sakaagari

ある程度生きてきました。このごろ今までのことをだれかに話したくなりました。興味があった…

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ある程度生きてきました。このごろ今までのことをだれかに話したくなりました。興味があったら見てください。

最近の記事

【Starlight Destiny#44】裏のおばさんとの修行(1)

無思考に行なった「まじない」のことはだれにも話せず、 一週間が経った頃ちーちゃんのところへ裏のおばさんが たまたま遊びに来た。 帰るときに、そ~っと声をかけて稟僧を召喚され、 3人で話すととても叱られました。 たくさん叱られました。 静かな時間が少し流れた後、 「おばちゃんとちょっと旅に出ないかな?お母さんは気分転換に旅行に行きたくて、一緒に連れていってあげるから」と言われました・・ そして小学校を土日挟んで3日休みました。 どこをどう歩いて電車に乗ったかはっきりとは覚

    • 【Starlight Destiny#43】天国への電話

      亡くなった方との対話を望み、 曾祖父が教えてくれた「まじない」を唱えて、伝えたいことを話すと、 ありがたい現象が起きて夢枕でお話しできるようになりました。 その現象がどれほどの人数と話せるのか、自分自身の力量を確認するために、毎晩続けていました。 しかし、ある日突然声が出なくなり、高熱を出していました。 いったいどれくらいの期間眠っていたのでしょうか? 両親が目を覚ましたとき、私の枕元にいて泣き崩れていました。 稟僧の言葉で確認しましたが、「伝心をしるぎると現世の肉体が

      • 【Starlight Destiny#42】いやいや行ったそろばん教室

        父や高畑のおばちゃんたちは 商売をやっているときに必ず「そろばん」を使って計算する パチパチ聞こえる音がとても心地いい 父に習ってみたいと話したら家から歩いて10分ぐらいのところに 個人宅で教室があると聞いていくことにした。 あまり人と言うより、安易にそろばんを習うという頭しかなかった そろばんの先生は男性でかなり厳しい方 少しでも間違えたりすると、大声で怒鳴られたり、手を叩かれたりする 最初は我慢していたけど、どんどん苦痛になってきた。 妹は入って2日で違うお友達が通う教室

        • 【Starlight Destiny#41】年末のお楽しみ「のりたま」寿司

          父は自営業をやっていたので年末は約束手形の回収のため 集金に毎日明け暮れていた。 決まって集金がすべて終わると、母に 寿司頼んだらどうだ~と言われて 母が寿司屋に電話する その声を聴いた瞬間 私たちは「のりたま」でと騒ぐ のりたまと言うのは たまごとのりで巻いたかんぴょうとかっぱ巻きの3種類が入っている 桶のこと 私たち兄弟は、おじちゃんのせいで魚が食べれなくなってしまっていたので 「のりたま」を食べるのが楽しみだった 大人たちは生魚を使ったお寿司 それを夕食を囲んで初めて今

        【Starlight Destiny#44】裏のおばさんとの修行(1)

          【Starlight Destiny#40】ちーちゃんと老人会旅行と私たちの思い出

          ドンパン集まり仲間も日に日に病院に入院や亡くなったりして人数も 少なくなったので知らないうちに集まりが終わっていた あの頃が懐かしいな~。お小遣いもらえたし(笑) ちーちゃんもさみしそうだった ある日、ちーちゃんが 老人会会長に就任した 家から数十分にある小さな旅行会社に日帰り旅行のパンフを依頼し みんなを召集して、ドンパン集まりから、旅行に出かける集まりとなる 観光バスは老人とその家族まで行けることになっていたので 父が自営業やっている関係、どこも行くことができなかった私

          【Starlight Destiny#40】ちーちゃんと老人会旅行と私たちの思い出

          【Starlight Destiny#39】迎え火の気慰み

          お盆 ご先祖様をお迎えする迎え火 私は1年の中でこのたった1日が昔から大好きだった お墓に行って、周りの方々が迎え火の煙を焚くと わいわい、がやがや 空から声が聞こえてきて 本当にたくさんの人が歩いて降りてくる あ~。なんて心地いい時間なんだろう お墓の周りに今いる人間以外に3倍ぐらいの人たちが集まっている 「おや、大きくなったね」「ずいぶん年をとったんだね」 いろいろお話が聞こえて 一番の気慰みは 曾祖父母に会えること 目の前に来られて実際に会話できるうれしさ 誰にも気にせ

