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第一章 職場にいる≪扱いにくい人≫ 3項 企業内での発達障害にかかわるトラブル事例

これからお読みいただく記事は、わたくし橋本さきこが、これまで心理士として延べ1万名以上の方とカウンセリングやコンサルテーションを通じて築きあげた経験や現場のリアルな声、ケーススタディに基づいた対応法・解決法をまとめたものです。

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会社・学校・職場のメンタルヘルス

【プロローグ】-私たちの知らない世界ー
第一章 職場の中の≪扱いにくい人≫
1項 あなたの会社にいる≪扱いにくい人はもしかして…
2項 職場で≪発達障害・精神障害≫問題を乗り越えられる人
3項 企業内での発達障害にかかわるトラブル事例
第二章 発達障害・精神障害について
第三章 自殺について
第四章 コロナ禍で生きるために
【エピローグ】
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あなたやあなたの周りの方にとって、魅力溢れる職場の実現を願って書いていきますので、ぜひ【プロローグ】よりご覧ください。

第一章 職場にいる≪扱いにくい人≫
3項 企業内での発達障害にかかわるトラブル事例
私が関わったケースをいくつかご紹介します。

『反発を繰り返す若手社員を抱えた管理職』

管理職 山田さん(仮名):40代・男性・某大手企業マネージャー職
タイプ:穏やか/調和と善意の優しい統率者
新メンバーが加わった際にランチ会等の場を設け、メンバーの交流を図るよう心掛けている。

若手社員 祐樹さん(仮名):新卒入社2年目・男性
タイプ:強気/負けず嫌いな一面がある
ハッキリとした言動から同期の中ではリーダー的存在。与えられた仕事は、一番に終えるが小さなミスが目立つ。

祐樹さんは入社2年目を迎え、山田さんがリーダーを務めるプロジェクトチームへの参加が決まりました。威勢のいい祐樹さんの標板を聞いていた山田さんは、チームがよりエネルギッシュになると思い、祐樹さんを歓迎します。チームメンバーたちは、圧倒されながらも同じく歓迎していました。

ノリがよい祐樹さんですが、小さなミスを繰り返していたため先輩が指導や訂正方法を伝えるものの、祐樹さんからは謝罪の言葉はなく、言い訳と捉えられるような主張ばかりが出てきました。
この態度は、管理職の山田さんにも同じでした。むしろ、山田さんに対しては、自分は悪くないという主張をより強めます。
この様子をみていたチームメンバーたちは、祐樹さんと距離をとり始め、チームの人間関係全体が希薄な状態になってしまいました。

しばらくして、祐樹さんが山田さんに「先輩にハラスメントを受けている」と訴えてきたことをきっかけに、山田さんは私に相談をするようになったのです。

ここまでの情報でも、祐樹さんが発達障害である可能性がみてとれます。
あなたの職場ではこのような事例、おきていませんか?

>相談を受けた私が行ったこと

では、この事例で私が具体的に行った”対処への道”について纏めてお話ししていきます。
同じような立場の方にとって、何かのお役に立つかと存じます。

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