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"教育系" note まとめ

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"教育系" noteのまとめです。
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2020年2月の記事一覧

歴史学習にエピソードを

JINー仁ーというドラマを観終わった。全22話で総時間は24時間を超える作品をわずか5日間で観終わってしまった。 僕はドラマを観るのを避けている。一話を観るために「1時間」拘束されてしまう。他に何かをすることもできない。子育てをしているからか、自分が1日の間に自由に使える時間は本当に少ない。読みたい本もある。新聞も毎日やってくる。Twitterも覗きたい。それらができなくなるのが嫌だったので、意図的に避けていた。 一方、妻はドラマが大好きだ。毎シーズン、何を観ようかとワク

mind=心? function=機能?

概要・原語と訳語は一対一で対応しない ・原書で読めば解決するわけでもない ・というか、使ってる本人たちも混乱している?(意図的な場合もある?) ・分野ごとに違う訳語をあてているから気づく場合もある ・それが訳書を読む利点、翻訳する利点になる 原語と訳語は一対一で対応しないwater=水? "water" は「水」ではない……ことがある。"hot water" なら「お湯」である。"water" の意味する範囲が「水」の意味する範囲より広いのだ。 逆のパターンは、"hand

ウェルビーイングな世界観の多様性の夢と課題

ウェルネス、ウェルビーイングという言葉を見聞きすることが増えた。経済成長や実利を追い求めるだけではなく人間らしい生き方を社会で見直す動きが起きている。 そのこと自体は素晴らしい。 ただ直感的に「過去や性別を感じないな」と思い、良い点と、ウェルビーイングというカタカナをそのまま日本で使うのことに、やや疑問を持つ点を、さまざまなデザインや社会の事象をつなげて考えてみた。 ウェルビーイングについての、ブランドコミュニケーションやプロダクトやサービスの世界観づくりの参考までに。

35人学級でも個別の学びを個々の進度で行う方法(4)実際に試したアイデア4つ

生徒が個別の進度で学ぶことをアダプティブラーニングと言います。PCタブレット一人一台環境になれば可能かもと言われますが、実際はアナログでも同じ。本当に大切なのはその土壌を整えることだというお話をしました。 ICTでの個別学習=ドリルとは決して捉えないでください。そこから入ると、生徒はやる気をなくし、紙でしていた時と同じかそれ以下の点数をとるようになるでしょう。そして先生が一番恐れる、「さっさと終わらせて好きな動画を見る」または「初めから取り組まずにゲームする」になるのです。

「問う」こと、その根源を問う~『問い続ける技術』

予防医学の研究者である著者が、様々な職業/業界における知のトップランナー達との対談を通して、彼らの問い、考える力を紐解いていく本。 各対談は、対談者が自身の専門領域や課題認識について話し、著者がそれとなくファシリテートする形式を取る。対談者がなぜそれを考えるに至ったのか、幼少期の原体験を振り返ったり、日々の習慣を深掘ったりしながら、彼らの思考様式に漸近していく。 本書では、それら各対談や対談者の思考の共有項を括ったり、それらを汎化/体系化させて「問いを立てる仕方/能力」を

考える技術2「考える」のゴールを決める

ときに思考の迷路に迷い込むことがありますよね。 理由はゴールがはっきりしていないからじゃないでしょうか。 すべての思考には「目的」=「ゴール」が必要です。 たとえば「悩み」の多くはゴールがわからなくなることで起きています。悩んでいる時間は、はっきり言ってムダな時間。             1日は平等に24時間ありますが、その質は人によってまったく違います。1日が実質16時間くらいの人もいれば、1日の濃さが25時間にも30時間にもなっている人もいます。 その差を生む原

田舎で~本屋営業日記①

令和2年2月7日(金) 10坪にも満たない高久書店はオープンの日を迎えた。 チェーンではない新規書店の開業は、静岡では実に4年ぶりとのことで、全国(地方)的にみても昨今珍しい街の書店のオープンとなった。 業界の方や、メディアの方、なにより地元の方々に前評判を頂く一方で、開店を迎えるまで内心は不安でしかなかった。 開店してもお客様が来ないのではないだろうか? 設備やシステムにトラブルが発生するのではないだろうか? 頭の中では、ぐるぐるとキリがない取り越し苦労の思考戦が繰り広げ

