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虎に翼 渋沢栄一 不出来な玄孫

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NHK朝ドラ「虎に翼」が始まりました。 「穂高重親」なるクサい名前で登場した法学者 穂積重遠 は、私の祖父に当たります。 重遠は、私が生まれて直に亡くなっており、記憶にはありませ…
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#穂積重遠

虎に翼78話(重遠の孫)

虎に翼78話(重遠の孫)

深田「前代未聞だて 高瀬くん~
よりにもよって 何で森口さんに」
高瀬「言いたくありません」
寅子「無理に話さなくていいわ酷いこと言われたのよね、ずっと耐えて来た高瀬君が あんなにお怒りになるんだから」
高瀬「だからもういいですから。他所もんの癖に こっち側のフリをしなくて」
深田「なんな君 そんげ口のきき方して」
高瀬「懸命になさろうとしてる事は 分ります。お優しい方なんだろなとも思えます。です

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虎に翼70話その2(一美)

虎に翼70話その2(一美)

穂高の愛

第70話で いくつか
思ったことを…

「ちょっと失礼するよ」
退任記念祝賀会の 翌日に
家裁事務所を訪れた穂高

寅子「あの……ほ 穂高先生…
昨日のこと…」

このあと穂高は間髪を入れず「すまなかったね 佐田君」と謝罪しています。
この 速やかさ。
さっさと挨拶を済ませて
取り急ぎ伝えるべく
本題に入りたかったのではないでしょうか?

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虎に翼70話(一美)

虎に翼70話(一美)

気を抜くな 佐田君

「ちょっと失礼するよ」
家裁事務所を訪れた 穂高

寅子「えっ… げっ元気ですか
穂高先生」

多岐川(……そのゴマかし方は無理がある)

*「元気ですか…」って
昨日の今日 昨日 怒声を浴びせたばかりじゃないの… 一美

寅子「 穂高先生 昨日のことですが…」
間髪入れず
「済まなかったね 佐田君 」と 穂高

穂高「私は古い人間だ
理想を口にしなが

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虎に翼70話(重遠の孫)

虎に翼70話(重遠の孫)

穂高イズム穂高「ちょっと失礼するよ」
寅子「げっっ 元気ですか、穂高先生」

穂高「済まなかったね、佐田君。
私は古い人間だ。
理想を口にしながら 現実では、既存の考えから抜け出す事が出来なかった。だが君は違う。
君は既存の考えから飛び出して 人々を救う事が出来る人間だ。
心から誇りに思う。
それを 伝えたかった」

寅子「私は 先生が古い人間とは思いません。尊属殺の最高裁判決 先生の反対意見を

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虎に翼69話(一美)

虎に翼69話(一美)

妄想族 寅子穂高先生の退任記念祝賀会

*断りたかったら
断ったらよかったのに ねぇ
寅ちゃん

祝賀会での挨拶
穂高「法律を 一生の仕事と決めた時から
旧民法に“異"を唱え、
ご婦人や弱き者たちの為に声を上げてきたつもりだった。もっと何かできる事があったのではないか

ご婦人の社会進出

新民法の謳う
本当の意味での平等

尊属殺の重罰規定の違憲性・・・云々」

*穂高は やってもやっても

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虎に翼68話(一美)

虎に翼68話(一美)

私の声を上げる

星長官が亡くなって 数ヶ月後、
新憲法下で初となる判断を迫られる最高裁。穂高は、判事の 一人に任命されていた。

「では 多数の決が集まりましたので 憲法に違反しない
合憲ということで」

昭和25年10月
ある最高裁判決が言い渡された

肩を落とす 穂高
……………
猪爪家

尊属殺について
家族みんなの頭で考えている
そして
自分なりの解釈を得ていく

その様子…

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虎に翼69話(重遠の孫)

虎に翼69話(重遠の孫)

半 解退任祝賀会花束贈呈役に
わだかまる寅子

「私と穂高先生が気まずいって分かってるくせに⁉︎」は、寅子の妄想⁇

   ・・・・・

寅子の見る【理想】と【現実】を、多岐川は、どちらも理想だと言う。「俺は、家事部も少年部も みーんな理想を掲げてると思うぞ」
「えっ」寅子 不可解
「つまり、現実と理想ではなく、理想と理想がぶつかり合っている、と云うこと??」

