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地域おこし協力隊としての全活動、退任、そしてこれから

土庄町地域おこし協力隊、退任のお知らせ

新年1本目の記事冒頭から私事で恐縮ですが、お知らせです。

2022年12月末をもちまして、私、吉田小百合は、香川県土庄町とのしょうちょう地域おこし協力隊を退任いたしました。

任期中の活動に際し、お世話になった土庄町、小豆島、豊島、香川県のみなさま、漁業関係者のみなさま、土庄町役場のみなさま、特に業務やスケジュールとの兼ね合いで直接のご挨拶が叶わなかったみなさまに、この場を借りて改めて感謝の意をお伝えしたいと思います。

活動にご協力いただいた全てのみなさま、本当にありがとうございました。

この記事は?

地域のみなさまへの愛と「ありがとう」の思いを詰め込んで、地域おこし協力隊としての1年5ヶ月間の活動の振り返りと今後について綴っていく。

▶︎この記事は?
□ 地域おこし協力隊になった理由
□ 地域おこし協力隊としての1年5ヶ月を振り返る
□ 地域おこし協力隊としてできたこと
□ 地域おこし協力隊として得られた学びと経験
□ 地域おこし協力隊を退任した理由
□ 今後について
▶︎こんな人におすすめ!こんな人に読んでほしい!
□ 地域おこし協力隊の仕事に興味のある人
□ 現役で活躍中の地域おこし協力隊員
□ 地方移住の足掛かりとして地域おこし協力隊への応募を検討している人
□ 地方移住に興味のある人
□ Uターン、Iターン、Jターン移住を考えている人
□ 地域おこし協力隊や移住者を受け入れている自治体、地域のみなさま
□ 任期中にお世話になった土庄町、小豆島&豊島、香川県のみなさま

途中退任というカタチで迎えた「卒業」

ほとんどの自治体で募集されている地域おこし協力隊の任期は、1年更新の最長3年任期であることが一般的(*1)。

任期2年目、1年5ヶ月の活動期間を経て退任させていただいた私の場合は、いわゆる「途中退任者」という括りになる。

今回の私の退任を「卒業」と表現してしまうと、これまで任期をしっかりと満了された諸先輩方に申し訳なさを抱くが、私個人の気持ちとしては「卒業」である。

*1)令和4年度(2022年春)に創設された「コロナ禍により活動に影響を受けた隊員の任期特例」により、「コロナ禍が任用期間に該当する隊員でコロナ禍であることからその活動が思うようにできなかった等の理由があり、隊員本人の延長希望と任用自治体との合意があれば、最長5年=3年+2年の延長可」という追加措置が設けられており、実際に県内の他自治体在籍隊員の中には任用期間を延長され、任期4年目を迎え活躍されている方もいる。
<参考> 総務省の人的支援施策等について|総務省

途中退任するとなると真っ先に尋ねられるのは「何かあったのでは?」ということ。世に出ている”協力隊を途中退任された方々によるエピソード”には、ネガティブな情報が非常に多いからである。

しかし、記事を読み進めていただけばお分かりいただけるかと思うが、敢えて先にお伝えしておくと、私の退任は「地域おこし協力隊 ひどい」「地域おこし協力隊 やばい」などの検索サジェストワードで散見するようなネガティブな理由ではない。

「地域おこし協力隊の途中退任には、ネガティブなケースだけではない」ということを知っていただき、ネガティブな情報だけで地方移住やUターンの足掛かりのひとつであるこの制度を諦め、その道を閉ざしてしまわないでほしい。これが、私がこの記事を書きたいと思った大きな理由のひとつ。

そして、もうひとつの理由は、これまで取材やイベントでお世話になった町や県の漁業関係者のみなさん、役場職員のみなさん、活動を共にしてきた協力隊の仲間たち、協力してくださった地域のみなさんが、任期途中で退任する私のことを応援してくれ、次のステップへと送り出してくださったことも、私本人から発信したいと思ったからだ。

もちろん、課せられたミッションや活動地域、内容、環境によって、誰もが私と同じように活動できるとは限らない。ただ、一隊員としての私の経験をシェアすることで、今後、土庄町や全国各地で地域おこし協力隊として活躍される方にとっての活動のヒントになったり、受入側である自治体職員さんや地域のみなさまにとっても、どのように隊員と協働していけばいいかのヒントとなれば、と思った。

私にとっての地域おこし協力隊としての最後の仕事、「締め括り」として、この記事を書いておきたかったのだ。

なぜ、地域おこし協力隊に?

