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【眼鏡士解説】カラーレンズの機能、選び方、サンプル解説 /機能編②
カラー別機能(効能)、おすすめシーン
パープル/バイオレット系レンズ(グロウプラム、グロウボルドー、トゥルーパープル、トゥルーバイオレット)
高貴な色として、長年日本で親しまれてきたパープル/バイオレット(紫)系のレンズカラーは青みと赤みのバランスの差で表情が変わるレンズの一つです。慣れ親しんだ色味ではありますが、上級者向けのカラーレンズなのでワンランクアップのメガネ、サングラスが欲しい方にオススメです。
・グロウプラム
![](https://assets.st-note.com/img/1676249277702-A5XLfalL1b.png)
【展開濃度(%)】
10F、15F、15G、25F、25G、35F、35G、50F、50G、50/20G
【夜間運転・夜間路上適合 濃度】
10F、15F、15G、25G
【詳細・特徴】
パープルにグレートーンを追加した色合い。比較的グレーやブラウンのように使いやすいカラー。濃度によってはミステリアスな印象に。
・グロウボルドー
![](https://assets.st-note.com/img/1676249402725-BslgEAKNpn.png)
【展開濃度(%)】
10F、15F、15G、25F、25G、35F、35G、50F、50G、50/20G
【夜間運転・夜間路上適合 濃度】
10F、15F、15G、25G
【詳細・特徴】
赤みの強いパープルカラーレンズ。チークを乗せたような追加効果を得ることが出来る。
・トゥルーパープル
![](https://assets.st-note.com/img/1676249332204-x9ISVMdFJj.png)
【展開濃度(%)】
10F、15F、15G、25F、25G、35F、35G、50F、50G、50/20G
【夜間運転・夜間路上適合 濃度】
10F、15F、15G、25G
【詳細・特徴】
パープル系の標準色。高貴なイメージもさることながら視認性、コントラスト強調、眩しさを抑える効果がバランスよく含まれる。
・トゥルーバイオレット
![](https://assets.st-note.com/img/1676249364490-JD5KDGkzG7.png)
【展開濃度(%)】
10F、15F、15G、25F、25G、35F、35G、50F、50G、50/20G
【夜間運転・夜間路上適合 濃度】
10F、15F、25F、15G、25G
【詳細・特徴】
白を基調とする対象物やその先にあるモノの凹凸感を強調することで、雪道の運転やウインタースポーツで性能を発揮する。コントラストUP効果、明瞭化が高いので25F濃度でも夜間運転適応である。
☆おすすめシーン
タウンユース、オシャレ、ウインタースポーツ(色味により効果に差あり)
ブルー系レンズ(ブリーズネイビー、ブリーズブルー、スモーク※)
爽快な視認性と一目でオシャレなカラーレンズだと分かるブルー系のレンズはブラックフレームと相性が良いので重宝されるレンズの一つです。グレー系に近い視認性を保つので取り入れやすいのも最大の特徴。レンズ濃度が濃くなると見た目も視認性もグレー系に近くなるので、ブルーのキレイなレンズカラーを表現したいのであれば、濃度の選択に注意が必要です。
※スモークはブルーの色味が多少入るので、こちらに分類されることもあります。
・ブリーズネイビー
![](https://assets.st-note.com/img/1676249437421-qJYgqheUxs.png)
【展開濃度(%)】
10F、15F、15G、25F、25G、35F、35G、50F、50G、50/20G
【夜間運転・夜間路上適合 濃度】
10F、15F、15G、25G
【詳細・特徴】
グレーとブルーが程よく混色したネイビーカラーレンズで、落ち着きと爽やかさを両立できる色味。自然な見え方も特徴の一つ。薄い濃度であれば、ビジネスでも取り入れやすく、落ち着きと爽やかさを得ることが出来る。
・ブリーズブルー
![](https://assets.st-note.com/img/1676249473922-d5csf0xlqb.png)
【展開濃度(%)】
10F、15F、15G、25F、25G、35F、35G、50F、50G、50/20G
【夜間運転・夜間路上適合 濃度】
10F、15F、15G、25G
【詳細・特徴】
自然で爽快な見え方も好評なレンズ。特にブラックプレームとの相性は抜群で、採用すれば垢ぬけた印象になる。ブルーの色合い、鮮やかさがキレイに出る25%以上の濃度がオススメ。
☆おすすめシーン
タウンユース、ショッピング、ドライブ、アウトドア、ストリートスポーツ
オレンジ系レンズ(グロウオレンジ)
視認性が最も上がると言われるオレンジ系のカラーレンズ。コントラストが強調されるので、曇天時の運転やゴルフなど瞬時の判断や細かい確認が必要な場面で重宝されます。また、上級者向けですが、このレンズを上手く取り入れるとファッション性が格段に上がる魔法のレンズです。掛けた瞬間は世界が黄昏帯の見え方になりますが、慣れると自然に見えるのもこのレンズの特徴です。
・グロウオレンジ
![](https://assets.st-note.com/img/1676249509594-fCx36CrpTR.png)
【展開濃度(%)】
10F、15F、15G、25F、25G、35F、35G、50F、50G、50/20G
【夜間運転・夜間路上適合 濃度】
10F、15F、25F、15G、25G、35G
【詳細・特徴】
最大の特徴はコントラスト性能と明瞭性。明るい視認性を持ちながら、光を抑えてくれます。25F、35Gも夜間運転適合となる珍しいカラー。ファッションに取り入れれば、魅惑的な個性を演出します。
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