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名字も名前も父も要らない
普段、本名に全然かすってもいない愛称で呼ばれてばかりいるものだから、たまに本名で呼ばれた時に、自分だと気づかないことがよくある。
下の名前も、上の名前も、冗談抜きで忘れがち。
高校に入りたての頃、同級生に名前を聞かれて、本当に出てこなくて「ごめん、分かんない」と答えて、大いに戸惑わせたこともあった。
名前にアイデンティティを求められない。
名字と名前どちらにも親しみを感じない。
名前をつけられた
母の不機嫌は子に毒ですよ
子どもの頃、母親が笑う姿を見たことがなかった。
声をあげて笑うこともなければ微笑むこともなく。
いつも広角は下がりっぱなし。
デフォで睨まれる。
超のつくほど不機嫌だった。
幼なじみとの私立受験
幼稚園から高校まで一緒だった幼なじみがいる。
人付き合いが苦手な僕の、唯一今も繋がっている、貴重な腐れ縁だ。
高校は地元では有名な古い公立の学校で、家から1番近いという理由だけで2人ともそこに決めた。
正直、僕はそれだけじゃなかった。
中学を卒業しても彼女と離れたくなかった。
家が厳しいこともあって周りの子たちと話が合わない場面も多く、そんな中で彼女は僕の理解者であってくれたから。
お互い、変わ
人に"好き"を作られる
1番好きな色は緑なんだが、
それは、小学生の頃に姉から貰ったペンがハイテックCの緑色だったからだ。
何だか嬉しくて仕方なくて、使い切った後には自分で同じペンを買った。それからも僕のペンケースには、種類が違えど、ずっと緑色のペンが入っている。
僕の"好き"は、人に影響されてできている。
と思う。
それもすごく。