

大袈裟ではなく、僕はこの時のことを一生忘れないと思います。


彼らと時間を共にするうちに、「僕らが彼らに提供できる価値って何だろう?」と考えるようになりました。

ホームページ制作など個別の案件で役に立つことも大切ですが、もっとやるべきことがあるのではないかと思ったのです。

僕らの原点はメディア

考えるまでもなくそれは、メディアを作ることでした。

株式会社世界新聞はそもそも「世界新聞」というウェブメディアを運営するために作った会社です。

旅人が海外の情報を発信するというコンセプトの「世界新聞」は月20万人が訪れるサイトに成長しました。

今でこそウェブマーケティングの会社になりましたが、原点は間違いなくメディアです。

メディアこそ尾道で僕らが出せる最大の価値ではないかと思うようになりました。

民間だから、僕らだからできること

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メディアのテーマとして真っ先に上がったのが「移住」でした。

やはり僕らは当事者(移住者)ですし、今後さらに地方移住が盛んになることを考えると大きな成長が期待できます。

ただ、尾道にはすでに市が運営する「尾道移住ポータル」や「人と尾道」という移住メディアがあります。

民間の僕らだからできることは何だろう?


そんなことを考えていた時、尾道の企業から求人の悩みを聞くことが多いことに気づきました。

いずれも地元からの信頼が厚かったり、新しいことにチャレンジされていたりと魅力的な企業です。

ただ、それが知られていないのも事実でした。

求職者からしてみれば、ハローワークの求人票からそういった魅力を知ることはできません。

地元企業の魅力をUIターン者に伝えることができれば、求人活動の後押しになるのではないか。

もちろん、求人は一筋縄で解決できる課題ではありません。
僕は求人業界にいたこともあるのでその難しさはわかっているつもりです。

でも、難しいからこそ解決策ができた時に大きな「価値」になるのではないか。

僕らはそういうメディアをやるべきなのではないか。

いかり(碇)のようなメディアに

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ANCHERはいわゆる移住者向けのメディアですが、「UIターン者に地元企業の魅力を伝える」というミッションがあります。

なので、ANCHERのメインコンテンツは地元企業です。

代表インタビュー、先輩社員インタビュー、職業体験レポートなどを通して「求人票」では伝わらない企業の魅力を掘り起こします。

そうやって特定の企業をクローズアップすることは民間だからできることではないかと思います。


ありがたいことにすでに掲載を希望されている企業がいくつかありまして、オープン時に掲載する企業は決定しています。

掲載に興味のある方はこちらからお問い合わせいただければと思います。

※掲載は尾道を中心とした備後エリアの企業に限定させていただきます
※掲載は有料です


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最後に、ANCHERというのはANCHOR(いかり)+ER(人)の造語です。

尾道という「港」を目指す人のいかりのような存在になりたいという想いがこめられています。

オープンは2021年の11月を予定しています。

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