しゃかいかダイアログ 2020.2.23:ワークショップログ

社会課題で対話(ダイアログ)する だから しゃかいかダイアログ 社会課題に興味や関心がある 社会課題を学んでみたい 社会課題について人の話が聞きたい だけど よく知らないし どこに行けばよいかも分からない そんな方に参加してほしい対話型のワークショップです。 とはいえ、ひとことで「社会課題」といっても まちづくり・教育・環境・福祉・医療…… テーマは多様で幅も広いもの 多彩で広範な社会課題というジャンルを横断かつ越境して記事にしているウェブ・ジャーナルがあります

1ヶ月で学び直す「数学Ⅱ」

 これは,学校で「数学Ⅰ」を履修したけれど躓いてしまった人が学び直すためのアドバイスです。初学の方は想定していません。  「数学Ⅱ」では,「いろいろな式」,「図形と方程式」,「指数関数と対数関数」,「三角関数」,「微分と積分の考え」の5つの項目を学びました。学び直しであれば,各項目を独立に学習することが可能です。ただし,各項目ごとに纏まりがあるので,項目ごとに集中して学ぶとよいでしょう。「微分」と「積分」は,この順であれば分けて学ぶことも可能です。  数学があまり得意でな

自分は何を勉強しているのか

昨日は「学びたいこと」やそれに向かう際に生まれる衝動についてのブログを書きました。 お伝えし忘れていたのですが、いま京都の"泊まれる雑誌"マガザンキョウトで開催されている展示「勉強家宣言2020」に、僕も「あのひとの勉強中」という企画で協力させていただきました。 greenz.jp時代にお世話になった兼松さんからの依頼なので、「ぜひに!」と即答はしたものの、今勉強していることについて尋ねられて、思い浮かぶテーマがけっこう多くて、何にしようか悩みました。一番、考えている時間

「まなびをとめないプロジェクト」の裏話

今週後半はコロナウイルスに振り回された感じなので、仕返しとばかりにコロナビールを飲み始めました。風評被害っぽいので応援も兼ねて。 また、ディズニー閉園もそうですが、遊ぶ場所も限られているようなので、少し早いですがエア花見。いやー、弘前公園は綺麗ですね(遠い目)。 まなびをとめないプロジェクト今週後半は以下の「まなびをとめないプロジェクト」の対応に時間をかけていました。新型コロナウイルスで休校中の学校に対し、NTT Comと賛同いだいた10社(版元をいれると14社)のコンテ

プログラミング教育を受けた子供たちの、知識獲得はどのように変わるか?

プログラミング教育必修化プログラミング教育について、色々と調べてみると資料がたくさん出ていた。 動画がわかりやすかった! プログラミング教育に関しては様々なことが言われております。 ピカチュウとのコラボも!!! さて、プログラミング教育について、偉そうなことは言えないのですが、 私は工業高校出身で、高校生の時にプログラミングが必修でした。 プログラミングを学ぶことで、実際にどうだったのかという、自分の感覚にをベースに、いろいろと考えてみます。 つまづいたら調べる癖

遊びとスポーツ

最近、小さな時を振り返ることが多くなった。 子どもたちは、どのように育つと大きくなってスポーツが好きになったり、好きなスポーツに打ち込もうって思えるんだろうか、と考えることが多々ある。 小学生を対象にお話をしたり、陸上教室をする機会をいただき、私は一番に体を動かす楽しさ、喜びを伝えたいと思っている。 何故そう思うかというと、私が小学生の頃、走る授業やマラソン大会が好きというわけではなかった。自分の中では、走るのが好きという自覚がなかった。だから、きっとそういう子もいるん

休校になった!生徒への授業や課題の配信になぜ無料プラットフォームがオススメなのか。

物凄い勢いで企業からの無償提供でFacebookスレッドが溢れかえってきました。素晴らしいコンテンツが無償で利用できるとのこと。ありがたいことですが、気になる点もあります。1ヶ月無料プランを利用しながらどうすれば持続可能な学びができるか考えてみました。たくさんの企業が申し出てくださっています。まとめを書いてくださった方にも感謝! 無償提供ということは4月からは?コンテンツを永遠に無償ということはできません。もちろん無償で出すというのは身を切る覚悟ということも承知の上だと思う