よろしくお願いします、を英語で表現すると?
日本人がよく使う「よろしくお願いします」という表現。挨拶やメールの最後には必ずと言っていいほど使われている。これをアメリカ英語でどのように表現するのか。
ビジネス・メールの場合、以下のどれかを最後に入れることが多い。
Best regards (敬具、ビジネスでは最も無難)
Regards (敬具)
Best (敬具)
Warm regards (敬具)
Respectfully (謹んで)
「よろしくお願いします」が 実際にこれからの持続的な関係を示唆する場合は、「今後〜であることを楽しみにしていますよ」という表現を使う。
心待ちにしていますよ、という表現
ここで便利なのは、心待ちにしていますよ、
We look forward to 〜ing
という表現。
例文をあげると、
We look forward to working with you (一緒に仕事をできるのを楽しみにしています)。
look forward toの後には、名詞またはingで名詞化された動詞(例:working) を使う。
他にも次のような表現も多く聞く。
We look forward to having the updates soon.(進展の報告を心待ちにしております)
We look forward to hearing back from you soon (ご返信いただけるのを心待ちにしております)
Thank You で伝える気持ち
Thank you for having me today.
(今日はご招待していただいてありがとうございます)
Thank you for being here today.
(今日はお越し下さりありがとうございます)
「よろしく」という言葉をそのまま英語にしようとしても、いったい何が「よろしく」なのかはっきりしていない日本語の曖昧さを踏まえると、直訳はまずできない。
それがレポートなのか、来週の視察計画なのか、週末のパーティなのかをきちんと表現した上で、楽しみにしていますよ、と付け加えるのが正統であろう。
要はきちんと伝えたいことをまず整理していくことが必要で、なんとなく「よろしく」では話しは通じない。
英語のうまい人は語彙が豊富とかそういうことではなくて、本当に伝えたいことを最短距離で、丁寧に、伝える技術を持っているということだ。
もちろん基本としては
メールの内容あるいは面会の目的を冒頭でさらっと予告する(アメリカ式の基本中の基本)
自分の立場と相手(あるいはメールの受取手)の立場や距離を完璧に把握している
ユーモアやジョークを入れて飽きさせない(会話では必須)
絶妙なさじ加減で自社をアピール(アメリカのビジネスパーソンは必ずこれをする)
用件は手短に。ブレットを使えばなお効果的。会話の場合は「今回の目的は3つあります。一つ目は。。。」というように相手が頭の中で整理しやすいように説明する。
などが上げられる。メール、面談、プレゼンテーションのどれにも応用できるのでぜひご参考に。
この記事が参加している募集
サポートは株式会社スクーンジャパンおよび米国スクーン社が乳がんのNPO団体(LBBC)に寄付する資金に利用させていただきます。