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CVCってなに?VCとの違いについて解説!

はじめまして、SEKAISHA CVC(コーポレート・ベンチャー・キャピタル)担当の百瀬です。

前回までは、SEKAISHA・CVCのメンバーを紹介してきました。今回からは、ファイナンスにおける知識解説や、それ以外のビジネス全般に関する情報を定期的に発信していきます。

今回は、CVC(コーポレートベンチャーキャピタル)とは何か、VC(ベンチャーキャピタル)と比較、弊社のCVCの特徴を交えながら解説していきます。

■VCとは

 VCとは主にベンチャー企業に投資して、IPOによるキャピタルゲインを狙って設立・運用されます。その仕組みは事業会社や金融機関、機関投資家等から資金を集め、有望なベンチャー企業に投資するもので、投資先企業の将来的な評価額の向上を予想し、上場もしくはM&Aなどによる売却益を狙うものです。

 VCは属性によりいくつかの種類に分かれています。例えば、金融機関の関連特定の親会社を持たない独立系のVCから証券会社、銀行、保険会社などが母体となる金融系のVC、事業会社が運営するCVCなどがあり、その特徴はそれぞれ異なります。

<VCの種類一覧>
・独立系
・金融系(銀行系)
・事業会社系(CVC)
・大学系
・政府系
・地域系

VCの仕組み

■CVCとは

 CVCとはVCの形態の一つで、「Corporate Venture Capital」の略称です。事業会社が設立するファンドを通して、もしくは、直接本体からベンチャー企業に投資します。投資を本業としない事業会社が行うこともあり、主に自社の事業分野とシナジーを生む可能性のあるベンチャー企業に対して投資を行うことが一般的です。

CVCの仕組み

 特に最近では資金面の支援だけでなく、技術連携やビジネスパートナーシップなども提供して全面的にベンチャー企業を支援する事例が増えています。オープンイノベーションの観点から、企業や研究機関など、外部から新たな技術やアイディアを集めることで、新たなビジネスモデルを展開するイノベーション(技術革新)が生まれることを期待して、CVCを始める動きも加速しております。

■CVCとVCの違い

CVCとVCが大きく異なる点は投資方針、目的です。VCの主な目的は投資先企業の株式売却によるキャピタルゲインですが、一方CVCの主な目的は本業の成長や拡大です。そのため、投資対象も協業することでシナジーを生み出すことができると判断されたベンチャー企業に絞られます。

■SEKAISHA・CVCについて

 以前の記事でもお伝えしましたが、SEKAISHA・CVCとしての投資理念はシンプルで、 “知的好奇心に投資する”の一言に尽きます。特にSEKAISHAのCVCはビジョンの実現のために投資を行うので、投資期間を敢えて設定しません。

 VCとは異なり投資領域や保有期間の制限は設定せず、投資理念に沿っているかどうかを最重要判断基準においています。

 スタートアップとしてSEKAISHAのビジョンである“じぶんの世界”を実現している、しようとしている企業に“投資”という形で今後も意思表示を行っていきます。


以上、ご一読いただきありがとうございます。

"じぶんのせかい”を自由につくることのできる世界の実現に向け、今後より一層スタートアップの方々と私たちは活動していきます。

今後も定期的に情報を発信していく所存ですので、興味をお持ちいただいた方はフォロー宜しくお願いいたします。


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