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虎に翼69話(一美)

妄想族 寅子

穂高先生の退任記念祝賀会

*断りたかったら
断ったらよかったのに ねぇ
ちゃん

祝賀会での挨拶
穂高「法律を 一生の仕事と決めた時から  
旧民法に“"を唱え、
婦人弱き者たちの為に声を上げてきたつもりだった。もっと何かできる事があったのではないか

ご婦人の社会進出

新民法の謳う
本当の意味での平等

尊属殺の重罰規定の違憲性・・・云々」

穂高は やってもやっても
気持ちとしては まだ
やりたかったのでしょう      
      一美


穂高「結局 私は 大岩に落ちた雨だれひとしずくに過ぎなかった
でも 何クソと もう 一踏ん張りするには  私は老い過ぎた」

*↑この言葉も
かなり
精一杯やってきたからこそ言えると  73歳の私(一美)は思いますよ

・大岩に落ちた雨だれの
ひとしずくに過ぎなかった

・何クソと もう 一踏ん張りするには  私は老い過ぎた

・どちらも…

一生懸命やっても
振り返って見れば "こう" ↑

私(一美)70を過ぎてますから…  理解できます


ここから先は
まだ乳臭い と言っていいような寅子の 捉え方

寅子「"世の中そういうもの"と辛さを知る。
それでも 理想の為に周りを納得させようと踏ん張る人だと思ってましたから…」

一美「穂高に限らず、あなたの周りにいる男性は皆んな
理想の為に周りを納得させようと踏ん張る人』でしょうが」

寅子「あの日の事を そういうものだ  と流せません」

一美「いつまで言ってるんでしょう
穂高さんが 『どういう想いで、そう発したのか…』
聴いてみたことって ありますか? あなたの中の被害者が、ど中心に居座っていて その被害者意識で、
穂高を見て、勝手に『この人はこうだ‼︎」って決めつけてるんじゃないですか?」
「『こう感じたんですけど
どうなんでしょう?』
って
聴いてみるっていうの
一度やってみたら どうでしょう」

寅子「先生なら
自分も雨だれの ひとしずく
なんて言ってほしくありません」

一美「先生だって完全無欠じゃありませんよ。
機械じゃないんですから…
生きもの です

精一杯やったからこそ、
大局的に観れば
雨だれの ひとしずく  って
言えるんですよ
しかし…ちゃん
雨だれの ひとしずくなんかじゃいけない‼︎って思いたいのかなぁ
見事に不遜ですね

ちゃんは
なかなか相手の想いを
想像することができない。
人に思いが馳せられない。
人の心の奥を感じ取ることができない。まぁ鈍いっていうのが ちゃんの特徴ですものね」

寅子「先生が女子部をつくり  女性弁護士を誕生させた功績と同じように
女子部の我々には
報われなくても
ひとしずくの雨だれで居ろ‼︎と強いて  その結果
歴史にも
記録にも
残らない

*ひとまず ここ迄

一美「なになに?
報われなくても
ひとしずくの雨だれで居ろ‼︎
えぇっ!じゃぁちゃんは 報われたくて  やってたの!?
歴史や
記録に
残りたくて やってたの!?
報われること
記録に残ること
それが目的なの!?

あらま!
ずいぶん他者基準
点取り虫だ こと

それから
もう 一点
穂高
"女子部をつくり  女性弁護士を誕生させた功績"
"功績"  とは思って無い
思いますよ。
何かをやって【それは私の功績ですっ‼︎】っていう捉え方は
実は ちっちゃいから
だからこそ

自分は こんなに凄いんだぞーって
必要以上に でっかく見せようとする。


一美「『報われなくても
ひとしずくの雨だれで居ろ‼︎と強いて…』

"居ろ‼︎と
強いて"
まぁ  寅子ちゃん
なんて強烈な
被害者意識でしょう」

寅子「世の中  そういうものだ  と流せません

一美「流せなくて結構。
流してたんじゃ
穂高が言うように
『法律を 一生の仕事に』
なんぞ できるもんではありません。
そもそも寅子さんの周りの穂高、桂場、久藤、多岐川
流されるような人は居ないでしょ」


今回
感想  書いていて

私自身、
相手を
『この人は こういう人だ!』

ここで決めて、止めちゃうと ホント世界がちっちゃく狭くなって、苦しくなる

だから
私はこう感じてるけど…
ほんとは どうなのか
そこに 興味を持って
聴いていけるようになりたい
相手のことは
ほんとは わからないんだから…
って 思いましたよ

                        一美















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