「子供はいつか片付けるようになる」という情報の罠。
息子は3歳近くになるまで
まったく片付けができませんでした。
なぜなら、親である私が
「まだ小さくて
片付けなんてできないでしょ~」
と思っていたから。
こんにちは!
日本一🇯🇵子育てが苦手な
【子育て研究者】kotoです!
皆さんは、子供にお片付けさせていますか??
年齢が小さくても、大きくても
いずれは通らなくてはいけない
「お片付け問題」!!
今日はその問題を通して、
【子供の心と体と脳の発達】について
考えてみたいと思います!
▼子供には片付けなんて無理!
最初に書いたように、
第一子である息子の子育てにおいて、私は
「片付けをさせなきゃいけない」
という発想がまったくありませんでした。
なぜなら、ちょうどそのころ読んだ育児雑誌で
「子供は散らかすもの」
「親が片付ける姿を見ていれば、
自然とできるようになる」
「無理に片付けをさせなくてもよい」
といった情報を見つけたからです!
(人のせいにして、すみません…( ;∀;)
「なるほど~!」
親が整った環境を用意してあげれば
それが子供の常識になって、
いつか片付けができるようになるんだ~!
と、いつものように
その情報の真偽を考えることもせず
うのみにしていました。
なので息子が出したおもちゃは、
当然のように私がせっせと片付ける日々。
いつも私の記事を読んでくださっている
皆さんならもうお察しのことと思いますが…
待てど暮らせど、
息子が片付けをする気配はありません(;▽;)
それどころか、
もうすぐ3歳になろうとするのに
片付けを全くしない息子に
なんの疑問も感じていませんでした。
(だって、親が片付けてれば、
いつか自然とできるようになるんでしょ~!)
▼片付けができる子供たちを見て
下の子の産休に入り、
久しぶりに時間ができたので
息子を連れて3歳未満の子供たちが集まる
子育て支援センターに行くことに。
そこで目にしたのは、
当然のように、
自分が遊んだおもちゃを片付ける
同年代の子供たちでした。
「すごい~!もうお片付けできるんですね!」
と、のんきに他のお子さんの様子を
眺める私を横目に
わが息子は、
片っぱしからおもちゃを出しては放置…
あっという間に、
そこら辺をおもちゃだらけにしてしまいました。
さすがに私も気まずくなり…
「もう~ちゃんと片付けてよ~」
なんて言いながら、息子の後を追いかけては
彼が出したおもちゃを
一生懸命片付けていました。
▼息子、片付ける。
その様子を見ていたセンターの先生が、
息子にそっと近付いて
「このおもちゃを片付けてから、
次のおもちゃを出そうね。」
と、声をかけてくださいました。
今までそんなことを言われたことのない息子は
もちろん、拒否!
先生を無視して
また違うおもちゃの方へ行こうとします。
そんな息子の手を優しく引き戻し
「こうやってすれば、できるよ。やってみて。」
と、手本を見せながら
丁寧にやり方を教えてくれました。
先生の穏やかな言葉と、具体的な手本を見て、
息子は使っていたおもちゃを、
先生と一緒に片付けることができました。
今まで片付けなんてしたことのなかった息子が
ちゃんと片付けをするなんて…!
それだけで十分驚きだったのですが、
その後先生に教えてもらったことは
さらに衝撃的でした。
▼支援センターで教えてもらった衝撃の事実
先生のお話から分かったのは、
今まで息子が片付けをしなかったのは、
親である私が
「片付けるということを
教えていなかったから。」
ということでした。
「小さい子供にそんなこと教えても、
できるわけないのでは?」
と、子育て初心者の私は「???」状態。
そんな私に、先生は続けます。
「片付ける」ということは、
『使ったものを、もとの場所に戻すこと』
それはやり方を教えて、
できるように手助けすれば
1歳前からでもできるようになる。」
…そうなのー(°д°)?!!
だって育児情報には、
「子供はできなくて当然」
って書いてあるじゃん…
もう、何が何だか分かりません。
確かに…
子供は始めからできるわけではありません。
だからと言って、
教えてもできないわけではない。。。
つまり…
「教えれば、できることはたくさんある!」
ということだったのです。
1歳頃になると、少しずつ
自由に移動できるようになってきます。
また、上手に話せなくても
簡単な指示なら理解することもできる。
散らばっているおもちゃを
「ここに持ってきて」
「ここに入れて」
と言えば、おもちゃ箱に入れることは
そんなに難しいことではありません。
それを
「片付けは大変だから、
小さい子供にはできないだろう」
と、最初から教えることもしなければ
いつまでたっても
片付けができないのは当然なのでした。
▼まとめ
子供は、よくも悪くも
何も知らない状態で生まれてきます。
でも、能力がないわけではない!
それなのに、
大人が勝手に「できないだろう」と判断して
やり方を教えなければ、
できるようになるわけがない。
むしろ、
子供が能力を発揮するチャンスを逃し続ける
ことになると、
お片付け問題を通して学ぶことができました。
子供の体や脳の発達に合わせて、
できることを少しずつ教えていく。
そしてそれができるように、
見守ったり手助けしたりしながら
ちょっとずつ
「一人でお片付け」が
できるようになっていくのですね。
今回は「片付け」を一つの例として
取り上げましたが、
この考え方は他の場面にも
当てはまると思います。
子供の心と体と脳の発達をよくよく観察して、
その時々に合った働きかけができるように
なりたいです。
(珍しく子育て研究者っぽく
まとまりました( ̄∀ ̄*)
☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆
最後まで読んでいただき、
ありがとうございます!
興味をもっていただけた方は、
ぜひスキ・コメント・フォローなどを
いただけますと嬉しいです^ ^
今後もあなたのお役にたてる記事を
投稿をしていきますので、
どうぞよろしくお願いいたします!