「無理にやらせてはいけない」という言葉をそのまま信じたらダメだった。
日本語って難しいなあと思うのが、
文の中のどの言葉に注目するかということ。
文の書き方によって、
読み手が全然違うことをイメージしてしまう
なんてこと、よくあります。
こんにちは!
日本一🇯🇵子育てが苦手な
【子育て研究者】kotoです!
なんだか子育てと
全然関係ない始まりになりましたが
この日本語の難しさによって、
子育てで大きな勘違いをしてしまった
苦い経験を、今日はお伝えしたいと思います!
▼「無理にやらせてはいけない」は、確かにそう
子育て情報を見ていると、
「嫌がる子供に、
無理になにかをやらせるのはよくない」
という話題がよく出てきます。
これは確かにその通りで、
たいてい無理やりやらされたことっていうのは
子供にとって嫌な経験となり、
苦手意識がついてしまう原因にも。
「無理やり勉強」
「無理やりお手伝い」etc…
どんなに親が必要だと感じても
子供が「やりたくない~」と思っていることは、
やらせたところで
あまり身になっていないことが多いものです。
しかし親というのは子供にとって
絶対の権限をもってるので
「これをしないと、
おもちゃ取り上げだからね!」
なんて伝家の宝刀を取り出せば、
「やりたくない」と子供が思っていても
しぶしぶ従わざるを得ないことも。
親にしたら、なんとか子供を動かすための
苦肉の策なのですが
子供にとっては
やっぱり嫌な思い出となってしまいがちです。
▼子供が嫌なことはさせなくてもいい?
じゃあ、やっぱり子供が嫌だと言ったら
やらせない方がいいの…σ( ̄^ ̄)?
と思ってしまいますよね。
私もそのことで、ずっと悩んでいました。
子供が嫌と言ったら…
お風呂あがりに服を着なくていい?
外に行くのに、靴を履かなくていい?
夜は寝ないで、いつまでも起きてていい?
…そんなわけあるかーいΣ\(゚Д゚;)!!!!
いくら子供が嫌だと言っても
やらなきゃいけないことは、
やらなきゃいけないんだ!!
と、葛藤の毎日でした。
結局、逃げ回る子供をなんとか捕まえて
怒ってみたり、脅してみたり…
やるべきことが終わった後は、
親も子もぐったり。
やっぱり無理やりやらせるのはよくないな…
と思っても、
他にどうすることもできない日々を
過ごしていました。
▼【無理に】させるのはよくない
ここで、発想の転換です。
この
「無理にさせるのはよくない」という一文。
どの言葉に注目するかで、
意味が全然違ってくるのです。
「無理に『させる』のはよくない」
と、【させる】に注目すると、
私の失敗のように、
子供にさせるのか、させないのか?!
というところで葛藤が生まれてしまいます。
でも、
「『無理に』させるのはよくない」
と、【無理に】に注目すると、
させること自体がよくないのではなく
【無理に】させることがNGという解釈に。
つまり、
やらなきゃいけないことをさせるのは必要。
でも、「無理やり」やらせるのはよくない。
つまりつまり…
「無理やり」やらせなきゃいい!!
ということになるのです。
…めっちゃ回りくどい言い方をしました。笑
が、子育て初心者の私は、
この言葉のからくりに気付くために
何年もかかってしまいました。
▼子供が楽しくできれば、それでいい
ここからが親の腕の見せどころです。
2歳ごろになって
自分の意思がはっきりしてくると、
「イヤー!」のオンパレード。
この子供の「イヤ!」に振り回されず、
かつ子供が自分から「よし、やろう!」
と思えるような働きかけが重要になってきます。
散歩に行くのに、
「靴を履きたくない!」と言い出せば
〇「靴を履かないと、
かわいい靴下が汚れちゃうよ」と、
子供が「それはまずい!」と
感じられるリスクを伝える。
〇「お外に行ったら、
どんぐりたくさん拾おう!」
と、楽しいことを提案する。
〇「かわいい靴、
○○ちゃんの足にくっついた~!」
と、遊びをまじえて履かせてみる。
ありとあらゆる知恵をしぼって
子供が自分から「靴はこう!」と思えるように
こっそり誘導してあげることで
「『無理やり』やらせる」から
脱却することができるのです。
▼まとめ
このやりとりを続けるには、
実際かなりの忍耐が必要です…笑
しかも、時間がないときなんて
「もうなんでもいいから、やってくれ!!」
と、投げ出したくなるときも
かなりたくさんあります。
もちろん、私もそうです。
でも、「『無理やり』やらせられた」
という思い出を子供の中に残すより、
多少時間がかかっても、
「楽しくできた」という気持ちを
積み重ねていく方が、
その後の子供とのやりとりも、
スムーズになることは間違いありません。
ただでさえ忙しい子育てですが、
親のユーモアと知恵とセンスで、
子供が自分から「やりたい!」と思える環境を
つくっていきたいと思います。
ちなみに、どの作戦がヒットするかは
子供一人一人違いますし、
そのときの状況によっても変わってくるので…
とにかく、
いろいろ試してみるしかないですよね。
子育て中のママパパって、
なんだかドラ〇もんみたいだな、
と、記事を書きながら
改めて感心してしまいました。
毎日本当にご苦労様ですヽ(;▽;)ノ
今日も一緒に頑張りましょう~!
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