一緒に甲子園に行こう

夏の高校野球が終わってもう1週間。
談話室に行ってもいつものお爺さんの姿はなかった。高校野球を観るためだけに出てきてたのかな。

そう、開幕から決勝までの毎日、談話室に行くと、同じお爺さんが決まって高校野球を観ていたのだ。テレビからすぐ前の席に座り、テーブルをバンバン叩いて応援してみせる様子から、よほど好きなんだろう。

とある患者さんを思い出した。

Kさんは高齢うつだった。
僕が配属された数年

自身へは覚えてたいという感情なのに、他人に向くと途端、忘れないでほしいと受動的にシフトする

ひとりごと

自分のことを助けてほしいと思っている人は、進んで人のことを助けようとする。優しいとSOSを出せないことは背中合わせ。少しつつけば簡単に壊せる。自己犠牲。献身的姿勢。歪んだ自己肯定。感情に目を背けて他人を軸にする。社会を軸にする。ツケがたまっていく。自分だけは真っ白なまま。常軌を逸している。

人に見られたくない

人の家だったり、ホテルで人と一緒に泊まったりした時に、己のスキンケアしている姿を見られたくない、という感情は共感されるものなんだろうか。
それはもう、男だろうが女だろうが関係ない。
恋人や親友と呼べるほどの、気の置けない仲だとしても、むしろその距離感だからこそ余計に見られたくないまである。

例えばお風呂上がりのルーティーン。
自宅ならまず、バスタオルで全身をぽんぽん拭き取った後、首から足先までボ

傾

覚書。

敵がいるわけじゃないのだ。

戦う相手がいれば、それを打倒すればいいという話になるけれど、多くの場合の現実と同じく、そんなものはいない。

何かを倒して、誰かに勝って、それで劇的に世界が変わるなんてのは、ゲームやスポーツの中だけの話であって、現実では、そんなわかりやすいことは起きない。

僕が、僕達が向かい合わなくてはならないのは、理不尽とか、不条理とか、そういうものでさえなく、多くの場

保健師、試験受けなくても衛生管理者の資格取れるんだって

産業保健師5ヶ月目。
勉強し始めたばかり。
会社の人に「専門書とか必要だったら買っていいよ〜」と言われ、お言葉に甘え倒し、数えてみると計10冊。価格にしてウン万円。
ありがとうなんだよ〜。

買ったからにはしっかり知識得て還元しなきゃなーと、それなりに真面目ちゃんなので、少しづつ読み進めていっている。

そこで、衛生管理者という資格を知る。
え、保健師も衛生管理者なれるの？
さらにGoogle先生

昼間型なので。

きちんと朝起きて仕事なり勉強なりやることやらないと「自分はゴミです、ごめんなさい」のゾーンに入って落ちてくので笑えなくなるので、昼過ぎまでゴロゴロ過ごす休日に全然幸せを感じれない。
そもそも自分は何の価値もないごみという認識がベースにあって、そんな自分でも、休みの日もちゃんと起きてやることやる、ちゃんと朝ごはん作った、偉すぎる、ちゃんと洗濯まわした、偉すぎる、掃除した、偉すぎる、勉強してる、研究進

消したどうしたどうされた

3年

今日で、noteを始めて3年らしい。
アプリを開いて、ポップアップ表示で知る。

なんとなく過去のnoteを遡って読んでみる。
入院中、暇だったんだろうね、この子は。
そもそも始めたのも、ちょっとした思いつき。
暇を持て余していたのと、なかなか経験できない長期入院、リハビリの日々を、身体の変化のあれこれを、患者の立場からケアのこと考えたい、色んな経験、その時々の感情の揺れ、そういうのを忘れないよう

スカーカバー

スカー・カバー・タトゥー、というらしい。
Scar-Covering Tattoos、と書く。
スカー(Scar)は火傷や傷の瘢痕で、それをカバーアップ=隠すためのタトゥーのことだ。
傷跡を生きた証に昇華する方法のひとつ。

MRIに引っかかるとか温泉に入れないとか、色々な制限を考えると少し躊躇う。これからも医療機関には何かにつけてお世話になるのだし、何かあった時に検査できないとなると、自身の身体

今書いている論文は、憎悪と怨念のかたまり。たのしみ。

なんで言ってくれないんだろう
何かしでかすとでも思われてるんだろう

あさちゃ

1年前の4月はほぼ丸々入院中で。
退院してからリハビリ再開するのに、
前の事業所のPTが無能でずっと休んでたので、
いいタイミングだと事業所を変えた。
だから今のPTさんとは1年弱。

好き嫌いが激しく、些細なことで違和感を積み重ねて一気に心のシャッター下ろして永遠に開かない、音信不通、を繰り返してきた人間なので、半年も関係が続いているだけで奇跡レベル。
担当PTさんには絶大なる信頼を置いている。

新幹線の車椅子スペース

苛虎③

すぐに記憶から切り離してしまったというだけのことで、
記憶を書き換えてしまったというだけのことで、
はっきりと目撃していたのです。

つまりそれは。

私を除け者に。

それを私は、妬んだ。
はっきりと嫉妬しました。

そこは理屈じゃありません。

孤立したくなかったのです。

そんなもの、見たくなかった。
目を逸らしたかった。
燃えるように嫉妬した。

結局すべて、私の責任なのです。
私の心の脆

苛虎②

親から愛されずに、つまりは虐待されて育った子どもをカウンセリングするにあたってもっとも困難な工程は、まずその子ども自身に自分が虐待されていることを認めさせることだそうです。
自分が苛烈に虐げられていること。

多くの場合、子どもは虐待の事実自体を「なかったこと」にしてしまうのです。事実に対する解釈を捻じ曲げるのか、それとも事実自体をなかったことにするのか、症状は様々ですが、現実から目を背けるという