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2024/06/10(月)日本人であることに誇りを感じた出来事。【イギリス留学】

イギリス・バーミンガムのとある喫茶店での話。

コーヒーを楽しんだ僕は、容器を片そうとカップを持ってカウンターへと近づいていく。

バリスタの前を通り過ぎようとしたその時、
「お前は日本人か?」
と声をかけられた。

突然のことに驚く僕は、
「日本人やけどどうしたん?」
と訊き返すと、
「日本と言えば、ワールドカップで観客がスタジアム内のゴミ拾いをして帰るイメージがある。喫茶店でカップを片付ける人なんてこの国でいないんよ。さすが日本人。また来てな」

綺麗なウインクを見せたバリスタはそう言った。

時は変わって、バーミンガムにあるアラビック料理屋での話。

周りのテーブルを見れば、食べ残しや空き缶などが散乱している。一方の僕たち日本人は当たり前のように後片付けをし、隣の卓から椅子を借りていたこともあって友だちが元の場所に戻していた。

厨房にいた店員の
「なんだコイツらは(感動)」
と言わんばかりの衝撃的な眼差しが未だに忘れられない。

日本を離れて思うこと。

日本人は日本人らしく?
いいや、身体が勝手に動いてしまうぜ。

先人が築いた世界を凌駕する当たり前の基準、日本らしさ。自分が『日本人』であることに心の底から誇りを持った。

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