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Flow into time 〜時の燈台へ〜 第17話

【前回の物語】
 別れが近づく夜、探夏は一人、七会の部屋で聴いたある曲が七会との五日間を表していることに気づく。七会は帰宅後、前日夜に見た不思議な夢について話し、二人はその夢を再現する。一方現在では、アキは山荘に残ることを決める。

第17話 【最終話】 : 未来の七会へ

 探夏は七会の部屋を出た後、自宅には帰らずに、木曜日の朝まで七会と二人で発掘現場に向かっていたのと同じ方向に車を走らせた。一人になると途端に悲しくなり、助手席に七会がいないことを確認した途端、目の奥が熱くなるのを感じた。大通りを右折して農村部に入ると、いよいよ感極まって呼吸が荒くなった。大きく息を吸い込むと、つい三十分ほど前まで七会が上に乗っていたせいか、肋骨全体が痛んだ。今となっては、この痛みこそが七会と一緒にいた証拠だ、と探夏は自分に言い聞かせた。心地よい胸の痛みだった。
 時刻は夜中の一時を過ぎていた。このエリアにはコンビニもまばらで飲食店もほとんどなく、街灯もない。車のヘッドライトの灯りだけで探夏は七会と往復した道を走り、昼間とは打って変わって誰もいない発掘現場の駐車場に車を停めた。もうここで、七会を迎えることはない。そのことがわかった瞬間、ずっと我慢していた涙が溢れてきて、探夏はしゃくり上げて泣いた。明日の朝、七会は彼氏に見送られて福井へと出発し、八月一ヶ月を使ってお互いの将来について考え直さなければならない。そんな重たいことが、自分にできるだろうか? 七会を送り迎えしている時には目に留まらなかった周囲の木々のシルエットに目を凝らして、探夏は明日からの自分一人の生活を思い描いた。
 七会が詳細な行程を渡したので、翌日の土曜日、探夏は七会がいつどこにいるのかが分かっていた。学生寮前のバス停を午前八時十三分に出るバスに乗り、最寄りのJRの駅からまず在来線に乗り、次に午前十時前発の東海道新幹線こだまに乗って、十時半に車内で朝食。米原から北陸本線に乗り換えたところで、七会は新幹線の車内販売で買った固いアイスクリームを、探夏は七会が好きだと話していたコンビニのアイスクリームを、午後二時半に時間を合わせて食べる。

 翌週もアキが朗読を続けたが、『道の曲がり角』の最終章が、「永遠の五日間」の翌日、つまり七会が福井に出発する日にまたがっていることがわかった。アキは長らく調査本部を置かせてもらったことに感謝して、ユーリに最後の朗読者を依頼した。物語の最後は、自分で読むのではなく、自分と関心を同じくする人の朗読を聞いていたいと思ったからでもあった。七会と別れた後、自宅には帰らずに二人の思い出の道を真っ暗な中一人で進んだ探夏。車のヘッドライトは、まるで燈台の灯りのように、彼の未来を照らしていたのだろうか。

「じゃあ、最後は私が読むね。みんな、よく見ておいて。物語はあとこれだけ」
 ユーリがもう数ミリの厚さになった残りの原稿を三人に見せる。
「物語が終わったら、どんなエンディングでも、みんなでお祝いしよう。これは、七会さんと探夏さんの物語というだけではなくて、私たち四人の物語でもあったよ。そんな私たちの前途を祝して、乾杯しよう。いい?」
 悲しい結末も受け入れる準備が必要だと思った調査本部長のユーリが確認する。
「大丈夫、私たちなら大丈夫。ユーリさん、始めて」
 リンが代表でゴーサインを出す。