私はなぜ、地域おこし協力隊になったのか。
着任当初に書いた以下の記事に、その詳細を綴っている。

熱い思いを詰め込んだ記事なので、機会があればぜひご覧いただきたいのだが、「田舎暮らし」「地方移住」に興味がなかった私が「離島へ移住しよう!地域おこし協力隊、やってみよう!」と思い立った理由、中でも特に大きい理由はこの3つである。

地域おこし協力隊に応募した理由

・自分のスキルが活かせると思ったから
・もっと日本のことを知り、発信したいと思ったから
・チャンスとタイミングとご縁が重なり、直感を信じて動いてみようと思ったから

土庄町地域おこし協力隊、約1年半の活動まとめ

2021年8月から2022年12月までの1年5ヶ月、地域おこし協力隊としてどんなことが出来たのか。
私のミッションと活動内容を振り返ってみる。

▶︎地域おこし協力隊としての担当とミッション
□ 担当
漁業振興 
□ ミッション
漁業をメインとした第一次産業に関わる情報発信とイベント企画
▶︎地域おこし協力隊としての主な活動
□ 情報発信を目的としたイベント企画
□ 情報発信 
Instagram、Facebookでの発信
→ リール動画、写真+文章の投稿、ストーリーズを活用した発信
□ 創作プラットフォーム「note」での記事執筆
□ 町広報誌「広報とのしょう」への寄稿
□ 地域学習に関する学生研究への協力

なお、活動1年目の振り返り、また、町内での1年目の活動報告の様子については、それぞれ下記の記事で詳細にまとめている。

■イベント企画

① 地魚ブランド「小豆島しょうどしま島鱧®︎しまはも」のPRを兼ねた漁業振興『タベルノクラスの社会科見学』

② 地魚ブランド「小豆島島鱧®︎」の学校給食提供企画
 給食×動画×ICT×YouTubeライブで漁協から生中継

■情報発信

任期中は下記のメディアにて情報発信を続けてきた。

漁業振興担当も情報発信を活動の主とする協力隊の任用も私が初めてだったこともあり、投稿に関するKPI(目標・ゴールに対する達成の度合いを測るために置かれる指標)は特に設けず、まずは0ゼロ1イチを創るところが私のミッションとなった。

SNSやWebを中心に広く情報を届けるには、漁業のみではニッチすぎることと、私が農林水産課に所属していたこと、私自身も移住者であることなどの理由から、着任前から「水産業のみならず、農業、林業、畜産業、地域おこし協力隊卒業生や移住者など、この町で暮らす人や頑張る人たちの取材も並行して行っていきたい」という提案をさせていただいた結果、任期中は幅広く情報発信することができた。

以下、協力隊の活動として、私が投稿した情報発信のみを把握可能な範囲で抽出、効果測定した数字である。
※協力隊任期、2021年8月2日〜2022年12月31日分のデータより集計

① 土庄町地域おこし協力隊 公式SNS

2021(令和3)年12月以降に、当時の現役隊員のうちSNSの共同運用が可能な隊員が交代で、各自週1回ずつの更新を目標に運用。

土庄町地域おこし協力隊SNS用アイコン
デザインは、移住定住促進担当の小川愛生隊員

◯ 土庄町地域おこし協力隊 Instagram @tonosho_tiikiokoshi
▶︎投稿数 計 165件
内訳)
・リール動画(縦型ショート動画+BGM) 30件
 ・フィード投稿(写真+テキスト) 29件
 ・動画投稿 (横動画+テキスト) 7件
 ・ストーリーズ 99件

リーチ数 = 情報発信内容が表示されたアカウント数
     計 77,555アカウント

内訳)
アカウント全体の30分の1がフォロワー
= フォロワー以外のアカウントへ情報発信ができた
 (土庄町や土庄町地域おこし協力隊を知らない方への訴求ができた)

インプレッション数 = 投稿内容の表示回数・動画の再生回数
       計 89,345回
内訳)
・リール動画(縦型ショート動画+BGM) 59,573回
 ・フィード投稿+動画投稿 29,772回

◯ 土庄町地域おこし協力隊 Facebook
▶︎投稿数 計 54件
 ・フィード投稿(写真+テキスト) 38件
 ・動画投稿 16件

② 土庄町公式メディアとSNS

◯ 土庄町 公式ホームページ
活動の中でも特に町公式のメディアでオフィシャルにお知らせしたい情報については、土庄町の公式ホームページのお知らせ(新着情報)に掲載させていただき、より多くの方に活動報告記事(=note)をご覧いただけるよう、記事への動線を設けた。

