マガジンのカバー画像

公認心理師が教える!幼児健診の歩き方👣 1歳半健診編

10
1歳半健診編の今シリーズは、 実際に幼児健診で使用されている問診票を取り上げて健診のなかでの発達がどうみられているかを解説。 発達年齢の目安になる子どもの行動も具体的に教えます。…
運営しているクリエイター

#1歳半健診

【新米パパママにおすすめ】公認心理師が教える/幼児健診の歩き方/1歳半健診編 #2「視線」

【新米パパママにおすすめ】公認心理師が教える/幼児健診の歩き方/1歳半健診編 #2「視線」

こんにちは。
前回、呼名についてお伝えしました。

(まだ読んでいない方は、こちらもどうぞ↓)

視線

1歳半健診では、
呼名と同じくらい重視されるのが、
今日お伝えする「視線」です。

「呼名・視線」、または「呼視(こし)」と、
並んで表記されることもあるように、
問診の場面で、同時に確認される大事なポイントです。

なぜ重要なの?

乳児が徐々に目が見えるようになったときに、
視線を介して外

もっとみる
【新米パパママにおすすめ】公認心理師が教える/幼児健診の歩き方/1歳半健診編#3「指差し」

【新米パパママにおすすめ】公認心理師が教える/幼児健診の歩き方/1歳半健診編#3「指差し」

こんにちは!
お待たせしました!
幼児健診の歩き方 1歳半健診編の第3弾です。

前々回が「呼名」、前回が「視線」と続いて、今回のテーマは「指差し」。
これら3つが1歳半健診の発達の目安の肝になる、3大ポイントと言えるでしょう。
とくに、今回お伝えする「指差し」は、言葉の発達を予測するものとして、健診の場では重要なポイントとみなされています。

(前々回の記事はこちら↓)

(前回の記事はこちら↓

もっとみる
【新米パパママにおすすめ】公認心理師が教える /幼児健診の歩き方/1歳半健診編  #4「言葉」

【新米パパママにおすすめ】公認心理師が教える /幼児健診の歩き方/1歳半健診編 #4「言葉」

「幼児健診の歩き方」へようこそ!
ナビゲーターののびしろ丸です。
1歳半健診編の4回目、いよいよ後編です。
今回のテーマは、「言葉」です。

はじめに

言葉についての相談は、1歳半健診でも多くみられ、親御さんの関心が高い領域です。

ママ、パパ、じーじ、ねんね、
アンパン(マン)、ワンワン、バイバイ、
あっち、きた、ニャーニャー、カンカン、
はい、どうぞ、しまじろう、くさい、
おちゃ、もうちょっ

もっとみる
【新米パパママにおすすめ】公認心理師が教える/幼児健診の歩き方/1歳半健診編#5手の運動

【新米パパママにおすすめ】公認心理師が教える/幼児健診の歩き方/1歳半健診編#5手の運動

こんにちは。
幼児健診の歩き方、ナビゲーターののびしろ丸です。
第5弾の今回のテーマは、「手の運動」。
手の運動からみた、運動機能面と発達心理面の結びつきについて、話をしていきたいと思います。

手は突き出た(大)脳

と、言ったのは、
ドイツの哲学者カントですが、
その言葉が象徴するように、手の動きとこころのはたらきは、密接な関わりがあります。

1歳半健診では、
乳児期に歩行などの粗大運動が完

もっとみる
【新米パパママにおすすめ】公認心理師が教える/幼児健診の歩き方/1歳半健診編#6「言葉の理解」

【新米パパママにおすすめ】公認心理師が教える/幼児健診の歩き方/1歳半健診編#6「言葉の理解」

こんにちは!
幼児健診の歩き方ナビゲーターの
のびしろ丸です。

今回、第6弾のテーマは、「言葉の理解」。
今シリーズの第4弾「言葉」では
1歳児の言葉とその表出、
「言える言葉」についてお伝えしました。

前々回の記事はこちら↓

今回は、子どもが言われていること(指示)を、どのくらいキャッチしているかの理解度、
「わかる言葉」について話をしていきたいと思います。

ことばの氷山

子どもの言葉

もっとみる