あなたは、短冊に書いた「ねがいごと」を覚えていますか? 七月七日。 【織姫】と【彦星】が…
織姫と彦星が、一年にたった一度だけ会うことを許された日。 「七夕」まで、あと数日。 ― 七…
(私は、現実世界に存在する生き物ではありません・・・人がこの世に生を受ける前に出会う、想…
琴の誕生日から数日が経った。 あの日、みんなで星空を見に行った・・・ところまでは覚えてい…
カバンの中を一生懸命探していると、見覚えのある一枚の紙が出てきた。 あの時渡された短冊だ…
列車に乗り込むと、後ろを振り返った。 イシキュアマナムがこちらを見て微笑んでいる。 横には…
その時だった。 物凄い音とともに、辺りが大きく揺れた。 「え、地震ですか!?」 琴はその…
ゆっくりと光のもとへ近づいていくと、徐々にその正体が見えてきた。 (・・・列車だ。) そ…
私も小走りに近付いて声をかけた。 「あなたが、イシキュアマナムですか・・・?」 突然名前…
ゆっくりと、森の中に足を踏み入れた。 陽はわずかに差し込んでいるが、木々がかなり生い茂っ…
歩き始めると、見覚えのある人がいた。 「あ、あなたは!」 「ん?・・・誰だお前。」 前に…
あれからどれくらい時間が経っただろうか。 琴は飽きずに窓の外をずっと眺めているが、特に不…
仕事帰りに、会社の近くの本屋に立ち寄った。家の近くにも本屋はあるが、都心に比べると規模が…
車を停めて外へ出てみた。風も少しあって涼しい。辺りはすっかり暗くなり、街灯も少ないので星…