◯ 広報とのしょう(土庄町が発行する広報誌)
▶︎寄稿記事 計 2件

広報とのしょう・令和3年(2021年)11月号掲載
広報とのしょう・令和4年(2022年)4月号掲載

◯ 土庄町ふるさと納税ブログ

ふるさと納税の運用やプロモーションを担う企画財政課と共に、農林水産課に関連する地場産物を中心にそれらの魅力を知っていただくべく、ふるさと納税担当者や企画財政課所属の地域おこし協力隊員らと課を超えて協力。

料理上手な人、元広告代理店経験のある人、テーブルコーディネートセンスが抜群な人、動画が撮れる人、と、幸い得意なことが活かせるメンバーが揃っていたので、個々にアイデアを持ち寄って撮影。

家庭での調理方法をよりイメージしやすいよう、おすすめレシピを再現して紹介したり、より幅広い層にカジュアルに情報が届くよう、商品写真や料理写真に加え、インスタのリール動画用素材も合わせて撮影。

より幅広く、カジュアルな方法でのプロモーションにも対応できる素材をストックすることが叶った上、ふるさと納税担当者がコツコツと書き溜めて発信してくれていたブログのおかげで、最終的にはこの取り組みが町内企業様の目にとまり、撮影用の商品提供にご協力いただけるまでとなった。

◯ 小豆島土庄町公式YouTubeチャンネル

▶︎投稿動画 計 7本*
内訳)
・漁業振興 3本
・地域おこし協力隊募集説明会用 2本
・農林水産課 学校給食関連 1本
・他課依頼により制作 1本
・ショート動画 1本

③ 香川県地域おこし協力隊メディア「さぬきの輪」

▶︎活動やnote記事のシェア 計9件

香川県内各地域に点在する隊員をまとめてくれる香川県所属の地域おこし協力隊。県内の隊員同士を繋いでくれたり、隊員の相談に乗ってくれたり、県内の隊員たちの活動をメディアで発信してくれるなど、各地域の隊員をサポートする役割を担っている。

香川県地域おこし協力隊のWebメディア「さぬきの輪」に活動を掲載してもらうことで、土庄町での活動をより広く知っていただける機会が増えると考え、広くシェアしていただきたい記事については自ら県の隊員さんへご連絡。情報シェアへの協力をお願いし、県の決裁を通していただいた上で、計9本のnote記事をシェアいただいた。

④ 自身の既存SNSアカウント

YouTuberとして活動してきたこともあり、協力隊着任時点で私が運用していたSNSアカウントには計3.5万人以上の、土庄町のことをご存知ない方が大半を占めたファンやフォロワーがいた。

土庄町を知らないオーディエンスへ様々な角度からの情報発信ができる個人の既存アカウントのメリットを活かし、地域を深掘りした情報発信と親和性の高いプラットフォームであるnoteを活用。地域おこし協力隊SNSと並行して情報発信を続けてきた。

noteでは、そのプラットフォームの性質から「文章で、より深く情報を知りたい人」をターゲットに、Instagram、Facebook、TwitterなどのライトめなSNSには向いていない、収まり切らない情報量をまとめている。

○note

公開した記事をnoteの運営側のおすすめとして選んでいただけると、記事へのアクセスが爆上がりするという嬉しい効果がある。

「今日の注目記事」に選ばれると
note運営からこんなお知らせが来る

幸い、任期中に私が書いた中で、「今日の注目記事」に選ばれた下記の2記事は、注目記事への選出からほんの数日で、計1万ビュー以上のアクセスがあった。

内訳)
 ・公開記事  計 33本(本記事を含む)
 ・記事閲覧数 計 31,877回

・全記事まとめ

・地域おこし協力隊について

・漁業を知る

・地方移住と地域文化

・地域おこし協力隊インタビュー

・地域で頑張る生産者インタビュー

・地場産物とふるさと納税

・観光

noteで記事を書く際には、取材対象者の方から伺ったお話だけでなく、一移住者である私個人の視点も大事にして書くようにしてきた。

また、各記事で取材対象者の方のお人柄が読者へ伝わるように努めたことも、私がこだわってきたことのひとつだった。

協力隊退任の直前に、こんなメッセージをいただいた。
自分がこだわってきたところだけに、それがちゃんと伝わっていたことがとても嬉しかった。

○ SAYULOG Instagram
@sayulog_official

投稿 計 33件 ※小豆島や土庄町に関する投稿
(内訳)
・写真+テキスト 11件 
・動画+テキスト 3件(うち、リール動画 3件)
・ストーリーズ 19件

■その他の活動

○ 香川大学域学連携 - 土庄町プロモーション動画の制作TIPS講義に登壇(2021年10月29日)

