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虎に翼70話その2(一美)

穂高の愛

第70話で いくつか
思ったことを…

ちょっと失礼するよ
退任記念祝賀会の 翌日
家裁事務所を訪れた穂高

寅子「あの……ほ 穂高先生…
昨日のこと…」

このあと穂高は間髪を入れず「すまなかったね 佐田君」と謝罪しています。
この 速やかさ。
さっさと挨拶を済ませて
取り急ぎ伝えるべく
本題に入りたかったのではないでしょうか?
                                一美

本題への導入は

「私は古い人間だ
理想を口にしながら
現実では
既存の考えから抜け出すことは  
できなかった。
だが…
君は違う
君は既存の考えから飛び出して  人々を救うことが
できる人間だ
心から誇りに思う

穂高
理想を口にしながら
現実では

既存の考えに 反論を唱えるにしても、
寅子のように、感情ごと、丸ごと むき出しで 相手にぶつかっていく、そうは 出来なかった。
良識の範囲だった。

穂高 は そういう
噛みつき方
寅子神保教授に
「大きなお世話‼︎」と言い放ったような…噛みつき方は
してこなかった。

法曹界が長かったことや
東宮大夫 であったこと
も あると思います。

           一美

穂高「だが… 君は違う
君は既存の考えから飛び出して  人々を救うことが
できる人間だ
心から誇りに思う」

穂高自身には無い
見境がない』という持ち味の 寅子 だからこそ
『君にしか 出来ないこと』が 在る

そこを 伝えたかったんじゃないかな…

もう、長くは無い

自分の命が尽きても
守りたい
育みたい
法の秩序で守られた平等な社会を守る。


桂場久藤多岐川
筋金入り。
穂高イズムは明確だけど…

寅子は『それなりに好いてくれている』←このことは伝わってきても
筋金か どうか…

やはり を目前にして…

寅子には 寅子にしかない持ち味をもって ここを やって欲しい』と伝えるために  出向いた。

君たち若い者に
託したよ

寅子には
寅子にしかできないことを
託しに来た

それを 伝えるのは
もう
今しか無い  と…

そして
寅子は その持ち味で ここをやる』
その際の
留意点として

佐田君   気を抜くな
君も いつかは古くなる
常に  自分を疑い続け
時代の先を歩み
立派な"出涸らし"になってくれたまえ」

ですよ

愛を 伝えているんじゃないかな…

愛は 人を動かします

気を抜くな
自分を疑い続けて

は、誰にとっても だけど…
とりわけ自己過信の強い
寅子にとって Keyワードなのでしょうから…

………………
献杯の席で…

桂場「先生の教えは とうに俺たちに染み込んでいる。周りに何と言われようと、己れの描く理想の為に虎視眈々と突き進むしかない..」

寅子「あの…桂場さんの理想とは?」

桂場「決まってる!
司法の独立を守ることだ!
そして二度と、権力好きのジジイ供に好き勝手にさせない事。
法の秩序で守られた平等な社会を守る。つまり穂高イズムだろ。
そうだろ佐田君!」

                            一美














                           










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