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美術展:SOLID LIGHT by アンソニー・マッコール @Tate Modern

「3分ミュージアム」と題して、世界中のアートをアートはビギナーな私の目線で紹介していくシリーズ3回目の記事です。すべての記事はInstagram上で英語で公開していて、メインでは英語でのライティング力をアップする目的で書いています。

今回も前回と同じ美術館「Tate Modern」で今やっている展示のご紹介です。ちなみにTate Modernはもともと発電所だった建物を改装して作られています。2000年にヘルツォーク&ド・ムーロン建築事務所によってデザインされたのだとか。外観も内観もずっしりしている存在感がたまらないんですよね。ロンドンの街並みの、古き良きを残しながら新しい要素を足していく絶妙なバランス感に敬意と美意識を感じて痺れます。

引用:Archi Daily

今回訪れた、ANTHONY McCALL(アンソニー・マッコール)は、光を使って彫刻を作ったアートが有名なイギリス人アーティスト。1946年生まれで、現代ではトレンドにもなっている光を使ったアートの第一人者ですね。

展示会場は、Perfumeのライブのステージにはいりこんだような、霧と光に包まれた空間で、友人と写真やビデオを撮り合いながら楽しんで体験している方が多くいらっしゃいました。

私たちも例にもれず、写真をお互い撮ったり、光のエッジを触ってみたり…

今でこそ「よくある展示」とも言えるライトでのアプローチですが、きっと彼がこのシリーズを始めた1970年代にはすごく前衛的だったのだと思います。そんなふうに、何かの「第一人者」になるって、凄く難しいことのように感じます。私が大学院でビジュアルリサーチをしていた時も、なんだか、自分がやりたいと思うことの全てがもう他の人にやりきられてしまっていて、何も新しいものを生み出すことは出来ないんじゃないか…と落ち込む気持ちになったことが沢山ありました。

ですが、自分の抱いた疑問と、メソッドと、メディア、その3つの組み合わせについては絶対に人と被らないから大丈夫!とTutorに言われて、人の作品を見て(これはパクリになっていないか?)という恐れを抱くことがなくなりました。

それでも、自分にとって新しいことに挑戦し続けるって勇気が必要です。私はこれからも、自分のことを信じながら、自分の恐れを何度でも乗り越えていきたいな、と思える展示でした!

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