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納棺師のお志事

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納棺師である私がお志事で学んだこと、体験したこと。
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#おくりびと

最期の旅立ちのお手伝い

最期の旅立ちのお手伝い

私のお志事は納棺師。

ちなみに仕事と言う字はあまり好きではない。

人に仕える仕事

会社に仕え、上司に仕え、お客様に仕えるだけの状態だから。

だからあえて志事と言いたい。

信念や志を持って行う仕事

自分のためではなく人のためになる状態だから。

きっと納棺師になる前までは
私は仕事をしてきたんだと思う。
でも自分が本当にやりたいことを見つけた時
私は志事として向き合うことにした。

納棺

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「おくりびと」が再びヒットした理由

「おくりびと」が再びヒットした理由

2008年公開で米アカデミー賞外国語映画賞を受賞した「おくりびと」が中国で大ヒットしているらしい!

私も納棺師という職業を知ったのもこの映画。
そして遺族の人にも「あの映画に出てきた職業ですよね」と言われることが何度もある。

納棺師は日本独特の職業。
海外にも納棺師に似たような、遺体の表立った傷や死んだ時に起きた変化などを綺麗に補正し、なるべく生前の姿に近づける処理をするエンバーミングをする

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新米納棺師のお志事

新米納棺師のお志事

10月から納棺師に転職。 

やっと約2週間目を終えました。

かなり濃い2週間でした。
そんな"ヒヨっこ納棺師"🐥の日々を書いていきます。

納棺師のお志事は基本現場で学びます。
マニュアルもありますが、実際にやってみないと分からない。

自分の目で見て、手で動かさないと始まらない。

葬儀会社から依頼を受け
葬儀会場、自宅などへ行きます。

納棺の儀式を準備しつつ、故人様を綺麗にしていきます

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アラサー女子、納棺師に転職しました。

アラサー女子、納棺師に転職しました。

10月から納棺師へと転職しました。

▷画像は大体の流れである納棺の儀式
※宗教や地域によって違いはあります。

なぜ、納棺師なのか。

まず、この世に生まれた瞬間から"死"は自分にまとわり付き、逃れられないもの。

必ずやって来るものだったら
どんな生き方をしますか。
どんな後悔ない人生を送りますか。

"死"は"生き方"にも比例します。

誰かが亡くなれば、自分の生き方も考えるように・・・

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