Saku

沖縄、実家住まい。リワーク中。国際結婚→離婚。

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マガジン

  • Sakuのメンタルヘルス

    不安障害、パニック発作、うつ・・・ 今を生ききるための記録

  • Sakuの帰国日記

    オランダから日本へ一時帰国の日記 ※率直に記す。苦情なきよう。

  • Sakuの国際恋愛・国際結婚

    ずっと一緒にいるための国際結婚論

  • Sakuのオランダ

    オランダみんな優しい。でもトイレがない!

  • Sakuの恋愛・結婚指南

    上から目線の恋愛・結婚のひみつ。 結論は「行動してみる」そして「自分を大切に」。

最近の記事

行動活性化を生活のなかで実践

Sakuです。 私は現在リワークプログラムというものに通所しています。 心療内科で気分変調性症と言われ、またこれまで仕事があまりにも長続きしなかったので、 働く準備が必要だと考えて参加を始めました。 リワークでやっていることはざっと以下の通り。 ・認知行動療法 日々、手帳に「自動思考」やそのときの感情を記録していく。 ・食生活改善 ・ヨガや散歩などのプログラム ・雑談、集団の行動に慣れること これらを通して日々、自分の問題と向き合いつつ、人と関わる、交わる、ということの

    • オランダへいつか

      再び書くときのための言葉は、机の上から散らばって消えかかっていた。 彼の国で私が愛した、芝生の上を跳ねるスプリンクラーの粒、子どもを乗せるかご付きの自転車、大きな塊のチーズの並んだ棚は、今もリアルに簡単に思い起こせる。 義理のおばあちゃんの家にあった、陶器でできたゆで卵置き、オレンジ色に染まるサッカーの試合の晩、丸テーブルを囲んだ土曜日、Leukとmaarが、インドネシアン・チャイニーズの甘酸っぱい味と一緒になって響く。 ユカタを着て私は涼しい緑の中を歩いた。猫を抱いて

      • ストレスに対する自分なりの発散方法をコーピングというと知った。具体的なのも含めて100個上げてみよう。100?!と思ったけれど超ニッチな自分だけの癒し、楽になることも入れたら100いきそうだ。

        • 自分で行くと決めて、行けたこと

          小学校からの同級生数人と集まる機会があり、私はそこに出かけた。 長丁場になる集まりで(飲み会ではなくてホームパーティみたいな)、私は行くかどうかの返事を数回、ひっくり返していた。 オランダから帰ってきて1ヵ月間、寝床にいる時間がとても長かった。 時差ボケが治ることなく、風邪をこじらせて、昼夜逆転したままだった。飛行機を降りたときからの耳の違和感が悪化していて、中耳炎かもしれないと思った。 自律神経がかなり混乱していて、夕方になると上半身が熱くてたまらなくなる。足元は冷た

        行動活性化を生活のなかで実践

        • オランダへいつか

        • ストレスに対する自分なりの発散方法をコーピングというと知った。具体的なのも含めて100個上げてみよう。100?!と思ったけれど超ニッチな自分だけの癒し、楽になることも入れたら100いきそうだ。

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          あまりにも美しすぎるので

          Sakuです。 日本に帰っていましたが、今はオランダに来ています。 私の不安障害を日本で治すのが先だ。という結論になり、夫とはまた離れて暮らします。 夫とこの先別れるということもあり得ます。オランダでの生活の目処がしばらくたたないので… 一緒にいればふざけて笑ってばかりですが、彼もつらかったことを、数ヶ月前から少しずつ打ち開けてくれて、 私はどんなに自分中心だったか、打ちのめされます。 夫を大好きなように、 1年住んだこの街も大好きで、夫の父、お姉ちゃん、旦那さん、よく

          あまりにも美しすぎるので

          希望と絶望とを取り違えてはいけない

          と、岡田斗司夫が言っていた。 ゼロか100かで考えがちな、バランスの悪い私たち。 自分にできなかったこと、無理だったこと、挫折、失望、他人の目。 自分で自分をがんじがらめにしている夜、あるいは昼のさなか、ひとりで布団の中で、絶望の数を数える。 ー今ごろは○○の仕事をするはずだったのに。 ー人並みに卒業だけはできたはずなのに。 ー結婚できないなんて思わなかった。 こんなこともできないのなら、 私はどこへいってもダメなんだ。 こんな私に未来は無く、足元の崖から先には荒波

          希望と絶望とを取り違えてはいけない

          自分の中の子どもを癒す旅【メンタル】

          私はカウンセリングに通っている。回を重ねるごとに、①夢に見ること②子ども時代の自分はどうだったか、ということについて主に話すようになった。 そこから、子ども時代(幼稚園生〜小学校2年生くらい)にひっかかりがあることに気がついた。 夢に出てくる人や状況もそれに関連する。人に言おうとするとき喉まで出かかって言えないことでもあり、今まで心療内科の先生や別のカウンセラーにも話さなかった。子ども時代?問題ありませんでした。というように。 けれど、内向的な子どもだったころの私を癒す

          自分の中の子どもを癒す旅【メンタル】

          おみやげ、そのかさばる気づかい

          オランダから沖縄に帰るときに、おみやげをほとんど買わなかった。 精神不安定なところをやっと飛行機を予約し、何ヵ月いるか分からない帰省先に持っていく荷物をまとめ、コロナのテストを受けて、と慌ただしかったので、余裕がなかったのだ。 83リットルのスーツケースにやっと服や書類を詰めこんだあと、夫が冷蔵庫を開けてチーズをおみやげに持って行ってと言う。チーズといっても1kgの分厚いかたまりだ。手渡されたそれを、あまり衝撃を受けないスーツケースの中央部分に押し込んだ。 空港ではいく

          おみやげ、そのかさばる気づかい

          外国暮らしと”本”の話 電子書籍?

