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うさんくさい記事ですけど、なにか問題でも? 〜数字で全ては語れないの巻〜

そもそも数字はあるべき調査、あるいは地道な研究の経緯の結果出てきたものが信頼できる。数字を出せばそれらしく映るだけで、人を欺くため、煙に巻くためにも使われる。なので、信頼が置けるかどうかは検証しなければならない。まぁ、そんな暇人はそう多くはないので、話半分で聞いてやろうかくらいのスタンスが安全である。論文も査読がすんでいなければ出された数字データも怪しいものだ。

数字が出ていないからいって、すべての情報が当てにならないわけではない。また数字よりも印象が心を動かすことがある。例えば、

「これまでの報告によれば、この合併症を発症するリスクはわずか100万人に1人程度だ。専門家は、接種で得られるメリットが接種を受けないリスクをはるかに上回っていると考えている。」(Yahoo ニュース「コナワクチン接種後のごくまれなな血栓症、「治療は可能」、進む研究」より引用)

なんだ、100万人に一人か、なら大丈夫だね。総理も打ってたし。っで接種会場で接種後に倒れ救急搬送された人が出たとする。ちょっと不安なので、その日はキャンセルして日を改めることにした。その後、悲報が入った。血栓症が原因で亡くなってしまったのだ。思考実験なので事実ではないことを書いておきます。念の為。

どうだろうか?100万人に一人でも、眼の前で人が亡くなれば確率もへったくれもない。俺だったら原因がわかって対処方法が確立されるまで接種は控えるかもしれない。あくまでも想定の話ではあるが。

数字とは印象操作に使われるし、また実際に起きることすべてを克明に言い当てているわけではない。数字はあくまでも数字であり、問題はその背後にある諸々の事情である。

さて、数字に騙されてはいけない。といったばかりの話では面白くない。せっかくためになる記事を引用しているので、話をそちらへ移そう。添付記事の筆者が言わんとしていることは、「信用される記事を書くには数字を使え」ということだ。仰るとおり、そして73スキいただきましたぁ〜。ファンが多くて羨ましいなぁ(笑)

「noteは文章が苦手な人でも活躍していける場所です。なぜなら僕がそうだったからです。」この文章が書き手の意見があるので、主観的な文章になっています。これを客観的な文章に書き換えると、「note文章が苦手な人でも文章を書き続けられる仕組みが用意されている場所です。アクティブユーザー数6300万人もいる媒体で記事を投稿することで、あなたの考えに共感し、あなたを応援したいファンと出会うことができます。SNSの中でも、急成長を遂げているnoteでは、「noteを始めてよかった」と発言している記事が24,962件もあります。ビジネス誌では、2020年から利用者数がうなぎ登りで増えている、と記載されています。」(添付記事より引用)

お見事おぉ〜、88888888・・・・。きちんと数字を使って物を言っています。ですが、ちょっと待てよ。文書が苦手な人がどれだけいて、その人たちの考えに共鳴したり、ファンになってくれた人はどれくらいいるのだろうか?noteをはじめて良かったと言っているのは文書が苦手な人ばかりだろうか?2020年から利用者がうなぎのぼりで増えているらしいけど、みんな文書書くのが苦手な人であろうか? 

引用記事の筆者は「これを客観的な文書に言い換えると、」と述べているが、「これ」に当たる部分が全くと言っていいほど見当たらない。まあぁ、事例なのでこれ以上とやかく言っても仕方がない。客観的な文書は数字を使えば良しとしているところでもうすでに怪しいのである。読者は、仮に自分が読者だとしたら、どれくらい文書が苦手の人がどんな風にして活躍しているのかを体験を交えて述べてもらったほうがよほどためになると思うのだが、、、。

まぁ、この記事の救いはこれを有料記事としていないところだ。おそらく戦略としてはまずは無料で読者層をつくり、ゆくゆくは有料記事販売へ持ち込むつもりであろう。<<下衆の勘繰り>>

けなしてばかりいるが、この記事には良い点もある。事例は文書を書く教材として使えるかもしれないということを気づかせてくれた。敬服する。

「幸福について」つづく。

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