クツ、かたびっこ。

僕のクツ、かたびっこ それを知らず、いじめっ子
当たり散らす彼奴は 音を知らない転校生

僕のクツ、かたびっこ 空気読んで、いじめっ子
出来損ないは彼奴さ 音を知らない同級生

後悔先に立たずの意味を知らない僕は
筆談よりも蹴り上げて
もっと耳を壊せ、と 僕が先頭切らなきゃ

僕のクツ、かたびっこ 気付けば、いじめられっ子
加減を知らず、せずに それがイケてると思春期

僕のクツ、かたびっこ 机を拭く彼奴には
意味があると知らずに 嫌いになった反抗期

音を知らない彼奴は無言でまた転校
手話なんてバカにしては
なぜ僕が的になり いじめられっ子なんだよ

中学生になった頃 彼奴と再会した頃
人間の顔にばってん 誰も彼もが敵と感じた
こんな辛さは初めてで 高いビルから飛び降りよう
その初めて気付いたよ 彼奴の痛みと優しさ

僕のクツ、かたびっこ 彼奴も脱ぎ、かたびっこ
誰もが皆、かたびっこ 誰もが皆、何かが足りない

知ることが怖かった 理由はたぶん、それなんだ
皆のクツ、かたびっこ 皆と仲良くなれるかな?

言葉の意味をいろいろ覚えた頃 ようやく
少しずつ友も増えたよ
彼奴が教えてくれた 足を一歩踏み出すこと
彼奴が教えてくれた 生きると意味の大事さを
親がなんと云おうとも ぜったい仲良くできるから

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