Yurika Nakamura

元天満屋陸上競技部。北京五輪女子マラソン 日本代表。翌年の世界陸上ベルリン大会1万… もっとみる

Yurika Nakamura

元天満屋陸上競技部。北京五輪女子マラソン 日本代表。翌年の世界陸上ベルリン大会1万m7位入賞。2014年に現役引退し、デパートの店員→2016年からはかけっこやマラソンのコーチ。スポーツに限らず日常で感じた事を思うままに書いてます📝 趣味 : 写真、旅行、サーフィン、染めること👖

マガジン

  • 🏃‍♂️ランニング関係💨

    走ることと、走るお仕事にまつわる記事です。

  • ★気軽におすすめnote

    気軽におすすめするnoteです…

最近の記事

  • 固定された記事

私にできること

なぜ私は陸上クラブのコーチ、ランニング教室の講師をやろうと思ったのかを、一度言葉にしてみようと思います!! 最近、SNSで毎日のように、「〇〇すれば速くなる!」「速くなる走り方!」が流れてくる。とても大切な事だと思う反面、私が伝えたいのは、速く走る走り方なのだろうかと疑問に思った。私が目の前の子どもたちや、ランナーさんに一番お伝えしたい事は、なんだろうか。それは、この仕事をしようと決めた理由でもある。 引退してすぐ、私は陸上に関わる仕事をする気持ちはなかった。なぜかと言う

    • 主体的に学ぶとは

      最近、ある講習会を通して、何が一番子どもたちのためになるのだろうかと言うことを改めて問い直すきっかけとなった。角度を変えて、私は指導対象の子どもたちに、どんな関わり方をしたら、子どもたちにとって良いのだろうかと、問い直していた。 これらの度々浮かんでくる自分に対する問いは、その子どもたちにとって"良い"と言うことがそれぞれ違うので、答えは出るような出ないようなところだ。 しかし、私の指導の軸は、そこに置きたいといつも思う。 子どもたちにとって何がいいのかを考え出すと、迷宮

      • ピンチはチャンスと言うけど・・

         講演のお仕事をいただく時は、ご依頼された内容をもとに、どんなお話しをしようかな、聞いてくださる方々に何をお伝えしようかなと、現役時代の写真などを見ながらカフェでボーッと考える。(この時間は意外と好き笑)当時のことを何度も何度も振り返って、言葉にしようと試みるが、自分のことなのに今でも新しい発見があるのが、不思議であり面白い。現役選手が、レースに出場しながら、陸上教室などの活動をすることが、肌感覚で私が現役選手だった頃より増えてきたと感じるが、現役選手にしか伝えられないことが

        • ポーランドの旅🇵🇱

          3年ぶりの待ちに待った海外だけど、初外海に行くみたいに、ドキドキした。忘れものないか?入国に必要な書類とかないのか?3年の間に、入国や出国のシステムが変わっているのか?分からないことだらけ笑 本当に出国できる瞬間まで、ドキドキ。ポーランドは、初めて行く国。それなのに、今回は本当にリサーチが足りなかった…。いつも、海外旅行に行く時は、地球の歩き方みたいな本を必ず買って行くのに、それも忘れてた。 ポーランドに着いてから、ユーロじゃないの?、英語を話す人がほとんどいない!とか、徐

        • 固定された記事

        私にできること

        マガジン

        マガジンをすべて見る すべて見る
        • 🏃‍♂️ランニング関係💨
          Yurika Nakamura
        • ★気軽におすすめnote
          Yurika Nakamura

        記事

        記事をすべて見る すべて見る

          あいては鏡

          話す相手、それが大人でも子どもでも、話す相手(の反応)を通して、自分を知ることがたくさんある。 例えば、大人のランナーたちと接しているとき、その雰囲気や、表情からも気づきがある。その変化を感じたときに、同時に自分にも目を向けると、自分の接し方について、色んな気づきがあった。 またある日、いつもスムーズに話ができる相手と、話が噛み合わなくなり、2日くらい非常にモヤモヤしていた。モヤモヤしている時は、何かが自分の中で引っかかっている。でも、そのモヤモヤの正体がわからなくて、悶

          温泉愛♨️

          温泉は自然の恵み 温泉が好きだ。さて、何でこんなに好きなのだろうか?考えてみた。 始まりは、高校生の時に、陸上部の顧問の先生が練習帰りに近くの温泉へ連れて行ってくれたことだ。 現役時代は、スーパー銭湯が好きだった。大きいお風呂につかると、疲れが取れるし、スッキリするし、露天風呂の少しぬるめのお湯につかって、ぼーっと色々考えるのも好きだった。 現役時代とは違い、今は時間にも余裕があり、遠くの温泉に旅行へ行くこともある。まず、印象に残ってるところをあげていくと、 長野の

          お正月🎍🎍

          コロナ禍以前のある年の年末年始は、暖かいところで過ごした。 夏の気候でお正月を迎えると、全くお正月という感じがしなかった。笑なぜだか考えてみた。 温暖な気候もあるが、タイで気づいたのは、クリスマスの雰囲気が長い。年明けても、お店ではクリスマスソングがかかり、お店の前やホテルのロビーにクリスマスツリーが飾ってあった。 日本で年末を過ごすと、テレビで紅白歌合戦を見たり、普段会えない親戚や家族と集まり、年越しそばやおせち料理を食べる。お店に行くとお正月らしい音楽がかかり、家や

          お正月🎍🎍

          走り方とは?

