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保健師、試験受けなくても衛生管理者の資格取れるんだって

産業保健師5ヶ月目。
勉強し始めたばかり。
会社の人に「専門書とか必要だったら買っていいよ〜」と言われ、お言葉に甘え倒し、数えてみると計10冊。価格にしてウン万円。
ありがとうなんだよ〜。

買ったからにはしっかり知識得て還元しなきゃなーと、それなりに真面目ちゃんなので、少しづつ読み進めていっている。

そこで、衛生管理者という資格を知る。
え、保健師も衛生管理者なれるの?
さらにGoogle先生に聞いてみる。
おっと?保健師は試験なしで取れるのか?
申請するだけだって?
取らにゃ損じゃないの、おぉん?
おぉぉん????!!!
てなわけで。

衛生管理者とは

そもそも衛生管理者とは。
職場環境や従業員の健康に目を配りながら、労働条件・衛生状態・危険箇所の管理をおこなう人のことを指します。
主な職務は、労働者の健康障害を防止するための作業環境管理、作業管理及び健康管理、労働衛生教育の実施、健康の保持増進措置などです。
衛生管理者には第一種と第二種があります。

第一種衛生管理者免許を有する者は、すべての業種の事業場において衛生管理者となることができます。
 第二種衛生管理者免許を有する者は、有害業務と関連の少ない情報通信業、金融・保険業、卸売・小売業など一定の業種の事業場においてのみ、衛生管理者となることができます。

安全衛生技術試験協会ホームページより

建設業・運送業・医療業など労災リスクの高い業種では、第一種衛生管理者資格が必須。そうじゃない業種では、第二種衛生管理者資格でOKてことです。

試験免除で取れる理由

はじめに書いた通り、保健師、また、実は薬剤師も、試験を受けなくても申請するだけで衛生管理者資格が取れます。
取れるのは第一種衛生管理者資格。なので、どの事業所でも資格を活用できちゃうのです。

なぜ試験が免除されるのかというと。
保健師の場合、既に保健衛生に関する学科を選考し、労働衛生に関する講座を履修しているから。
保健師資格を取った時点で、衛生管理者に必要な知識はカバーできてるってわけです。
薬剤師さんも同様。
そのため、保健師や薬剤師は既に安全・衛生に関する専門知識を保有しているとされ、試験を受けずとも資格が得られるようになっています。

ちなみに。
衛生管理者資格は、試験免除申請に期限はないのでどのタイミングで取ってもOKだし、取った後に資格更新の要件などはありません。

申請方法

衛生管理者免許は、労働局に申請します。
現在の住所地を管轄する労働局の安全衛生課が窓口となります。

パターン1:労働局で直接申請する

労働局窓口に行けば申請もその場ででき、郵送より早く免許証が手元に届きます。
申請自体は10分少しくらい。

ただ、労働局窓口は各都道府県に基本1つしかありません。
さらに、労働局は平日しか営業していません。
窓口申請ちょっとハードル高め( ´・・)

なので、労働局窓口に行くことが難しければ、パターン2の労働基準監督署窓口に行くということになります。

パターン2:労働基準監督署で確認後、労働局に郵送する

労働基準監督署は、大阪だと13ヶ所あります。
労基それぞれ管轄区域が決まってますが、衛生管理者の免許申請の確認は、管轄区に限らずどこでもOK。

まず、労働基準監督署で必要書類を持って行き、本人確認をしてもらいます。その後、確認してもらった書類を労働局に郵送することになります。

郵送する場合は「簡易書留」にしておいた方がよきですよ。

⚠️注意⚠️
労働基準監督署も労働局と同じで平日しか営業していません!!!
仕事のお昼休憩中とかに職場の近くの労基に寄れたらいいかも。

必要書類

申請に必要な書類は、労働局のホームページにて表でまとめられています。
保健師が衛生管理者の免許を申請する際に必要な書類は、以下の通り。

・免許申請書(厚生労働省ホームページからダウンロード可能)
・収入印紙 1500円分 ※消印不可
・証明写真 縦30×横24 ※裏面に氏名記入
・保健師免許証
・本人確認証明書
・返信用切手   434円分
・返信用封筒

