中村友梨香

元天満屋陸上競技部。北京五輪女子マラソン 日本代表。翌年の世界陸上ベルリン大会1万m7…

中村友梨香

元天満屋陸上競技部。北京五輪女子マラソン 日本代表。翌年の世界陸上ベルリン大会1万m7位入賞。2014年に現役引退し、デパートの店員→2016年からはかけっこやマラソンのコーチ。スポーツに限らず日常で感じた事を思うままに書いてます📝 趣味 : 写真、旅行、サーフィン、染めること👖

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私にできること

なぜ私は陸上クラブのコーチ、ランニング教室の講師をやろうと思ったのかを、一度言葉にしてみようと思います!! 最近、SNSで毎日のように、「〇〇すれば速くなる!」「速くなる走り方!」が流れてくる。とても大切な事だと思う反面、私が伝えたいのは、速く走る走り方なのだろうかと疑問に思った。私が目の前の子どもたちや、ランナーさんに一番お伝えしたい事は、なんだろうか。それは、この仕事をしようと決めた理由でもある。 引退してすぐ、私は陸上に関わる仕事をする気持ちはなかった。なぜかと言う

    • おばあちゃんと日本画と私

      祖母が30年弱にわたり、趣味で描いていた日本画のお話。 私が中学生から陸上部に入って、高校生で陸上にさらに打ち込んでいた時、祖母も同じくらいの熱量で日本画に打ち込んでいたことを最近知った。今年の夏で、祖母が天国に旅立って3年が経つ。 おばあちゃんが、バリバリ絵を描いていた時は、おばあちゃんが老後の趣味で描いていると思っていた。おばあちゃんの家へ行くと、行くたびに絵が増えていて、「おばあちゃんたくさん絵を描いているな」と思っていた。ただ、その頃は、まだ中高生の10代でそれ以

      • 教育のイメージ

         カフェは、私の中ではゆっくりする場所であり、考え事をする場所であり、友達や家族とおしゃべりする場所である。また、デスクワークなども家よりカフェや喫茶店が捗るタイプである。仕事で遠出しても、カフェでコーヒー飲んで帰ろうかなと、Google mapで検索することがある。  ある日遠征先でカフェに行くと、ハンドドリップから機械にかえたというお話を、店の常連さんと店員さんがしていた。業界最先端とのことで、珍しいからすごい!と思う気持ちで聞いていた。そして、よく考えると、ハンドドリ

        • 旅=?

          旅が好きだけど、改めてなんで好きか考えてみようと思った。 初めて、自分でチケットを手配して、ホテルも決めて海外へ旅行した時のことが思い出される。現役時代、試合や合宿の際はチケットやホテルは全て所属先に手配していただいていた。 そこで、全部自分で手配をしてみたいなと、ふと飛行機のチケット・ホテルを自分で予約して、自分の行きたいところへ行こうと思って、なんとなく近そうだったからインドネシアのバリにした。 バリで何かするのが目的ではなく、自分で手配してバリに行く事、安全に帰って

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          自分の軸とは?

          自分の軸がぶれるとか、ぶれないとか、軸のある人はかっこいいとか、よく聞く。 では、自分の軸とは何なのか。 いい方に変わるのはぶれるとは違う。良い方にどんどん変わって行けるかどうかが、大切ではないだろうか。 変わる勇気も必要。本当に良いと思うことを、素直にできるか。そこに付随して、周りからどう見えるか?やって上手くいかなかったら? それは、自分が本当に良いと思っていたら、説明できると思う。 逆に、やってダメだったらとリスクばっかり先に考えると、何もできない。 変わること

          自分の軸とは?

          仕事をする時に考えていること

          私は、陸上のコーチをしている。また、自分の経験してきたことから何を学んできたのかを伝える講演活動をしている。 誰しも自分の仕事の意味、何でそれをしているのかを考えることがあると思うが、私も常に何のためにコーチをしているのかを考える。最近たどり着いた答えは、「速い子どもを育てるのが目的ではない」ということである。ただ速いというのは、一時の喜びで終わってしまう。それでも、一時だけ、その時、その大会だけで良いのでは、その先の人生につながらない。せっかく1時間でもイベントで関わらせて

          仕事をする時に考えていること

          主体的に学ぶとは

          最近、ある講習会を通して、何が一番子どもたちのためになるのだろうかと言うことを改めて問い直すきっかけとなった。角度を変えて、私は指導対象の子どもたちに、どんな関わり方をしたら、子どもたちにとって良いのだろうかと、問い直していた。 これらの度々浮かんでくる自分に対する問いは、その子どもたちにとって"良い"と言うことがそれぞれ違うので、答えは出るような出ないようなところだ。 しかし、私の指導の軸は、そこに置きたいといつも思う。 子どもたちにとって何がいいのかを考え出すと、迷宮

          主体的に学ぶとは

          ピンチはチャンスと言うけど・・

           講演のお仕事をいただく時は、ご依頼された内容をもとに、どんなお話しをしようかな、聞いてくださる方々に何をお伝えしようかなと、現役時代の写真などを見ながらカフェでボーッと考える。(この時間は意外と好き笑)当時のことを何度も何度も振り返って、言葉にしようと試みるが、自分のことなのに今でも新しい発見があるのが、不思議であり面白い。現役選手が、レースに出場しながら、陸上教室などの活動をすることが、肌感覚で私が現役選手だった頃より増えてきたと感じるが、現役選手にしか伝えられないことが