 翌朝、探夏はいつもと同じ時間に車で家を出た。そうすると、ちょうど午前八時十分頃に学生寮前のバス停を通過することが分かっていたからだった。七会は彼氏と二人で、バス停にいるのだろうか。次に彼女に会えるのは九月、その前に、姿だけでも見ておきたかった。たとえ彼女を見つけても、決して停まらずに通過しよう、と心に決めていた。三年前、自分がこの大学に来て初めて住んだのも、七会の部屋にほど近い学生寮の男子棟だった。あの時には退屈でたまらなく、早く離れて自由気ままに暮らしたいと思っていた学生寮が、これほど愛おしく思えるのは何故だろうか。
「七会さん……」
 探夏は予想通り、バス停に七会の姿を見つけた。遠くからではあったが、昨日と同じワンピースと麦藁帽子なのが分かる。きっと、探夏が閉めたスーツケースは開けずに、昨日の格好のまま出てきたのだろう。自分と漢字違いで同じ名前の彼氏の姿はない。ひょっとして、彼氏が見送りに来るというのは、最後の別れを悲しくしないための、彼女のやさしい嘘だったのだろうか。そう思っている間に七会の姿は近づき、そして離れていった。

 探夏はその日の朝食を、約束通り午前十時半に、いつもの発掘現場の駐車場に停めた車の中で食べた。発掘が終了した現場には人気がなく、探夏が深い思いに入っていくのを邪魔するものは何もなかった。この駐車場にいると、今にも七会がワンピースの裾を揺らして走ってくるような気がした。そして飲み物を渡し、彼女は冷えたタオルを額に乗せて上を向く。七会も新幹線の中で、同じことを思って食事しているのだろうか。眠りについたのが明け方だった探夏は、気付かぬうちに思い出の駐車場で眠ってしまった。

「みんなごめん、ちょっと止めていい?」
 ナミがいきなり声を上げた。
「もちろんいいけど、どうしたの?」
 ユーリが尋ねる。
「リンちゃん、いい?」
 ナミがリンの方を見て確認する。リンが頷く。
「物語が終わる前に……今知らせておきたい」
 いつでもストレートでダイレクトなナミには珍しく、前置きをした。
「アキさんに手伝ってもらって作業がスムーズに進んで……昨日、七会さんの所在が分かったよ。最後はやっぱりタブリエが謎を解いてくれた。七会さんは実在の人物で、今四十八歳。結婚して姓が変わっていたから、少し苦戦した。でも、七会さんの所在が分かるってことは、旦那さんのことも分かったってことで、七会さんは大学に入ってすぐに知り合ったその人と、予定通り結婚したんだ。探夏さんと結ばれることはなかった……少なくとも今のところはね。旦那さんの名前と『漢字違いで同じ音』が探夏さんだから、探夏さんの名前も分かって、三歳上ということで大学の資料を調べたら、探夏さんの所在も分かったよ」
 ナミは質問する隙を与えないように、一気に話した。
「ユーリさん、じゃあ最後、お願い」
 リンが促した。リンとナミは、調査結果は知っていたものの、物語のラストはもちろん知らない。

*     *     *

 探夏が目を覚ましたのは昼過ぎで、七会と一緒にアイスクリームを食べる約束をした午後二時半までにはもう少し時間があった。探夏は空腹を感じ、自宅に戻る途中で何か食べていこうと考えた。七会のいない車でその道を戻るのは夜中に続いて二度目で、そんな感傷的なことをしている自分を少し滑稽に感じた。
 七会を送り迎えしていた頃には、道路脇にある商店や食堂は全く目に入らなかったが、一人で同じ道を運転していると、いろいろなものがあることに気づいた。各集落の入り口を示す標識に、おしゃれな陶芸工房の看板。自分は助手席に座っている七会しか見えてなかったと探夏はおかしくなった。そして少し気持ちに余裕ができた時に左側に見えたドライブインの駐車場に、特に何も考えず車を停めた。大型トラックが何台も止められるような広い駐車場だった。ドライブインなら、手頃な価格の定食があるだろう。さっと食べて家に帰って、午後二時半のアイスクリームを七会と一緒に食べよう。