          走り方に正解はあるんだろうか? 私にとっての正解と、その他のランナーにとっての正解は違うかも知れない。私にとって良いと思うことが、その他のランナーにとって違う場合もある。 走ることにおいて、この方向性が良いと言うことを自分の経験から伝えることはできるが、最終的にそれをやってみるかどうか、自分に合うか、合わないのかは、受けとる人自身に委ねられる。 最近、様々なトレーニングは、それを通して常に自分の感覚を磨くということも含まれるのではないかと思う。 自分の感覚、感性、何が自

          走り方とは?

          旅の終わりに思うこと

          長い旅(1週間くらい)の終わりは、少し切ない。もうちょっと旅をしていたかった気もするが、そのくらいで帰るのがちょうど良いんだろうなとも思う。 旅の中で、一冊本を読んだ。ショーペンハウアーの著書をわかりやすく紹介している文庫本(梅田孝太著、ショーペンハウアー~欲望にまみれた世界を生き抜く~)。 その中で、印象に残っていることを自分なりの解釈になるが、書きたいと思う。 人には欲望がある、生きたいというのも欲望の一つと考えると、生きようとする意志があるから、さまざまな欲望があり、

          旅の終わりに思うこと

          学びの支援員

          6年前から、小学校の学びの支援員をさせていただいている。学校の様々な事情で、学校も変わるし、期間も様々である。半年間続けて行くこともあれば、2年くらいあいたりする。 総合的に、この活動を通じて小学生の時に先生を始め、たくさんの大人に関わっていただき、今の自分があるんだなと感じた。 当たり前だけど、6歳から1日の大半を学校で過ごすようになる。親が育ててくれたことは、常に感じているが、学校に行っていた時期は、親以外の大人に育ててもらっていたということを、改めて実感した。小学校で

          学びの支援員

          かけっこ好き?

          少し前、森の中でかけっこ教室があった。 夏は暑さもあり、体育館などの屋内で行うことが多い。屋外でも、グランドや人工芝のコートなど限られた場所が多い。グランドや屋内以外でかけっこ教室をするのは、改めて振り返ってみても数えるくらい。 森の中走るのは開放的! 「あのメタセコイア並木の終わりまで、走りたい人〜!!」って呼びかけると、はーい‼️と元気な返事が。 森の中ならではで、すごく楽しかった。 かけっこイベントでは、速く走れたのかというより、来てくれた子どものテンションが

          かけっこ好き?

          自分と他者

           今年自分のやりたいと、思ってたことをやってみようと思っていくつか決行した時のことだった。2,3年くらい頭にあった事だけど、保留していることを実際に行動に写してみた。その結果は、予想外のことばかりとなった。  2022年が半年経って、一言で表すと、"自分のやりたいことに沿って素直に動いたら、他者との関係が難しくなった" ということだ。  自分の行動が、他者からどう見えているのかは分からない。分からないから、伝えてもらってはじめて分かる。伝えてもらった結果、そんなつもりじゃ

          自分と他者

          その”楽しい”とは?(続編)

           スポーツに関わる仕事をしていて、特に私は陸上競技に関する仕事であるが、「スポーツが楽しい、陸上が楽しい」とはどういうことだろうか?と言う疑問をずっと持っている。(→過去のnote その”楽しい”とは?(前編))  なぜならば、実業団陸上選手をしていた時、つまり陸上競技を仕事にしていて、最後の方は自分の思考として結果が全てとなり、陸上競技を続けることが非常に苦しくなってしまった経験が大きいと考えられる。その経験の最中は、何とかこの状況に折り合いをつけたいと、本当は陸上競技は向

          その”楽しい”とは?(続編)

          私の最近の疑問🏃‍♂️👟

          陸上クラブのコーチをしていて、子どもが楽しく運動するところを見るとうれしくなるし、その時の子どもの動きは、見あきない。時々、子どもを見ていてすごい発見をすることもあるし、子どもの動きから学ぶこともたくさんある。 子どものかけっこ教室などで、だいたい1回は、どうしたら運動会で速く走れますか?と保護者さまから質問を受ける。 そこで私の最近の疑問がこちら、 子どもが「速く走りたい」ってお母さんやお父さんに聞いて→お母さん、お父さんが子どもに代わって私に質問をするのか? (子

          私の最近の疑問🏃‍♂️👟

          喫茶・木漏れ日☀️その名の通り、木漏れ日と木のぬくもりを感じた喫茶店。本や論文のタイトルも同じ。タイトルと中身…タイトルから人は先入観を持つ。こんな喫茶店のようなタイトルが理想✨✨

          喫茶・木漏れ日☀️その名の通り、木漏れ日と木のぬくもりを感じた喫茶店。本や論文のタイトルも同じ。タイトルと中身…タイトルから人は先入観を持つ。こんな喫茶店のようなタイトルが理想✨✨

          2021年のチャレンジpart,2

          2020年より大学院生として、追手門学院大学へ通っていた。高校生以来、本格的に学校へ通うのは久しぶりのことだった。 2020年は、数年前から何かを変える年にしたいなとぼんやり考えていたけど、まさしく大学院に通うという大きく生活が変化した年だった。加えて、この年からコロナ禍を向かえ、違う意味でも大きく生活が変化した。 2020年は仕事のウェイトが減ったことで、急に時間ができて、不安になっていた可能性もあるが、学生としての課題などに時間を使うことができて、振り返ると良いタイミング

          2021年のチャレンジpart,2