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名字も名前も父も要らない
普段、本名に全然かすってもいない愛称で呼ばれてばかりいるものだから、たまに本名で呼ばれた時に、自分だと気づかないことがよくある。
下の名前も、上の名前も、冗談抜きで忘れがち。
高校に入りたての頃、同級生に名前を聞かれて、本当に出てこなくて「ごめん、分かんない」と答えて、大いに戸惑わせたこともあった。
名前にアイデンティティを求められない。
名字と名前どちらにも親しみを感じない。
名前をつけられた
母の不機嫌は子に毒ですよ
子どもの頃、母親が笑う姿を見たことがなかった。
声をあげて笑うこともなければ微笑むこともなく。
いつも広角は下がりっぱなし。
デフォで睨まれる。
超のつくほど不機嫌だった。