 のれんをくぐると、昭和な雰囲気の大衆食堂で、客の多くはトラックの運転手か、あるいは身体を使う仕事の男たちだった。探夏はどう見ても都会の学生だったので、店に入った時に彼らが向けた眼差しに少し怯んでしまった。探夏は評判らしいトンカツ定食を注文したが、女将と思しき人は最初から、「ご飯は大盛りからてんこ盛りまで同じ値段ですが、どうしますか?」と聞いてきた。「いえ、普通盛りでいいです」と答えた探夏を、数人の客が食事の手を止めて見つめた。
 土曜日ということもあり、店の座敷では昼から飲んでいる男たちもいて、カラオケを始めようとしている。田舎ならではの光景だ、と探夏は思った。座敷の窓からは相変わらず紫色に霞んだ形のいい山が見えている。「むらさきいろの海」について七会と初めて話したのは、火曜日の朝のことだった。もう一月位昔のことに感じられるが、あれからまだ四日しか経っていない。この食堂の座敷から見える、綺麗な「むらさきいろ」を纏った山の風景を、ゆっくり七会に見せてあげたかった。

 ユーリはここで読むのを止めた。

「なにこれ…………このドライブインって…………」

 倒れそうになるユーリをアキが支える。ユーリの手元から滑り落ちた原稿を取り上げると、『道の曲がり角』はそこで未完となっていた。アキの腕を振り払って、ユーリが泣いて取り乱す。
「探夏さんちゃんと家に帰って、同じ時間に、七会さんと一緒にアイスクリーム、食べなきゃでしょ……七会さん、土曜日中に絵葉書、出すって言ってたでしょ。ちゃんと絵葉書受け取ったところまで、教えてよ……」
 ユーリの声が涙に消えた。この結末に一番衝撃を受けたのは、もちろんユーリだった。二九年前の七月末といえば、ユーリが「ドライブインひいらぎ」の娘として生まれるちょうど二年前のことだった。

「物語が未完なことはいいことだよ。だって、終わってないってことは、未来に続くってことで、1995年から見た未来は、今だよ。百年前の話ではないから、七会さんも探夏さんもみんな元気に生きている」
 ナミも涙声になりながら全員に語りかけ、気丈に続けた。
「探夏さんはおそらく、食事したあと自宅に帰って、七会さんと同じ時間にアイスクリームを食べて、それから長い時間をかけて、「永遠の五日間」を記録に残したんだと思う。その記録はずっと郵便局のキャビネットの中に入れられていて、七会さんはこの記録が存在することを知らない。私たち四人とも、この物語が29年前の1995年と、2024年をつなぐものだと思っていた。でも違ったね。この物語は未来へも伸びている。七会さんがこの物語のことを知れば、点がさらに先へ繋がるよ」
 ナミは途切れてしまいそうな物語を果敢に支えた。
「九月になって二人が再会した時、どうしてこの記録を七会さんに見せなかったんだろう……」
 リンも涙声だ。
「それは分からない……というより、これから分かることかもしれない。とにかく七会さんは九月に福井から帰ってきて、見送りには来なかったその彼氏と結婚した。そしてその彼の名前のおかげで、探夏さんの名前と所在も分かった。この人なんだ……」
 ナミが調査結果をテーブルの上で全員に見せた。そこには、馴染みのある名前があった。現在四十八歳の七会より三歳年上という点も、一致していた。

