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読書記録(2023/4)

●VISUALIZE 60

(著) 日本デザインセンター編
日本デザインセンターの過去の制作案件がまとまっている本。
また新たにポートフォリオを作ろうと思い、参考に読みました。わくわくするまとめ方と、アウトプットの幅広さが素晴らしい。
デザイナーになってから、原研哉さんの本は何度も何度も読んで、自分がデザイナーとして成長するたびに受け取れる情報の精度が上がっていくことを感じている。そして彼は日本人でよかったとも思わせてくれる人で、私も自分の人生の中で最終的には自分が制作したものを通じて「日本人でよかった」と誰かに思ってもらえるようになりたいってずっと思っています。

●NYのアートディレクターがいま、日本のビジネスリーダーに伝えたいこと

(著) 小山田 育 / 渡邊 デルーカ 瞳
ブランディングに関するブログを書いている流れで友人のまいまいがおすすめしてくれた本。日本人がアメリカ在住×グローバル案件でブランディングをする際にどのようなマインドセットで向き合っているかの思想と、実際の案件エピソードを紹介している本。紹介されている内容と自分の認識(ロンドン版)はほとんど同じ認識で、このまま淡々と進めばいいんだと思わせてくれました。


●Asymmetric typography

(著) Jan Tschichold
ヤンチヒョルトは1900年初頭に活躍したドイツ人のタイプデザイナーで20世紀のグラフィックデザインの基盤を築いた人のひとり。装飾を足していく手法でデザインを派手にしてきたそれまでの時代から、「必要な要素のみをタイプフェイスや各要素の関係性で意味を構築する」というコンセプトがいかにモダニズムに合う考え方だったかというのをやっと理解出来てきた。削ぎ落とすからこそ細かな美意識で全部が決まる、という領域をもっとちゃんと追求したくて、最近ずっとそういう勉強をしています。


●Balance in Design

(著) Kimberly Elam
過去に美しいと言われてきたアートやデザインを分析すると数学的にも美しい比率が隠されているということを紹介している本。この本も上の本と合わせて読んで、一旦頭で理解したからこれからトライ&エラーを繰り返していきたい。この本の楽しいところは、アート・デザイン・家具・建物っていろんなものの数字を歴史の流れに沿って紹介してくれているところ。渡英してから本物の作品をみられる機会がぐんと増えたので、作品が身近になったなあ、としみじみ。


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