厚生労働省 大阪労働局ホームページより抜粋

免許申請書は、労基もしくは労働局にも備え付けられていますが、自分でダウンロードして記入したのを持って行きました。当日の手続きを少しでも早く済ませたいし(相当ないらち)、事前に準備できるものは準備しておいた方が安心。

収入印紙は、郵便局やコンビニで購入できます。
返信用封筒に貼る切手434円分も合わせて購入しておけばいいかと。
ただし、コンビニで収入印紙を買うと手数料がかかるよ。あと、コンビニの店舗によっては取り扱いが限られてる場合も。
そういうわけで、今回は郵便局で購入しました。
窓口で「収入印紙1500円分ください」って言ったら、1000円と500円の収入印紙を用意してくれた~(/・ω・)/
切手は350円と84円切手をゲット。

本人確認書類は、免許証や障害者手帳などの顔写真ありのものなら1種類、保険証や住民票などの顔写真がないものなら2種類必要になります。

手続きやってみた@労基

パターン2:労基で確認→労働局に郵送
をするつもりで、労働基準監督署へ。

窓口に、衛生管理者の免許申請ですとお伝えして、必要書類を渡すと、書類の内容を確認してくれます。

申請書の記入が間違っていないか自信がなかったので、まだ収入印紙や証明写真を貼っていなかったんですが、確認が終わった後に、受付の職員さんが「こちらで貼っておきますね~」って貼ってくれました。お手を煩わせてごめんなさい。

保健師の免許証は、原本持参。
確認後にコピーを取られて、労基確認のはんこが押されます。この押印された免許証コピーを労働局に提出することになります。

B4の免許証をA4コピーして右下にはんこ

あと、返信用封筒のこと。
労働局から衛生管理者の免許の返信を送るための封筒を自分で用意する必要があり、そのために434円分の切手も買うんですが、返信用封筒は、この労基での確認時に労基の方でもらえます。

切手持ってくるの忘れたら、
受付の職員さんがふせん貼ってくれた*.+゚

すべての書類の確認後、労基の職員さんが、労働局に郵送するための角形封筒を用意してくれました。

労働局の宛名記載してくれてる〜
簡易書留にしてくれてる~

このまま、郵送しても良かったけど。
自分の行った労基が労働局と近くて「一駅乗ったら労働局なので、郵送はお金かかるし郵便局に行くん面倒やったら、直接労働局に持って行っても対応してもらえますよ」と教えてくれた。

職員さん、がちないす。
そうします(/・ω・)/

手続きやってみた@労働局

地下鉄に乗って一駅。
森ノ宮から谷四。
労働局へ。

たぶんね、森ノ宮から谷四、全然電車に乗らなくても、歩いて行ける距離だと思います。こちらは車椅子ユーザーで、あの辺りは坂道すごいので電車に頼ることにしました。身障関連で地下鉄の無料乗車証あるから、一駅だけの利用でもお金を気にしなくて済む。助かる。

大坂合同庁の第2号館に労働局があるよ

労働局に来たのは初めて。
中に入るとすぐ、駅の改札みたいなのが設置されてるんですよ。受付で要件をお伝えして、専用のパスみたいなのをもらわないと進めない仕組み。

すげー⸜(˙◁˙)⸝

ただ、車椅子でその改札みたいなのにピッてするのが難しそうだったので、警備員のおじちゃんが代わりに操作してくれて、エレベーターまで案内してくれました。ありがとう。

安全課に入って、衛生管理者の免許申請ですとお伝えすると、労基の時と同じように、書類の内容確認をしてくれます。まぁ、既に労基で確認済みなので、不備はないはずです。
本人確認書類に運転免許証のコピーを取られて、確認終了。

返信先は、申請書で自宅住所と同じにしてましたが、
「簡易書留で送るので在宅中じゃないと受け取れないんですよ」との説明が。え、そうなの。平日の日中、不在なんですけど。
「よかったら宛先を職場にしておきます?」
ないす提案。
申請書の記載をその場で一部変更。

そして申請は無事終了( ¯ᵕ¯ )

免許証が届くまで約3週間ぐらいかかるとのことです。

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