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実際に暮らしてみたオダ―ホイスコーレの特徴、感想。


 私は、現在フォルケホイスコーレのうちの一つの学校、オダ―ホイスコーレに通っています。フォルケホイスコーレとは、日本でいう大学の位置づけにある学校組織である。しかし,大学や単科大学とは全く違い、単位や学位は取れないが、自由な雰囲気の中で自然を謳歌しつつ学べる学校である。(wikipedia参照)

 実際にオダ―ホイスコーレの特徴、生活してみた感想をまとめ紹介しようと思います。


・非常にインターナショナルに力を入れています。全生徒で約100人以上在学しており、その内27人がインターナショナル(デンマーク以外の国籍)となっています。その内, 日本人は計4人います。
そのため、授業や集会はほとんど英語で行われます。
(一部の授業はデンマーク語のみ)


・多様な授業が開講されており、特にクリエイティブな授業が多いです。
私は選択科目として、Drawing, Photograph, Designproject, Percussion,  Winterbathing, Danish, Yoga, Choir, 3Dcreativeなどがありました。
ほとんどの授業で、自分のテーマを決めてプロジェクトを進める機会がありました。
例えば、フォトクラスでは、「自然との繋がりで生まれる感情」をテーマに4枚の写真を展示しました。自分が表現したいものは何か、そのためにどのモデルでどの環境でどう演出するのが良いのかを模索しました。


・ご飯が以上に美味しいです!(笑) キッチンのシェフが本格的な料理を毎日振舞って下さるので日本食が恋しくありません。

Lunch



・どこのフォルケホイスコーレもあるらしいのですが、ほぼ毎週末パーティーが開かれます。各週テーマがあり、コスチューム、飾りつけ、ゲーム、出し物、などを行います。例えば、映画コスチューム、キッズ誕生日会、海の中、クリスマス、ハロウィーン、タレントショーなどなど。とてもクリエイティブさが試されます。

Kids party


感想としては、
・先生との距離感が非常に近いことです。ほぼ友達のような
距離間で挨拶や会話コミュニケーションをしていました。
例えば、校長先生は学校の敷地内に住んでいるため、お宅にお邪魔してお話をさせて頂いたりと”いつでもウェルカム” という感じです。
経験のある大人の話、一人一人の生き方、人生を聞く機会はとても貴重でした。私も自分の人生を語れる人、人生の分岐点や自分の好き、得意なことを理解している人になりたいと感じました。

校長先生のお宅



・興味のあることに簡単に挑戦できる。学校内の設備器具はいつでも誰だも自由に使えます。私も、永い間弾いていなかったピアノを始めたり、挑戦してみたっかったギターやジムでのトレーニング、ミシンや水彩画、セラミック、編み物を始めました。→実際に手を動かして何かをすることで、日本にいたときと空き時間の使い方や心の充実度が大きく変わりました。


自分の個性、長所に気づくことができます。授業の形態も自分を表現するクラスが多かったのですが、日常でも自分を表現する場がたくさんありました。
例えば、スポーツ大会を開催したり、Facebookを使って呼びかけをしたり、古着交換イベント、コンサートを開催したり、特技を披露する会が開かれたりもしました。
わたしは日本食を全校生徒に振舞ったり、朝礼会で日本で訪れるべきこと、するべきことを紹介したりしていました。
企画をしたり、なにが得意なことでどう貢献できるのかを考えられる良い機会になります。


・人とのコミュニケーション力(英語力)があがる。全校生徒が同じ建物で暮らしているため会話をしない日はありません。私は一人が好きなタイプなので最初は戸惑っていましたが、一人になりたいときは自分の部屋があるので人との距離感は大丈夫でした。
食事はビュッフェ形式で、昼と夜は6人テーブルで一斉に食べます。そのため会話を強制的にする環境があります。(笑)また、リビングルームやコモンエリアでみんなで集まって会話をします。
これは北欧特有のHuggyという文化の表れで、日本で例えると”冬にこたつでミカンを食べながらトランプをする。”そういう環境が年がら年中いつでも見受けられます。幸せですね~

 最後に私はこの学校に来て本当に良かったと心の底から感じます。
いろんな国の温かい人々に囲まれて笑いあって過ごした日々は忘れられません。
 ぜひ、フォルケホイスコーレの学校選びで迷われている方はOdder højskoleをチェックしてみてください!😊


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