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「外食」って単なる「お腹満たし」ではなく、「気持ちも満たす場」なんだなあ・・と実感した件。

連日の在宅勤務、さらに外出自粛というのもあって、ここしばらくずっと3食とも自炊生活だった。
自分の空腹解消が目的なので、だんだんメニューも結構テキトウになってくる。それに、仕事時と同じテーブルで食べる、つまり境目が曖昧になるので、気分転換にもならない。何というかもう「腹満たし」の為の作業のようだった。

そんな中、今日のお昼は、何だかお蕎麦を食べたい気分だった。
いつもなら家で乾麺を1人分茹でるのだけど、今日は何となく「外で食べようかなあ」と思い、近所の立食い蕎麦やさんへ向かった。・・・のだが、途中で気が変わって、地元でも評判の「ちょっとイイお蕎麦屋さん」へ行くことに。最近コロナで足が遠のいていたが、お気に入りのお店。

そして。結果的に、とてもいい時間を過ごすことが出来た。気が変わった自分に拍手(笑)。
ゆったりとジャズが流れる、くつろぎ空間でのおもてなし。木目調の、温かみと高級感ある店内。カウンター席だったので、凛々しい板前さんたちがテキパキと働いているのが見える。
残念ながら、お客さんは私一人だったのだが。。はやく客足が戻るといいなと心から願いながら、ゆっくりとお蕎麦を味わい、リフレッシュした気分で自宅に戻った。

外食って、お腹を満たすだけじゃないんだなあ。
こんなに有難く、豊かな時間をくれるものだとは。。

1人でゆったりしたり、自分と向き合ったり、集中して作業したり、気分転換をしたり。あるいは、友人知人と同じ空間で笑い合いながら同じものを食べて時間を共有する。そんな「場」「体験」そのものだということを、改めて感じた。

お蕎麦1食。自炊なら50円、立食い蕎麦なら350円、それがこのお店では850円だったけれど・・・。十分、それに見合う価値をいただいた。

当たり前ではなくなって初めて実感できることって、沢山あるなあと思った。断食明けのゴハンもこんな感じなんだろうか。
それにしても・・、はやく、ふつうに外食できる世界が戻りますように。

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