○ 地域おこし協力隊募集説明会の現役隊員クロストークに登壇(2021年11月3日)

▼登壇したイベントの告知ページ(募集終了)

○ 地域おこし協力隊の退任活動報告会用動画の制作(2021年11月11日)

○ アイランダー2021でのふるさと納税PRオンラインライブ配信(2021年11月28日)

○ 地場産物「小豆島オリーブ牛」学校給食提供日に放映するYouTube動画の制作(2021年12月)

○ 香川県関連のYouTube番組への出演(2021年12月)

▼キニナルせとうち(2021年12月10日出演)

▼さぬきの輪TV(2021年12月27日公開)

○ 地域おこし協力隊募集説明会用動画の制作(2022年5月15日)

○ ハモプロの活動に同行(2022年7月28日・29日)

○ 豊島食プロ・プロダクト制作ディレクション(2022年5月・6月)

○ 豊島食プロ・リーフレットデザイン (2022年6月)

○ JA香川県、小豆島いちご部会と協働し、地域ブランド「小豆島のいちご」認知拡大を目的としたSNS連載企画を実施 (2022年7月〜12月)

○ 香川大学域学連携 - 地域おこし協力隊インタビューへの取材協力
(2022年11月25日)

【その他の活動】
○ 全国・四国エリアの地域おこし協力隊初任者研修への参加
(2021年12月、2022年1月)

○ 小豆島町の漁業振興担当隊員との交流・情報交換
(2022年1月・5月)


○ 小豆島町の地域おこし協力隊との情報交換会
(2022年4月25日)


○ 香川県内の現役隊員からの相談・情報交換
(2022年5月・6月)

○ 筑波大学 - 地域おこし協力隊&移住者ヒアリングへの調査協力
(2022年8月31日)

地域おこし協力隊としてできたこと

自分の活動の効果を客観的に分析し、言葉にするのは難しい。しかし、協力隊として任用いただいた立場としては、この町にとって自分が地域おこし協力隊として何ができたのか、どんなことが残せたのかを振り返り、その成果や振り返りまで、可能な限りお知らせすべきだと個人的には考えている。

それがなければ、自治体や地域の方々に「地域おこし協力隊を採用することで、地域にどんな影響があったのか」が見えづらいからだ。

これらの結果が残せた背景には、土庄町役場を始め、地域のみなさまの協力やサポートがあったから。私一人では決してカタチには出来なかったと思っている。

▶︎地域おこし協力隊としてできたこと

●情報発信スキル、IT、Web、SNSに関する知識など、自身がこれまでに積み上げてきた強みを存分に発揮して協力隊の活動ができた。

●オンラインツールやYouTubeと地場産物のプロモーション、地域学習、食育などを絡めた、これまで町で実施したことのなかった新たな取り組みに挑戦することができた。

●様々なツールやプラットフォームで、任期中の1年5ヶ月間に、計270件を超える土庄町関連のコンテンツを発信できた。

●任期中に、Instagramだけでも7.7万人以上(1アカウント=1人と換算)に土庄町の情報を届けることができた。

●土庄町地域おこし協力隊の公式SNS、町の広報誌や公式YouTubeチャンネルへの寄稿・投稿を含め、計221件のコンテンツを土庄町に残すことができた。

●他課の協力隊と積極的に業務で連携できたことで、隊員同士が互いのミッションへの理解を深め、プロジェクト以外でも気軽に協力し合える関係づくりができた。

協力隊として得られた学びと経験

この1年5ヶ月の間に協力隊の活動を通じて得られた学びや経験は、私にとってとても大きい。

▶︎地域おこし協力隊の活動で得られた学びや経験

●自治体のバックアップがある協力隊として地域に入っていけたことで、地域の方に安心いただくことができ、また、頻繁に交流させていただくことができた。

●自治体の一員として仕事をすることで、行政の立場で考えるべきことや動き方が学べた。民間企業や個人事業主として仕事をしているだけでは見えなかったことが多く、学びが多かった。

●漁業のみならず、農林畜産業についても知見が広がり、情報発信することができた。

●地域の方々と関わらせていただく中で、「移住者としての外からの視点」だけでなく、「地域の人が大切にしている思い」にも寄り添って考える大切さを学べた。地方が抱える課題は多いが、その解決策として「外からできる人を引っ張ってきて地域活性化を促すこと」「高齢化に伴い衰退していく産業への担い手を急激に増やすこと」が全てではないと感じた。そこには「人の思い」があるからだ。地域の人とその地域を良くしたい人がバランスをとりながら進めていくことが、地方創生にとって不可欠であるとを感じた。

