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UXデザイン&ビジネスデザイン視点から見るスポーツの可能性

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スポーツは「観る」や「プレイする」にとどまらない複合的な体験を含んだ、様々な領域への広がりを持つ豊かなもの。テクノロジーやクリエイティブで広がるその可能性を、思索的かつ観光的に考… もっと読む
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記事一覧

“UXデザイン&ビジネスデザイン視点から見るスポーツの可能性” 座談会

“UXデザイン&ビジネスデザイン視点から見るスポーツの可能性” 座談会

はじめにSandSの第2弾連載として始めた「UXデザイン&ビジネスデザイン視点から見るスポーツの可能性」シリーズ。メンバーが一巡したタイミングで、振り返りの座談会を行いました。



テクノロジーはエンドユーザー視点があってこそ活きる
高井:テーマを分担して1本ずつ記事を書いてもらったけど、それぞれ調べていく中で何か面白い気付きはあった?

浅見:ARやVRは個人的に本業だから、なかなかフラット

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組織カルチャーの思考実験

組織カルチャーの思考実験

2000年代にリーガ・エスパニョーラをケーブルテレビで見ていた記憶がある。当時はまだ今ほど世界のサッカーが普通に見れる感じではないし、情報が伝わって来てないから、日本での盛り上がりもそんなになかったと思う。すごい夜中にやっていて、学生だった私は友人の家で一緒に見たり、ビデオに録画して週末に観ていたりした気がする。
その時に強く印象に残っていて、ファンだったチームがベティスだ。その時のベティスの攻撃

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旅行や地方創生は「推しが尊い」モデル!?

旅行や地方創生は「推しが尊い」モデル!?

こんにちは、SandS林です。
今回の「UXデザイン&ビジネスデザイン視点から見るスポーツの可能性」というテーマを、旅行や地方創生の視点で考察してみたいと思う。

かくいう僕はあまりスポーツをじっくり観戦するタイプではない。
どちらかというとハイライトやベストプレー集を好むタイプだし、野球にしろサッカーにしろ特定のチームに肩入れして応援するほどのファンだったことはない。Jリーグが発足した1992年

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ARを活用したこれからのスタジアム体験の可能性

ARを活用したこれからのスタジアム体験の可能性

以前、サッカーの試合やスポーツニュースなどでプレーのハイライトを見ていると、選手の足元に光るリングみたいな表示が出ていて「もうウイイレじゃん」と思ったが、最近は当たり前に思えて特別なことと感じなくなってしまった。

こういった演出も含めて、スポーツ観戦にARを掛け合わせる試みは日に日に増えている印象だし、じわじわと我々消費者の当たり前をアップデートしていくのだろうと思っている。

なぜ、スポーツ観

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UXデザイン&ビジネスデザイン視点から見るスポーツの可能性

UXデザイン&ビジネスデザイン視点から見るスポーツの可能性

東京2020オリンピックが終わった。

招致時の買収疑惑に始まり、新国立競技場のザハ案撤回、エンブレム盗用疑惑、コロナ禍による1年延期、組織委と開閉会式の迷走人事、終わってみれば史上最高額に膨れ上がった開催費用…と、スポーツの祭典というよりむしろ問題の祭典として歴史に刻まれそうな今大会だけど、こんな状況でも、こんな状況だからこそ、選手たちの覚悟や奮闘は、変わらず尊く感じた。

一方で、直前に無観客

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