          【Starlight Destiny#39】迎え火の気慰み

          【Starlight Destiny#38】父の家出と母の頑張って運転したで賞

          母がやっと今まで通りの生活に戻ったころに 父が店を閉めてから外で飲むようになっていた。帰宅も午前様が多く 夜中に夫婦で喧嘩している声が聞こえた たまに、ちーちゃんが参加して3人であれこれ言っているな~ぐらいだった 大きな喧嘩をしてから数日後 父の書置きがあった 「探さないでください」 ちーちゃんが 「普通、メモの走り書きって、わざわざ半紙に墨で書いていくもんかな~ 勝手にしておけばいいよ」と言っていたが母は動揺しきっていた 父は川田夫婦・高畑のおばちゃん以外に 運転手を8人抱

          【Starlight Destiny#38】父の家出と母の頑張って運転したで賞

          【Starlight Destiny#37】おやすみどころが半分焼けた事件

          川田さんのおじちゃん・おばちゃん・高畑のおばちゃんたちが お昼休憩するために、父が木造で小さな平屋を作り そこでみなさん昼休みを取っていた 私たちはその部屋のことを「おやすみどころ」と呼んでいて 時間があればその部屋に行ってはお話したりしていて 自宅と違った憩いの場だった。 夕方、父が 「なんか焦げ臭くないか?」と言い始めて あちらこちら探していたら おやすみどころの壁に火柱が上がっていた 「火事だ!!大変だ」と途中すっころびながら父が叫んでいて 119を呼んだ 消防が来

          【Starlight Destiny#37】おやすみどころが半分焼けた事件

          【Starlight Destiny#36】お母さんの涙とおいなりさん

          祖母が亡くなってから、母は毎日憔悴しきっていて 朝起きてもすぐ寝る生活になってしまった。 何を話しても反応なく 仕方なく稟僧を召喚しても 「いまはそっとして差し上げなさい」と言われていた 4つ下の弟を幼稚園に連れて行くのも私だった 2つ下の妹は川田さんのおばちゃんに料理を習って食事を作っていた 洗濯はちーちゃんがやっていた。 父も「お母さんが自分で何かしたいと言う気持ちになるまでは みんな静かに見守るように」と言われた ドンパンお小遣いも入らず、他の人に会えない寂しさもあ

          【Starlight Destiny#36】お母さんの涙とおいなりさん

          【Starlight Destiny#35】祖母を蝕む病と最後に握った手

          私が小学4年の時に大好きだった祖母が亡くなった。 亡くなるまでは、時間的にあっという間だった 胃の具合が悪いのなら病院に行きなさいと母に散々言われているのに 『忙しい』・『病院は怖い』・『お金がない』の3言葉しか言わない人だった。 豆腐屋で油揚げをずっと揚げてきた祖母が突然 吐血した そばにいた放浪生活をしていたおじちゃんが慌てて救急車を呼んだ 家からだいぶ離れた寂しい大きな病院に搬送された 診察の結果 末期の胃がんで余命は1か月ですと宣告された 父・母・母の姉・祖父・おじち

          【Starlight Destiny#35】祖母を蝕む病と最後に握った手

          【Starlight Destiny#34】大好きなおじちゃんだけど嫌な時もある

          曽祖父が亡くなってから祖父母だけになったため 一人暮らししていたおじちゃんが帰宅した。おじちゃんは母の弟。 曽祖父と祖父との性格の不一致で喧嘩した瞬間、家出をしてしまい 私が最初に会ったのは小学生の時だった。 とにかく明るい人で人間でも太陽な人がいるんだな~と思った 人を笑わせるのが大好きで話の話題が膨大にあった。 家出してから大型トラックの免許を取り、日本全国を周っていたので いろんな地方の話が聞けて面白かった たまに、男はつらいよをテレビで見たときに祖父母に おじちゃん

