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聡子書店 2023/7

暑い夏、サクッと読めてちょっとゾクッとする本はいかがだろうか。

短編集なので「ちょこっと読み」ができる。
暑くて集中力が続かないという時でも、先が気になって一章分は読めてしまうのではないだろうか。

最後のページをめくるまで 水生大海

ミステリーはあまり読まないのだが夫に勧められて読んだらハマってしまい、あともう一つだけ読んだら終わりにしよう…と思っているうちにあっという間に読み終わっていた。

「わずかばかりの犠牲」は現代の社会問題の一つが題材となっており、実際にこういうことが起こる可能性もあるだろうとも思った。

最後のページを捲ると見えてくる真相。
最後のページを捲るとゾクっとする展開。
最後のページを捲るまで、何が起こるか分からないドキドキ感。

この本にハマったら、こちらの本もおすすめ。

(中に含まれる短編の一つは「最後のページをめくるまで」に収録されているものと同じである)
最初に収録されている密室竜宮城などは、まさに夏にぴったりだ。


ゾクっとしたり、ハラハラしたり。
短編には短編ならではの楽しさがある。

おうちで、旅行の移動中に、仕事の休憩に。
ちょこっとミステリーを1冊、いかがだろうか。



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