          外国で暮らすと決めた人間は、生活のあらゆる部分であきらめなくてはいけない。 それは「外国に骨を埋めるぞ」という熱い覚悟というよりも、現実的で、庶民的な生活の中での結果としてのあきらめだ。 お風呂に肩まで浸かるのが毎日の習慣であっても、バスタブ付きの部屋が見つかるとは限らない。立派なバスタブと周辺の治安とを天秤にかけて、バスタブ付きという要望をリストから外すしかないときもあるだろう・・・。命あってのお風呂だから。 食事、医療から美容院や郵便事情まで、現地の水準というか当たり

          外国暮らしと”本”の話 電子書籍?

          外出恐怖(回避)の克服ステップ

          Sakuです。 外に出るのが苦手。 沖縄でもオランダでも、調子が良くて外出を楽しめる日々もあれば、ぱたりと外に出るのが怖くなり、回避することもあります。 いつから外に出ることが怖くなったかというと、10代の終わり、大学生のころから。親元を離れた大学生活で、 着ている服が変じゃないかな? メイクが崩れてないかな? 顔の毛を剃ったのにまた生えてる・・・ と、見た目を気にしすぎるようになったことと関係していると思います。 新しい場所で一から知り合いを作る中で、心が無理をした

          外出恐怖(回避)の克服ステップ

          帰国日記④ノーカントリーフォーヤングウーマン

          ホームシックにならないというのは、とてもラッキーな才能だと思う。 飛行機に乗って、次はここ、その次はこの国、と移動して生きるノマドワーカー的な生き方が、よく話題にのぼる。パソコンさえあればできる仕事なら、好きなところに旅しながら生活ができると。 海外に住むのに限らず、日本国内でも、拠点は田舎にあって、気の向いたときに都会に出てくるというような生き方。 スキゾ型の彼らは、ホームシックにはならないのだろうか? 私は3時間の眠りから覚め、ユニットバスでシャワーを浴びる。髪は

          帰国日記④ノーカントリーフォーヤングウーマン

          帰国日記③ものすごくうるさくて、ありえないほど無自覚

          もっとも奇妙なことは、牛丼屋で起きた。 私は、ホテルから出て国道を少し歩いたところにある牛丼屋へ行った。受付の人が、チェックインのときに渡してくれた地図に載っていた。 その国道沿いは、何度も何度も通ったことがあるように思えた。大学のあった広島にも、旅行で訪れた熊本にも、愛媛にも、静岡にも北海道にも、そして私の故郷の沖縄でも。2車線道路の両脇に、国産の自動車屋、ファミリーレストラン、ラーメン屋、家電量販店が並ぶ風景だ。並びのひとつに牛丼屋があった。まっすぐ行けばきっとラブホ

          帰国日記③ものすごくうるさくて、ありえないほど無自覚

          帰国日記②宿泊客たちの沈黙

          緊張と興奮がまどろみに変わりかけた夜半過ぎに、ベッドが揺れた。 それは最初は、私自身が動いたことで起きたただのマットレスの振動に思えた。数秒して、部屋の窓枠や棚の扉がきしきしかたかたと鳴り、私はそれが地震だと分かった。 私が思ったのは死ぬことだった。やがて衝撃が起きて、鉄骨のがれきに飲み込まれて、死ぬ。私はスキポール空港で見送りに来た夫が、私の死を知って呆然となる姿を想像した。実家の父と母が地面にひざを付く姿を。私は、知らない場所で、知らない人たちと一緒に生き埋めになるの

          帰国日記②宿泊客たちの沈黙

          帰国日記①パスポートの耐えられない軽さ

          飛行機の中はすいていて、1列に2,3人の割合で席に着いている。2つ前の席には運動選手の女の子たちが乗っている。長い髪をひとつに結んだ綺麗な10代の子たちだ。彼女たちはおそろいの赤いユニフォームを着ている。 飛行機が動き出してしばらくすると、私は腕置きを上げて、通路側の席から真ん中の席に移った。U字型の枕を持ってくるのを忘れたから、不安定な首のままうたたねをした。 飛行機での眠りから覚めたときいつもそうであるように、喉が痛くて、ここがどこなのか分からない。もう暗くなった機内

          帰国日記①パスポートの耐えられない軽さ

          日本に一時帰国して思うこと【殺伐とした社会】

          Sakuです。私はオランダから日本に一時帰国しています。 オランダでPCR検査を受け、陰性結果が出たあとに飛行機に乗り、成田空港近くで待機しました。 その待期期間も終わり、地元の沖縄の実家に戻っています。 オランダのPCR検査はこちらのサービスを使いました↓ ↑厚生労働省 ↑Nederlandwereldwijd.nl、オランダ側からの渡航の情報 日本的お役所仕事飛行機が着くと、まず空港でPCR検査の流れが始まります。 それは日本的お役所仕事の凝縮バージョンみた

          日本に一時帰国して思うこと【殺伐とした社会】

          帰国して隔離も終えて…日本の女性の眉と髪の毛の綺麗なことよ。美容室へ行くぞ。

          帰国して隔離も終えて…日本の女性の眉と髪の毛の綺麗なことよ。美容室へ行くぞ。