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運命の赤い糸で結ばれていた結婚と大記録。広島の大瀬良投手がノーヒットノーラン。129球。結婚記念日は1月29日。度重なる右ひじ手術。妻の真由さんが支えた

大記録は運命の赤い糸で結ばれていたように思える。広島の大瀬良大地投手(32)がノーヒットノーランを達成した。129球での達成。結婚記念日は1月29日。右ひじ手術が度重なり苦しんでいたが、妻の真由さんの支えで乗り越えられた。マウンドでの快挙も結婚同様に赤い糸で結ばれていたようだ。

7日にホームのマツダスタジアムで行われたロッテとの交流戦。広島の先発マウンドにはプロ11年目の大瀬良投手が立った。

初回のマウンド。内野ゴロ2つと外野フライで、「ワン、ツー、スリー」の三者凡退に抑えた。

二回以降、四球で出塁を許しても、相手打線のバットに快音を響かせない。相手のスコアボードに「0」を並べていく。そしてヒットを示すHも「0」のまま。

味方打線から4点の援護を受け、大瀬良投手はスイスイピッチング。そして九回のマウンドに上がった。簡単にツーアウトを取り、「あと一人」。ここから2者連続で四球を与えてしまった。

ここで相手の4番ポランコ選手と対峙する。カットボールで見逃しストライクを取った。そして2球目。144キロの内角ストレートで攻める。ライトフライに打ち取りゲームセット。大瀬良投手はガッツポーズ。そして広島の選手たちの歓喜の輪が広がった。

大瀬良投手は2019年にタレントの浅田真由さんと結婚した。このシーズン、11勝をマーク。2021年にも11勝を挙げた。一方で、2020年、そして昨秋と2度の右ひじ手術を行った。昨年まで5年連続で務めてきた開幕投手の座を今季は譲ることに。

2022年以降、負け越しが続く大瀬良投手。妻真由さんはタレントの仕事よりも夫を支えることを優先し支え続けた。快挙の日、真由さんはテレビで2歳の息子とともに夫のピッチングを見守った。

そして大瀬良投手は史上90人目、通算102度目となるノーヒッター投手となった。真由さんは「ケガも多くて苦労してきた中での本人の努力の通過点が、素晴らしい結果になって本当に良かったです」としみじみと語った。

そして「結婚記念日の1月29日と一緒の129球だったことも喜んでいます」と嬉しそうだ。

結婚後2度の手術。そして快挙のマウンドで九回2死から2連続四球。手術の数と快挙直前の四球の数が重なる。そして最後の2四球があったから、投球数129と結婚記念日の1月29日が重なった。

手術後の試練を夫妻で乗り越えた。そして快挙直前のピンチ。これまで夫を支えてきた妻の献身ぶりが、快挙へのあとひと踏ん張りを夫に与えてくれたように思えるのだ。

結婚も大記録も運命の赤い糸で結ばれていた。大瀬良投手、そして真由さん、ノーヒットノーランの快挙、おめでとうございます。

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