棕熊

私はよく女性に優しいと云われる
そしてよく男性に思いやりがないと云われる
いったい どっちが私の真実なんだろう
いったい 私はなにを求められてるんだろう

その答えが理解るとき おそらく私は手遅れだろう

山で彷徨い 棕熊(くま)に出会い
生きたままで腹から喰われるように
自分を知らぬ 風は荒れて
引きちぎられた身体で私は今を生きてる
喰われた身体で私は笑顔を振り撒くしかない

私はよく女性と友を築けても
だけどよく男性にジョークの材料に使われる
しばらく 平気なふりして笑ってみせるけど
しらばく 心の泪が止まらなくなるのいつも

そして悩んでることが ふいにバレてしまうと怪訝の目

山に逃げだし 棕熊(くま)に出会い
捕食という理由で嬲(なぶ)られるなか
弱肉強食 人間社会
どこにいても結局 いいように腹を喰われる
それでも疎外したがった街の棕熊(くま)も人を喰らう

何処に行っても 何処に居ても 孤独がいい
ひとりぼっちな中途半端より 跡形もなくなりたい

山で彷徨い 棕熊(くま)に出会い
生きたままで腹から喰われるように
自分を知らぬ 風は荒れて
引きちぎられた身体で私は今を生きてる
喰われた身体で私は笑顔を振り撒くしかない

喰われていくなか私はそれでも笑顔を忘れない…

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