#ノンフィクション
口の中で幸せ弾ける六花亭のつゆ
「なんで、あんなこと言っちゃったんだろ……」
私は小さく独りごちた。
部屋の電気もつけずに、カーテンも閉めずに、窓から入り込む月明かりだけが頼りの夜。
ケンカなんてするつもりもなかったのに、ホントになんであんなこと言っちゃったのか、自分でもよくわからなかった。もしかすると、やきもちと彼への恋心を焦がしながら待っていた五日間の気持ちが爆発しちゃったのかもしれない。
北海道への出張。
彼と一緒
コイン・チョコレート・トス/まえがき
9月の最終週、小説を書き始めた。
一つ、noteに書きたいと思っていたことがあって、夏頃からそれをエッセイで書くかどうかを考えていた。
なんとなくエッセイにはしたくないなと思って、創作の中に誤魔化して混ぜこもうと思った。
どんな風に書くかな、とずっとぼんやりと考えていて、なんだかふっと書きたくなったので、書き始めて一週間で書いた。
プロットも作らず勢い任せで書いた。
書き上げたものの読むに値せ