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【712球目】広報とは

以前の広報グループでの朝会のお話です。
営業畑出身の経営者に広報の重要性を説明するにはどうすれば良いか、そんな話題になりました。参加している勉強会でそんな話になったそうです。
私なりにその答えを考えてみました。今日はそんなお話です。


過去・現在・未来

会社の仕事は過去・現在・未来に分けることができます。

現在の仕事は、今まさにお金を稼いでいる部署。
営業部や製造部がそれに該当します。過去の仕事は、現在の仕事を受けて必要なことを行っていく部署。経理部や総務部がそれに該当します。

未来の仕事は、未来に向けての投資を行う部署。採用や広報がそれに該当します。経営者は現在の仕事が大好きです。数字に直結しますからね。売上と利益という数字に直結です。

あまり好きな人は多くないですが、法律の縛りの多いのが過去の仕事です。総務の仕事や経理の仕事は法律で決まっていることが多いですよね。労働保険・給与・税務・決算等々、法律でやらないといけないと決められているので当然やります。

現在と過去の仕事は経営者は、ほっておいてもやるのです。ただし、未来の仕事となるとそうもいかない。採用について、今では少なくなりましたが、まだ採用してやっているという気質の経営者は存在をします。求職者から選ばれる会社になるという思考ではなく、雇ってやっているという気質ですね。昭和な感じがします。

広報になるとなおさらです。そもそも広報活動をやらない企業も多いです。
採用は人が必要なのでやるが、広報は費用対効果も見えないし、そもそも成果が見えにくいので、やらないという経営者が多いと思っています。大企業ほど広報活動をやっていますが、本来は中小企業ほど広報活動をやるべきですね。認知度が低いのですから。

営業でも

過去・現在・未来という分け方をしましたが、それぞれの仕事でもさらに過去・現在・未来という分け方ができます。

例えば、営業で言うと、新規先のアポイントを取る仕事。
これは未来の仕事です。全体で見ると、現在の仕事である営業においての未来の仕事です。未来の仕事の共通項は、費用対効果が悪い、成果が見えにくいという点にあります。新規のアポイントも、常にドンドンアポイントが取れる訳ではありませんよね。断られ、拒否され、それでもアポイントを取り続ける行動が必要になって来ます。この現在の仕事である営業において、営業の中の未来の仕事である新規のアポイント取りをやらなければどうなるでしょうか?

お客様が増えません。
お客様が増えないと、成長もしません。既存のお客様を大切にしたいから、新規のお客様を求めない、そんな理屈もあるかもしれませんが、それは特殊な状況です。

営業無くして繁栄なし!だと考えています。

営業においても、未来の仕事は行っている訳です。未来への投資を行っているのですよね。そして、それをやらないと、いずれ現在の仕事に影響が出てくる。会社全体で見た時に、未来への投資は必要ありませんか?

必要ありますよね。過去・現在・未来全ての仕事のバランス感覚が大切です。うちにはそんなお金がない!そんなことを言う経営者がいれば、
社長がXをやればいい!!そう返します。その会社の事を最も好きであろう社長が無料のサービスを使ってやれば良いのです。お金はかかりません。社長の工数は無限にある訳ですからね。

こんなお話をさせて頂きました。

営業や製造は会社の花形です。それを周りが支えている。
各部署が、感謝の気持ちを持ち続ければ、その組織はプラスのスパイラルで回っていきます。

広報活動の大切さ。この数年の動きでとても身に染みています。
これからも全体のバランスを見ながらシンカしていきます。

本日もありがとうございました。
明日もよろしくお願いします。

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