   ・・・・・

寅子「英二君は

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新札発行に思うこと 栄一の玄孫

新札発行に思うこと 栄一の玄孫

渋沢栄一の玄孫 岩佐光

私は、渋沢栄一の玄孫に当たります。朝ドラ「虎に翼」の穂高教授のモデル穂積重遠が栄一の孫、重遠の孫が私です。

栄一について、「資本主義の父」という言われ方をしていますが、本人は、「資本主義」という言葉は使っておらず、「合本主義」と言っています。
小さな力を合わせて、大きな仕事をしよう、という意味だったと思います。
栄一は、一番に、皆の幸せ、平和な社会を願っていたのです。

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虎に翼68話(重遠の孫)

虎に翼68話(重遠の孫)

声を上げる 役目理想と現実

寅子「お互いに意見を交換し合えないかと...」の理想と

根本「少年部は栄二君の処分をどのように考えてるんでしようね~」
壇「協力⁇
こちらの審判はこちらの審判。以上‼︎」 の現実。

(また、梶山家の、あっただろう理想と、現実)

  ・・・・・

優未「これ見て~優未頑張ったでしょ❗️」の現実と、
寅子「間違えてた部分はきちんと復習して勉強するのよ..」の理想⁇?

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虎に翼67話(一美)

虎に翼67話(一美)

自分にしか出来ないこと

「法改正された箇所を改稿すれば
さらに 長きに渡り 愛される著書に間違い無いと…」と寅子

航一「なるほど」

*↑ やりにくい…

寅子「どうでしょうか?」

寅子は
改稿した箇所を見てもらう

『むしろ 民法は 現実の家庭生活を目標にして、その中で人々が 互いに尊重し合いながら 協力していくような民主的な家庭をつくり出そうと…』
航一「いいですね ここ」

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虎に翼46話(重遠の孫)

虎に翼46話(重遠の孫)

「お約束がないとね~」
「そう言われましても..」
「困るんですよねぇ~」...

戦前であろうと戦後であろうと、また今であろうと、フツーの(日本?)人が、公に(表向き)フツーにとる態度。
そこを突破するには、何らかのチカラが要る。

殿様判事ライアン(久道頼安≒内藤頼博)のような、白州次郎のような、そして寅子のような。

「何故ダ、なぜ私が君を...」
「理由を説明してみたまえ」

「まさか桂場

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虎に翼41話(重遠の孫)

虎に翼41話(重遠の孫)

女の決断力

よね「そんなもんいいから..」
増野(カフェ燈台) 「これだけは...」

「そこのお店の人は空襲で亡くなったそうですょ」

はる「おばあちゃんにはチャーント ワカッテマスョ...」

よねやはるの決断は速い。目の前(だけ?)を観ているから⁈

男の(日本的)やさしさ

「寅...」直言が、「花江...」と言わないのは何故?

帰ってきた孫達に「ずぶ濡れだなぁ~」と声をかけ、
「お父

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虎に翼 番外編3(重遠の孫)

虎に翼 番外編3(重遠の孫)

YAMADAさんの記事にかさねて投稿します。

YAMADAさん記事、出だし

「穂積重遠博士の帝人事件弁論

YAMADA,Asato
2024年5月2日 14:20
NHK朝ドラ「虎に翼」で、主人公猪爪寅子の父直言が連座した大疑獄事件「共亜事件」。直言の弁護を引き受ける弁護士がなかなか見つからない中、寅子の恩師穂高先生が自分が弁護人になろうと名乗りをあげてくださったことに感激した方も多数いらっ

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虎に翼27話(重遠の孫)

虎に翼27話(重遠の孫)

変えるというのは、容易ではない。当たり前だと思っている法律、習慣、価値観が間違っていると分かっていても、受け入れられない、変えられない。
それでもそれを引き剥がし、溶かし、新しく上塗りしていくしかない。

【法律】は人造物だ。けれど、【人造物】は、【無】から生まれる訳ではない。

成文法の基に、自然法が想定されている。

【習慣】【価値観】も、【無】から生まれる訳ではない。

【お茶くみ】は【習慣

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