初めの炎を保つこと――「直線としての時間」と「円環としての時間」
先日、ある子が学校で読んで「すごく面白かった」というお話が、ミヒャエル・エンデの『モモ』だったそうです。子どもたちにとって、「時間どろぼう」は、どんな風に映ったのでしょう?
社会化の只中にある子どもたちを見ていると、良くも悪くも、大人社会の写し鏡のように感じることがあります。子どもという鏡を通して、大人たちは自分たちの姿をしっかりと見ることができているのか、ふと、疑問に思うことがあります。
自分より弱き者や若い者、自分とは異なる文化にいる者、つまり、自分が馴染んでいる当た