●協力的な地域の方々や自治体職員さんのおかげで、本当にいろいろなことに挑戦させていただけて、楽しく思いきり仕事に臨めた。協力隊の活動としてチャレンジしたいと提案したことで、地域や職員さんからNGが出たことはなかったと記憶している。この仕事を始めてから最終日まで、仕事が楽しくないと思った日は1秒もなかった。

●所属課以外の業務にも携わらせていただき、他課や様々な方々と仕事をさせていただけたことで、各セクションの業務や役割、連携や協働の可能性が見えた。

地域おこし協力隊を途中退任した理由

土庄町役場のみなさんからの愛あるギフトたち
協力隊の先輩、田山さんの書店「TUGBOOKS」セレクトの
素敵なムーミンレシピと役場のみなさんからの「寄せ書き本」
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SAYULOGネーム入りサーモマグ、花束
愛情たっぷりのギフトに役場でも自宅でも涙した私

協力隊の仕事は楽しかったし、職場のみなさんも本当にいい人ばかりで、農林水産課が大好きだった。他課の職員さんもいつだって親身になって相談に乗ってくださったり協力してくださったし、地域のみなさんも快く取材に協力してくださった。仕事環境には何の不満もない。

そんな中、任期満了まで半分の期間を残して途中退任を決めたのには理由がある。

簡潔に挙げると、ひとつは、インバウンドやそれに関わるプロモーションが再開し始めたこのタイミングで、本来やってきた、また、今後もやっていきたいと思っている自身のビジネスに、全てを集中投下して勝負したいと思ったこと。そしてもうひとつは、母の介護や通院等にかかる費用と時間が増えてしまったことからだ。

詳しくは、別記事で追々書こうと思っているので、このくらいで。

今後について

土庄町地域おこし協力隊は離れてしまうが、私はこのままこの町を拠点に活動していくつもりだ。仕事柄、将来的には二拠点、多拠点になる可能性はあるかもしれないが、年明けから既に土庄町を拠点に活動を始めている。

これまでやってきたYouTuberとしての活動、プロモーション動画やコンテンツ制作、情報発信に関する講師やコンサル、海外進出やインバウンドに関するアドバイザリー業務などに加え、将来的には地域や教育に関われるような分野についても仕事にしていけたらと考えている。

特に後半に述べた構想は、協力隊の経験を経て自分が出来ることの幅が広がったことや、地方移住により地域で何が必要とされているのかを知れたことがきっかけとなっている。土庄町への移住や協力隊の活動がなければ生まれなかったアイデアだ。

今後、こうした仕事内容を徐々に追記しながら、下記のWebサイトをアップデートしていく予定だ。

今回は「個人事業主に戻る」「フリーランスに戻る」というよりも、気持ちとしては「新たに独立する」イメージ。そのため、正直、自分の中に不安がないと言ったら嘘になる。

しかし、私はいつだって「ピンチはチャンス」だと信じている。そういう時こそ私は頑張れる(窮地に立たされないと本当の意味で自分は頑張れないのだと知っている。笑)ので、自分が後悔しないように、精一杯、納得いくまで突き詰めて頑張っていくつもりだ。何より、ここで自分が頑張れなかったら、私の決断を応援してくれ、快く送り出してくださった土庄町役場をはじめ、地域のみなさまに合わせる顔がない。

みなさまへの感謝の思いを今後どんな形でお返しできるかまだわからないが、時間をかけて、自分なりに地域に恩返しができるようになりたいと思っている。

大好きな農林水産課のみなさんからいただいた花束
ありがとうございます!頑張ります!

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■Special Thanks(敬称略・取材順)
土庄町役場

土庄町地域おこし協力隊
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四海漁業協同組合
土庄中央漁業協同組合
北浦漁業協同組合
唐櫃からと漁業協同組合


株式会社ティンカリングタウン

香川県
 地域活力推進課
 農政水産部水産課

香川県漁業協同組合連合会

一般社団法人香川県水産振興協会

海洋建設株式会社

伊喜末 陽当の里


JA香川県

小豆島いちご部会

小豆島オリーブ牛研究会


取材にご協力いただいた土庄町、香川県の皆様

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Posted by SAYULOG on Sunday, July 24, 2022

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