家族がキャバレーで昼食を楽しんでいる。
洋服を購入するために、国鉄が停車する駅の近くにある商店街に行くことを楽しみにしていました。数ヶ月に一度、バスを利用して訪れていました。
母はいつも「お昼にしましょう。いつものキャバレーに行ってみましょう」と提案してきました。私たち兄弟もその店の名前がキャバレーだと思っていたため、期待に胸を膨らませて向かいました。
地下に続く階段を降りると、暗い部屋に入ってしまいました。
そこは一瞬で真っ暗になり、大きなホールが広がっていました。
もちろん舞台もありました。
私たちはふかふかのソファに腰を下ろし、メニューを見ながら注文をしました。その時、わずかに光が差し込んでいたため、なんとか内容を確認できました。
お子様ランチとクリームソーダを頼み、待っている間にテーブルの横にあるガチャガチャを一回ずつ楽しむことも、私たちの楽しみの一つでした。
店内には子供連れの家族や、親密な雰囲気の大人たちも見受けられました。
料理が運ばれてくると、チャイナドレスを着た美しいお姉さんが持ってきてくれました。私たちは洋服の話をしながら、チキンライスを味わいました。
最後には、楊枝に刺さった国旗を持ち帰ることに決めていました。
今振り返ると、本当にキャバレーだったのかと疑問に思います。
夜の営業の前に、新人の方が昼間に営業して踊りの練習や接待の練習をしていたようです。
子供がレストラン感覚で訪れていたことを考えると、母も少し大胆な行動をしていたのだなと感じます。
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