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ビジネスでの「利他」や「give & give」の探求

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『株式会社週休いつか』という名前の会社をはじめて6年。当然のことながら営利企業なんですが、「利他」「give & give」をテーマにした組織論や事業展開の思考実験を実践してみた…
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#裏山しいちゃん

「高校生によるまちづくり」にはもちろん裏がある

「高校生によるまちづくり」にはもちろん裏がある

「変な会社」をやっているため、会社に地域の高校生が普通に居たりするようになり、飯田市産業経済部「高校生と地元企業とを『つなぐ事業』」のモデルにもなっています。

そんな彼らがいろいろと活動されていて、そんな活動の中でも最も関心を集めているものが「高校生によるまちづくり」です。

例えばこんな感じ。

一般的には高校生といえば、勉強しているか、部活をやっているか、ゲームをやっているか、たいがいそんな

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「琴平社」で運営側に回ってみたら皆んなが幸せそうだった話

「琴平社」で運営側に回ってみたら皆んなが幸せそうだった話

「二年参り」という言葉を聞いたことはありますか?

長野県では初詣のことを二年参りって言う人、多いです(というか全員?)。もともとは「二年参り」だったものが、廃れたという話もあるようですが、定かなことはわたしは知りません。(以下、わたしは神社に関して素人で、いろいろ言い回しなども含めて不備がございましたらすみません。)

そんな「二年参り」の運営側に回ってみたお話です。

会社が境内にあって、唯一

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地元の高校生と503日の「勝手に長期インターンシップ」

地元の高校生と503日の「勝手に長期インターンシップ」

春は別れの季節と言うけれど、来春は感慨深い春になりそうです。現在、高校3年生の彼女は2年生の夏にインターンシップで会社に来てくださった学生グループのひとりです。株式会社「週休いつか」はいちおう広告デザイン会社なので、デザインが好きな方々がいらっしゃることが多いのですが、彼女もそんな理由で選んだのだとか。

その彼女との2日間のインターンシップは、あれから1年半経った今もなお継続中です。

数えたら

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専門学校の授業や高校生の駄菓子販売にみる「働くということ」

専門学校の授業や高校生の駄菓子販売にみる「働くということ」

ここ数年、「地元の食品メーカーさんから商品仕入れて、地元の店舗さんの軒先をお借りして、実際に売る」という授業を専門学校でやらせていただいています。

当初はもっと小規模でパッケージデザインのみの授業だったのですが、「パッケージだけじゃモノを売るにはいろいろ足りないから店頭もやろう」とPOPやマネキンも授業の領域になり、そのうち「商品のバックグラウンド必要だよね」となり、いよいよ商品選択(仕入れ)と

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「社会課題解決型ビジネスが時流」って話はあたり前田のクラッカーなのか?

株式会社シンカの町井社長から送っていただいた「Eggs」という環境省の冊子を拝読していて、先日来、気になっている事柄に対するヒントがあってちょっと嬉しい。ちょっと長い文章になるけれど、自分の思考整理のためにも、また社員さんも読んでくれるかなって思うので、久しぶりに文章を書いています。最近、Twitterに軸足が移ってて140文字以上がつらい(苦笑)。

自治体に頼る時代は終わりなの?先日、地域の未

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