人生は「ガチャ」で決まるのか
外国人の友達を連れて日本へ帰ると、「ガチャガチャ」(カプセルトイ)をみんな珍しがって驚く。日本の文化って、ミステリアスに映るらしい。
一方、世間で流行ってる「人生は〈ガチャ〉で決まる」という考え方。これはもはや、ブラックジョークと解釈されてしまうらしい。
自分の力だけではどうにもならない、「運要素」の事柄を、何が出てくるかわかならい「ガチャガチャ」に例えた表現で、「親ガチャ」「配属ガチャ」「友達ガチャ」などと表現する。
NewsPicksの記事によると、いまや学生の間では「親ガチャ」が行動しないための口実として使われているらしい。”何をやってもムダだという「慢性的無気力」を生んでいる”と記事は告げている。
果たして人生は「ガチャ」で決まる傾向にあるのだろうか。
これに対して様々な読者がコメントしている内容が興味深い。
例えば「国ガチャ」については、
確かに、生まれた国や親が「ガチャ」という度合いについて言えば、日本は他の国に比べてずい分格差のない社会だと考える。
例えば筆者が30年近く住んでいるアメリカでは、アイヴィー・リーグやスタンフォード、MITの大学に行くためには、経済的な難関をクリアしなければならないし(例えばコロンビア大学やスタンフォード大学の年間授業料+学生寮は日本円にして1千万円)、ファイナンシャルエイドを受けるにも、様々な条件が要求される。
医療費や健康保険費用は日本の8倍ぐらいは軽くかかるし、人種や学歴にしてもオモテから見えるよりもずっと大きな差別や格差が社会に存在している。
親ガチャというものが本当にあるとして、その親を変えることはできないけれど、国を変えることならできる。
今後は日本を脱出して、自分の持っている「ガチャ」がどう出るか、
試してみようという日本人が増えていくのではないだろうか。
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