          ピンチはチャンスと言うけど・・

          ポーランドの旅🇵🇱

          3年ぶりの待ちに待った海外だけど、初外海に行くみたいに、ドキドキした。忘れものないか?入国に必要な書類とかないのか?3年の間に、入国や出国のシステムが変わっているのか?分からないことだらけ笑 本当に出国できる瞬間まで、ドキドキ。ポーランドは、初めて行く国。それなのに、今回は本当にリサーチが足りなかった…。いつも、海外旅行に行く時は、地球の歩き方みたいな本を必ず買って行くのに、それも忘れてた。 ポーランドに着いてから、ユーロじゃないの?、英語を話す人がほとんどいない!とか、徐

          ポーランドの旅🇵🇱

          あいては鏡

          話す相手、それが大人でも子どもでも、話す相手(の反応)を通して、自分を知ることがたくさんある。 例えば、大人のランナーたちと接しているとき、その雰囲気や、表情からも気づきがある。その変化を感じたときに、同時に自分にも目を向けると、自分の接し方について、色んな気づきがあった。 またある日、いつもスムーズに話ができる相手と、話が噛み合わなくなり、2日くらい非常にモヤモヤしていた。モヤモヤしている時は、何かが自分の中で引っかかっている。でも、そのモヤモヤの正体がわからなくて、悶

          あいては鏡

          温泉愛♨️

          温泉は自然の恵み 温泉が好きだ。さて、何でこんなに好きなのだろうか?考えてみた。 始まりは、高校生の時に、陸上部の顧問の先生が練習帰りに近くの温泉へ連れて行ってくれたことだ。 現役時代は、スーパー銭湯が好きだった。大きいお風呂につかると、疲れが取れるし、スッキリするし、露天風呂の少しぬるめのお湯につかって、ぼーっと色々考えるのも好きだった。 現役時代とは違い、今は時間にも余裕があり、遠くの温泉に旅行へ行くこともある。まず、印象に残ってるところをあげていくと、 長野の

          温泉愛♨️

          お正月🎍🎍

          コロナ禍以前のある年の年末年始は、暖かいところで過ごした。 夏の気候でお正月を迎えると、全くお正月という感じがしなかった。笑なぜだか考えてみた。 温暖な気候もあるが、タイで気づいたのは、クリスマスの雰囲気が長い。年明けても、お店ではクリスマスソングがかかり、お店の前やホテルのロビーにクリスマスツリーが飾ってあった。 日本で年末を過ごすと、テレビで紅白歌合戦を見たり、普段会えない親戚や家族と集まり、年越しそばやおせち料理を食べる。お店に行くとお正月らしい音楽がかかり、家や

          お正月🎍🎍

          走り方とは?

          走り方に正解はあるんだろうか? 私にとっての正解と、その他のランナーにとっての正解は違うかも知れない。私にとって良いと思うことが、その他のランナーにとって違う場合もある。 走ることにおいて、この方向性が良いと言うことを自分の経験から伝えることはできるが、最終的にそれをやってみるかどうか、自分に合うか、合わないのかは、受けとる人自身に委ねられる。 最近、様々なトレーニングは、それを通して常に自分の感覚を磨くということも含まれるのではないかと思う。 自分の感覚、感性、何が自

          走り方とは?

          旅の終わりに思うこと

          長い旅(1週間くらい)の終わりは、少し切ない。もうちょっと旅をしていたかった気もするが、そのくらいで帰るのがちょうど良いんだろうなとも思う。 旅の中で、一冊本を読んだ。ショーペンハウアーの著書をわかりやすく紹介している文庫本(梅田孝太著、ショーペンハウアー~欲望にまみれた世界を生き抜く~)。 その中で、印象に残っていることを自分なりの解釈になるが、書きたいと思う。 人には欲望がある、生きたいというのも欲望の一つと考えると、生きようとする意志があるから、さまざまな欲望があり、

          旅の終わりに思うこと

          学びの支援員

          6年前から、小学校の学びの支援員をさせていただいている。学校の様々な事情で、学校も変わるし、期間も様々である。半年間続けて行くこともあれば、2年くらいあいたりする。 総合的に、この活動を通じて小学生の時に先生を始め、たくさんの大人に関わっていただき、今の自分があるんだなと感じた。 当たり前だけど、6歳から1日の大半を学校で過ごすようになる。親が育ててくれたことは、常に感じているが、学校に行っていた時期は、親以外の大人に育ててもらっていたということを、改めて実感した。小学校で

          学びの支援員

          かけっこ好き?

          少し前、森の中でかけっこ教室があった。 夏は暑さもあり、体育館などの屋内で行うことが多い。屋外でも、グランドや人工芝のコートなど限られた場所が多い。グランドや屋内以外でかけっこ教室をするのは、改めて振り返ってみても数えるくらい。 森の中走るのは開放的! 「あのメタセコイア並木の終わりまで、走りたい人〜!!」って呼びかけると、はーい‼️と元気な返事が。 森の中ならではで、すごく楽しかった。 かけっこイベントでは、速く走れたのかというより、来てくれた子どものテンションが

          かけっこ好き?