          【Starlight Destiny#34】大好きなおじちゃんだけど嫌な時もある

          【Starlight Destiny#33】稟僧と風星のそれぞれの役割と私のこころ

          稟僧は大人な考えが出た時に右に出てきて私に励ましをくれる 風星は子供な考えができた時に左に出てきて私と一緒に子供になる 自分は常に中央にいて、どっちも転ばないときは自分らしさがあるが いざ、大人の気持ちを考えるとすべて稟僧に支配され 面白いことを考えてやんちゃしたいときは風星に支配される 時々、自分らしさが欠けてしまって、もしかして病気なのか? まず、自分以外の人間と心の中で話す事態がおかしいのでは?と 思うようになった 祖母に聞くと 「それは生まれもった者にしかできないこ

          【Starlight Destiny#33】稟僧と風星のそれぞれの役割と私のこころ

          【Starlight Destiny#32】日々大変の意味その2 妹とタンバリン

          ピアノを習っていた妹だが 教えてくれる先生がちょっと神経質すぎて 習っていても毎回緊張していて エリーゼのために!! いえ、ちちのために!!に代わっていった 何を弾いても先生にものさしで叩かれて 小さな子供の心を壊していった ある日、公園でレゲエの人がライブをしていた 妹は何を考えたか 突然、ピアノからタンバリンに楽器を変更した なんと、タンバリンでエリーゼのためにを奏でようと思ったらしい ピアノの先生には 「もう、ピアノはやめます。ありがとうございました」とメモを ピア

          【Starlight Destiny#32】日々大変の意味その2 妹とタンバリン

          【Starlight Destiny#31】日々大変の意味その1 私とバイオリン

          姉妹にピアノを習わせて エリーゼのためにを聞くのが父の夢になり 夢の片棒をかつぐのが妹になった 私はテレビで見たバイオリンが気に入ったので 父にせがみバイオリンを買ってもらった 家からバスで30分・その後電車で15分の個人宅で バイオリンを習うことになった 一生懸命通って3か月を経過 毎日家でも練習して 川田さん夫妻・高畑のおばちゃんにも聞かせていた みんなに褒められていた しかし 地獄はすぐ来た お店でお父さんがお昼を食べているときに少し店番をしていた 知り合いの大

          【Starlight Destiny#31】日々大変の意味その1 私とバイオリン

          【Starlight Destiny#30】鯉のぼりと一体化した弟

          昔は鯉のぼりを上げるお宅が多かった。 家に鯉のぼり用のポールを準備して引き上げロープに鯉のぼりを入れて 矢車まで上げていく 弟は自分の鯉のぼりを見るのが大好きで 決まって鯉のぼりの中に潜るのがお気に入りだった 吹き流し・黒鯉・赤鯉・青鯉・緑鯉・橙鯉があった 私たちも準備中に鯉に入って 人魚姫ごっこを妹と普通に遊んでいたのを見て 真似て入ってしまったのでしょう 鯉のぼりを上げると弟がいないことに判明 よ~く見たら 一番下の緑鯉のお腹あたりに影が見えた たまたまきっちりはまってい

          【Starlight Destiny#30】鯉のぼりと一体化した弟

          【Starlight Destiny#29】工員さんのピンク色のお弁当と間違えた色合い

          工員さんの中に笠原さんというおじさんがいた 明るく私たちも分け隔てなく怒ってくれて そんなおじさんが大好きだった お昼になるといつもコソコソお弁当を食べていた こっそり見にいくとお弁当が全部ピンク色だった。 「きれい~」と言ったら照れくさそうにお弁当箱のふたを閉じて ふた側にお弁当をひっくりかえして 「え!?全部白色だよ。見間違えたかな?」と言う 確かにピンク色だったのにな~と思って 川田さんのおばちゃんに聞いたら「笠原さんはねお金を貯めるためにごはんの上に桜でんぶを乗せ

          【Starlight Destiny#29】工員さんのピンク色のお弁当と間違えた色合い