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【781球目】アルムナイ採用

アルムナイ=卒業生・同窓生という意味で、アルムナイ採用は、企業の採用活動において現在活発に行われています。今日は三陽工業でのアルムナイ採用の事例も含めたお話です。


アルムナイ採用とは

その企業を転職や独立で離職した人を改めて採用する手法です。
離職理由は人それぞれだと思います。一般的に、日本企業は一度離職した人が戻ってくる事にネガティブなイメージを持つ気がします。ちなみに私は全く気になりません。

アルムナイ採用のメリットとしては、第一に即戦力であることが挙げられます。それはそうですよね、元々働いていた人ですから、その企業の文化や習慣は理解しているでしょうし、空白の期間の調整は必要かもしれませんが、それほど時間もかからないでしょう。

片方で、既存社員の気持ちを配慮する必要も出てきます。
離職していた期間も継続してその企業を守っていた訳ですから、その人達の気持ちを蔑ろにしてはいけません。

そんなアルムナイ採用、三陽工業においての事例を紹介します。

カムバックカード

名称は異なりますが、生産推進グループ社員を対象に数年間から離職時にカムバックカードをお渡しすることがあります。様々な事情で離職をすることになってしまった。けれども、転職先で上手くいかなかった時に、三陽工業に戻りたい!となかなか言えないのではないだろうか、そんな想いから始まった仕組みです。

そのカードがあれば、いつでも戻ることができる。隣の芝生は青く見えるではないですが、そういったこともあるでしょう。現実にこの制度を使って戻ってきてくれた社員もいます。三陽工業では数年間前から取り組んでいることです。

拠点長でも

この半年ほどの間に拠点長で複数名、アルムナイ採用を行いました。
社員同士で、離職後もコミュニケーションを取ってくれていて、そこからの話が上がってきたので、即採用です。

数年前に離職したメンバーです。その時の三陽工業と比べると様々なシンカを感じてくれていると思います。特に内部統制・ガバナンスの仕組みはこの数年で急激に強化されています。以前にはなかった様々な仕組みが始まり、そして浸透してきています。別の会社に入社はちょっと言い過ぎかもしれませんが、数年前に離職していま戻ってきたら、浦島太郎状態は間違いないと思います。

配慮すべきこと

既存社員の気持ちは配慮すべき大きなポイントだと考えています。
離職期間中も既存社員が三陽工業を支えてきてくれたのは事実です。そして、その上で未来を考えた際に、必要な人財だと判断して採用をしていますので、その点を理解してもらう必要があります。過去も大切ですが、未来も大切です。必要だから行っています。何のために必要なのか。

日本の製造現場を元気にする会社になる為です。
そこで働く人達を元気に豊かにしていく為です。
そこで働く仲間を増やしていく為です。

三陽工業においての意思決定は、常にこの考え方に集約してきます。

一度辞めた人を受け入れるなんて許さん!!
昭和の時代の言葉ですね(#^.^#)今は令和です。必要なことは全て行っていきます。アルムナイもリファラルも。

採用力。
この世の中で企業が持続的に成長していく為に必要な力です。
そして、この採用力に終わりはありません。常に自社を磨き続けて、より魅力的な会社になる努力の継続が必要です。これからも磨き続けていきます。

本日もありがとうございました!
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