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『七十二候』麦秋至‥むぎのときいたる


『麦秋至』‥むぎのときいたる
         5月31日から6月6日ごろ

冬に蒔かれた麦が黄金色に熟す頃となりました。穀物が実り収穫の時期といえば秋を思うのですが、今の季節は初夏‥。
ここでいう秋とは麦にとっての収穫=秋を指すようです。

先日、岡山県のNEWSで
高校生が育てた麦秋を収穫している様子が放送されていたものをYouTubeで見たのですが

生徒たちは、11月から種を蒔き冬に入ると足で踏んで強くする麦踏みを行い、寒さに強い丈夫な麦を大事に育ててきたそうです。

その麦を収穫することはきっと大きな達成感や充実感を得たことでしょう。



青い青い空の下、黄金に輝く麦。
生徒たちの顔がキラキラと輝きに満ち
キリッとしていて‥。

「今を生きている」
そんな姿がとても眩しく思えました。



そして、スマート農業(=ロボット技術やAIといった先端技術を活用し、超省力・高品質生産を実現する新たな農業スタイルのこと)と言われる
AIが麦秋を収穫する動画もあり‥。


そうした先端技術やロボットの参入により
農家の人々が抱える高齢化問題や人手不足など‥様々な面で、今後もっと補い助けてくれるようになるのでしょう。

もちろん農業だけに限らず
わたしたちの生活もそうですよね。

AIのことについてはまたいつかどこかの記事で
触れたいなと思っています。


スマート農業を取り入れた新しい農業のスタイル。それはそれで「今を生きている」と言えるのかもしれません。

  



ところでわたしは、麦秋と聞いてシュワワワ‥
ビールを思い出してしまいました。
と言ってもビールを飲むと寒気がしてしまい
一切受け付けないのですが‥。

若かりし頃、新人歓迎会で飲みすぎてしまい
ひどい二日酔いに。
それ以来身体が受け付けないのかまったく飲めなくなってしまいました。ちょっとしたトラウマなのでしょうか。 

ここ2、3年は飲みに行く機会もなかなかありませんが‥
飲んでいなくても、飲んだかのようなテンションになれるわたしなので
いつかまたそういう時期が来たなら
気の合う人たちと終始笑って過ごせるといいなぁって思っています。



さて5月も終わり‥
この時期の「好きだけど最近見かけなくなったモノ」として風鈴が浮かぶのですが
風鈴お好きですか。

わたしは昔から
風物詩として初夏を感じたくなり
風鈴の音を聴きたくなります。



開け放した縁側
吊るされた風鈴

心地よい初夏の風
耳をくすぐるチリンチリン‥かわいい音色。

あー夏が来たんだなぁと
心で肌で‥感じたいのです。

夏はあまり得意ではないのですが‥
夏のはじまり初夏は好き。 


海が好き。



 ひまわりが好き。



梅雨は苦手だけど
紫陽花は好き。


静かに落ちる雨音は好き。



そんな風に‥四季折々の良さを
ひとつでも感じながら
やはりどの季節も慈しみ過ごしたいと思うのです。

春があるから夏があり
夏があるから秋‥
そして冬が来る‥。


季節を感じる心や四季が崩壊しつつある
現代ですが

これから何年先、何十年先も‥
移り変わる季節が届けてくれる
たくさんのことを‥
吹き抜ける風が教えてくれる
多くのことを‥

五感に響かせ
この今を感じ過ごしていきたいです。


                  photoAC





七十二候に使用している写真はすべて
photoACからのものとなります。








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