言葉や文字にしなきゃやっぱり。
Sakuです。
急な引っ越しで、前の町で決まっていたボランティアをやめることになりました。
それは障害を持つ女性と話し相手になるボランティアで、1回会っただけだけれど、私なりに楽しみになっていました。
女性はハンデを持つ人用の集合住宅に住み、スタッフがいて介助を受けています。私は週に1回程度行って、お茶を飲んだり散歩したりして、メンタル面のサポートになるようなことをする役目でした。
彼女には申し訳なくて、来週あいさつをしに行って、渡す予定だった毛糸のリースのプレゼントを贈ります。
それだけではなく、メッセージを紙に書こう。
と思っています。
日本にいたとき、親戚と友達が結婚祝いをくれたので、そのお返しを先週郵送しました。
チョコレートやお茶や、子どものいる人にはミッフィーのおもちゃなども送りました。メッセージカードも買ってみて、ひとりひとりに気持ちを書きました。
おじさんおばさん、いとこ、おばあちゃん、友達に向けて、改めて書くことは照れくさく、しかし手書きの文字というものはとても人間くさくて、よかった。
消せないペンで、言葉を探していく、覚悟を決めて書いていく作業は、パソコンや携帯での文字の書き方とは根本的に違うものです。
手紙というのはいつの時代になってもいいものだなあ。
外国に住んでいて、夫の家族や、新たな人間関係に飛び込んでいく私は、日本にいる親戚と友達を大事にしたい気持ちが高まっています。
日本で彼らがやってくれたことは当たり前ではなくて、ひとつひとつが私を支えてくれていた。オランダでゼロから人間関係を作る立場になると、それがどんなに得難いものだったかがわかります。
最近、国際結婚をしている日本女性のYoutubeやブログをよく見ています。みんな、孤独に直面して、自分がまるで子どものようになってしまったとショックを受ける時期があるようです。
私も、夫なしではできないことがたくさんあって、その積み重なりがメンタルにダメージを与えてきます。
日本ではなんでも簡単に便利にできていた。ここではできない。
それも、日本の利便性や日本人としての習慣に支えられていたからで、当たり前ではないんですね。
外国に住んでみてそういう、生活のレベルのことが人間の深い部分につながるという新しい視点を得られるとわかりました。
インターネットのおかげで国際結婚・海外移住をしている方の情報を見聞きすることができるし、つながってメッセージをやりとりすることもできる。
そこで共感して、あるいは自分と違う価値観に驚いて、そういう営みをしていくのが面白くて、心をとても支えてくれます。
と、そういうことも私の頭の中にとどめおくのではなく文字にしてみる。
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