*     *     *

「アキ、一乗谷へ行くのは明日?」
 毎週の定例会は一旦終わりにしようと決めたものの、結局四人は、『道の曲がり角』の完読と、七会および探夏の所在が分かったことを祝うために集まっていた。
「うん。リンちゃんとナミさんにもらった資料をさらに調べたら、なんと七会さんがあの年の八月、一ヶ月間滞在していた民宿が分かったんだ。当時の建物は一部改築されたみたいなんだけど、屋号は昔のまま今も営業している。そこに泊まって、七会さんと同じ空気を吸って、これからどうするか考えてみる。ロンドンには戻らないし、これからも山荘にいるけど、郵便局で勤めながらでも、私にできることが何か別にあるんじゃないかって思うんだ」
「いいね。七会さんと同じ足取りで行くの?」
「もちろん。北陸新幹線は使わずに、こだまでゆっくり、米原経由で。残念ながら、新幹線の固いアイスクリームは、車内販売が終了しちゃったから、買えなくなっちゃった」
「『ひかり』か『のぞみ』のグリーン車なら、まだ買えるんだけどね……」
 ナミも残念そうだ。
「時間約束して、四人で一緒に食べようか、アイスクリーム! もちろん、スマホでメッセージ送ったりしちゃダメだよ。当時と同じように、約束の時間だけを頼りにして、思いだけを馳せて、一緒に食べる……あの日の探夏さんがしたようにね」
 アキが提案する。
「いいね。じゃあ、アイスクリームは明日として、今はずっとお預けになっていた、とっておきの『天使の休息』で乾杯しよう」
 すかさずユーリが合いの手を入れる。
「今回はどんな名前のお酒? またぶっ飛んでるやつかな?」
 リンは興味津々だ。
「思いっきりぶっ飛んでる。これだよ〜名前は『極超新星 HYPERNOVA』もう、何の名前か分からないネーミングだよね……」
 とてつもないエネルギーを持った超新星。発展できるところは発展し尽くしてしまったかに思える人間社会で、超新星のような爆発的なエネルギーを向ける対象がまだ残っているとすれば、それは時間方向への拡がりだろう。七会と探夏の物語は、29年前に一旦は終わった。しかし、超新星爆発が新たな星の誕生を促すように、四人で物語を追いかけたこの日々と、明らかになった七会と探夏の所在が、きっと未来を繋いでくれるのだろう。

*     *     *

 アキは翌日、29年前に七会が乗った時刻に近いと思われる新幹線「こだま」に乗り、米原を経て一乗谷へ入った。車中では、探夏が七会にCDを渡し、「永遠の五日間」をその楽曲構成に重ねて手書きの解釈を七会に残した曲、「Etude」を繰り返し聴いた。まだロンドンにいた頃に、マコトとセント・パンクラス駅に出かけていつものレストランでラザニアを食べ、レモネードを飲んで、駅のストリートピアノを弾いた日以来、ピアノは久しく弾いていない。

「この曲、弾きたいかも」

 アキがこんな風に感じるのは、久しぶりのことだった。『道の曲がり角』に没頭して、この夏は旅行にも出なかったおかげで、少し貯金も増えた。改めて自宅にデジタル・ピアノを買って弾いてみようか、と考える。

 七会は探夏に何枚も絵葉書を送ったことだろう。アキは郵便局員の知識として、ポストの設置場所はそう簡単に変わらないことを知っていた。アキは七会が滞在した民宿の最寄りのポストへと歩いて行き、前夜、「極超新星」を飲んだ後に「ひいらぎ」の救助部屋で書いた手紙を読み返した。

拝啓 盛夏の候、お元気でいらっしゃることと思います。
山荘郵便局のアキと申します。いきなりご連絡差し上げる失礼をお許しください。きっと、局の名前を見て、何か気づかれたことと思います。

七会というのはある物語の主人公の名前で、この郵便物を受け取っているあなたが、29年前の1995年7月、塾の先輩講師と過ごした五日間の物語です。

私は局の古いキャビネットの中にこの物語を見つけ、大切な友人たちと一緒に物語の謎を解きました。福井の地名とタブリエが、あなたに繋いでくれました。

先輩講師の彼は、あの五日間を物語として残しましたが、あれから29年間、人目に触れることはありませんでした。こうしてあなたにお送りできることが本当に幸せです。

この物語が書き上げられたのは、私が生まれた三年前、同封したのはその時から時を刻んだ、当時の原稿です。あの頃の空気を吸った、私と友人たちの宝物でした。

七会さま、先輩講師の彼があなたの荷物に入れたCD、福井へ持って行ったラジカセで聴きましたか? 彼がライナーノーツに挟んだメモは、読みましたか?

私も今日、あの曲を聴きながら一乗谷へ参りました。この原稿を、この地からあなたの元へ、お返しします。ソロとハーモニーはいつも共にあることを信じて。

親愛なる七会さま、いつかきっとお会いします。
その日までどうぞお元気で。

敬具
山荘郵便局
アキ

 アキは読み直した手紙を封筒に戻し、『道の曲がり角』の原稿と一緒にしっかりとした厚紙の封筒に入れて封をした。そしてスマートフォンを取り出すと、局長にメッセージを入れた。

還付不能郵便物扱いだったご存じのあの小説の原稿、本来の届け先が分かったので転送します。これで、郵便法第77条違反も回避できます。作者もきっと喜んでくれると信じています。福井のお土産買って帰りますね。では月曜に。

 アキの脳裏に、ユーリ、リン、ナミ、そしてオサム、マコトと過ごした日々の記憶が次々と蘇ってくる。これがどう未来に繋がるかは、この小説の力にかかっている。アキは、もう一度封筒に手をあて、ゆっくりと願いを込めた後、29年前に七会が探夏へ絵葉書を投函したのと同じ、目の前のポストにゆっくりと差し入れた。

「お願い、私たちを、七会さんに繋いで」

コトン、と乾いた音がした。未来の扉をノックするような音だった。


(Flow into time 〜時の燈台へ〜:完 )


【お知らせ】
 小説『Flow into time 〜時の燈台へ〜』はこれで完結しますが、来週の「創作大賞 2024」締切り前に、スピンオフ編を予定しています。作者の思いや小説の構成のちょっとした種明かし、また小説内で登場した楽曲や名脇役を取り上げます。
もう少し、アキとユーリ、リンとナミ、そして七会と探夏にお付き合いいただけると嬉しいです✨


【前後の物語】
第1話:カスタムハウス

https://note.com/sasakitory/n/n8eeff7be3fa7
 郵便局員アキが見つけたものとは?
第2話:副塾長のハイヒール
https://note.com/sasakitory/n/n989324f8cb34
 物語はいよいよ1995年に〜七会と探夏が出会う日
第3話:ユーリのスニーカー
https://note.com/sasakitory/n/n72c9ca85f90a 
 ユーリから告げられた秘密とは?
第4話:タブリエ
https://note.com/sasakitory/n/n63098b31494b
 七会と探夏の1995年の夏の第1日
第5話:『道の曲がり角』
https://note.com/sasakitory/n/nbaf518e0f7f1
 謎の小説にタイトルがついた!
第6話:ソロとハーモニー

https://note.com/sasakitory/n/nb0b8307742cc
 七会と探夏の根本的な違いとは?
第7話:Bleu de France
https://note.com/sasakitory/n/n7012d2f47e6f
 アキが二つの時間に生きる準備を整える 
第8話:むらさきいろの海
https://note.com/sasakitory/n/ncc09fee613e2
 七会が昔から抱えていた問題とは?
第9話:サイコロではなく愛
https://note.com/sasakitory/n/n1144b10ca691
 マコトがロンドンから帰ってきた!
第10話:ロブスターと中古車
https://note.com/sasakitory/n/nf4d51f94416a
 七会と探夏の初デートの行方は?
第11話:無伴奏独奏
https://note.com/sasakitory/n/n7341fd2ddcc3
 初デートの翌日は、探夏の部屋で過ごすことに〜
第12話:七会の願いごと
https://note.com/sasakitory/n/n254b7fe00a4f
 探夏の部屋で七会がした願いごととは?
第13話:猿のジントニック
https://note.com/sasakitory/n/n13f244d4740d
 七会と探夏が湯船の中で語り合う……
第14話:永遠の4日間+1
https://note.com/sasakitory/n/n30bcbb2e1c9b
 アキとユーリが湯船の中で語り合う……
第15話:点は、つなぐため
https://note.com/sasakitory/n/n3cbc4c4f4cc0
 七会が含まれる名簿が手に入った!
第16話:七会のすべて
https://note.com/sasakitory/n/n1cd5b133e858
 変奏曲を聴き、探夏は七会の全身を受け入れる
第17話【最終話】:今ここです!
 
最後までお読み頂き、ありがとうございました。 


サポートってどういうものなのだろう?もしいただけたら、金額の多少に関わらず、うーんと使い道を考えて、そのお金をどう使ったかを note 記事にします☕️